「なんでボーマンダが飛べるか知ってる?」
学生時代、ポケモンにドハマりした時期があった。
当時の僕も、まさか自分が幼少期に遊んでいたゲームに高校生になって再びハマるとは思いもしなかった。
そのキッカケを作ったのが友人のKだった。
Kは純和風的なイケメンでありながら、アニメ・漫画・ゲーム・ラノベといった『いわゆるヲタク高校生の趣味』の範疇外にはとんと無関心な人間で、休日に会うと決まっていつも同じ服を着ていた。
髪型も季節による微妙な長短こそあれ、基本的には全く同じ無精に伸びたおかっぱ頭で、本来多感な時期にあるはずの高校生ながら、女子の目線など微塵も気にしているようには見えなかった。
また季節による髪の長短について聞いてみると、「秋冬は寒いから伸ばしてる」という実につまらない、それでいて誰よりもKらしい答えが返ってきた。
そんなKは昔からポケモンが好きで、毎日のように遊んでいた。
当時の僕は「全クリ後に何をそこまでやり込むことがあるのか?」と、端から見ていて不思議に思っていたが、ある日Kから「3値」と呼ばれるポケモンの基礎を教えてもらった事で、僕の考えは一変した。
Kいわく、ポケモンには「種族値」「個体値」「努力値」という3種類の数値の概念があるということだった。
平たく言えば
『種族値』…ポケモンごとに元々設定された能力値。動物にたとえるなら「チーターは足が速く、ゴリラは力が強い」といった各種族ごとの違い。
『個体値』…同じポケモンの中でも生まれつき異なる能力値。大雑把に言うと「才能」といったイメージ。「同じピカチュウでも、足の速い個体と遅い個体がいる」といった個別の違い。
『努力値』…生後の経験や努力によって伸ばせる能力値。プレイヤーの意向によって伸ばすステータスを任意に決められるため、同じポケモンでも様々な育て方が可能。この要素から「弱点である防御力を補うor防御力を捨てて長所の攻撃力に特化する」などの選択肢が生まれ、バトルに駆け引きを生む。
…といった感じ。
この説明を聞いた時、僕は初めてポケモンというゲームの奥深さに触れた気がし、ただストーリーをなぞる遊び方しかしていなかった幼少期を勿体なく思った。
こうして僕は当時Kが余らせていた「プラチナ」を借りて再度ポケモンの門を叩き、「3値」を理解した上で手塩にかけて育成したポケモンでパーティーを組み、毎日のようにKにバトルを挑んだ。
しかしKは強かった。
ロマン重視で無計画に好きなポケモンを繰り出した僕に対し、Kの選択は常に理に適っていて、ハイリスクな戦法を取ること自体が少なかった。
対して勢いだけの僕はいつも詰将棋の要領で追い詰められ、Kは勝利の山を築いた。
そんなある日、「どうにかKに勝ちたい」と思った僕は、当時の環境で無類の強さを誇っていた「厨ポケ」と呼ばれるポケモンを使用するようになった。
厨ポケ…中学生(厨房)が育ててもそれなりの勝率を誇るポケモン、または、極めて強力な能力値や技を持ち、対策をしていないと簡単に完封されてしまうようなポケモンのこと。
厨ポケはその時々の環境において頭一つ抜けた強さを誇る反面、人間同士の対戦において過度に使うと、ポケモンの醍醐味の一つである戦略の駆け引きを腕力だけで覆してしまうような危険さがあり、あくまでバトル中の読み合いによる緊張感を楽しみたい人達の中では、暗黙の了解的に使用が控えられる存在だった。
そんな厨ポケを使い始めた矢先、Kに対する僕の勝率は上がっていった。
しかし、そこには以前のような息をのむ緊張感や、勝利した時の達成感といった感覚はどこか欠けていた。
そんな僕に対し、Kには好んでほぼ毎回パーティーに入れるポケモンがいた。
それがボーマンダだった。
ボーマンダの属する「ドラゴン」というタイプは、当時の環境下において安定した強さを誇った。
そのため6匹のパーティーの中に少なくとも1匹はドラゴンタイプのポケモンを入れる、という選出パターンはごくごく一般的だった。
しかしこのボーマンダは当時の環境において、ドラゴンタイプの中でもあまり強い部類とは言えず、他のドラゴンポケモンと比べて、あえて選ぶ理由はあまりない存在だった。
しかしKは、何度負けてもボーマンダを使い続けた。
理論的で戦術に無駄のないKがこれだけは譲らず、頑なにボーマンダを使い続けた。
そのうち僕を含めKと対する時の友人たちは自然とボーマンダ対策を講じるようになり、Kのボーマンダは弱点である氷攻撃を何度も喰らい、毎日のように倒され続けた。
そのうち友人の1人が、
「Kもどうせドラゴン使うならボーマンダじゃなくてもっと強いの使えばいいじゃん!だいたいボーマンダって見た目もダサイしw羽根がイチョウみたいだしw」
と笑いながら言った。
そうからかわれる度に「うるせぇよ!w」とおどけて返しながら、その後もKは変わらずボーマンダを使い続けた。
そのうち僕も本当に不思議になり、2人でいる時に真剣なトーンで聞いてみた。
「なんでKはボーマンダを使うの?他のドラゴンじゃダメなの?」
するとKはこう返した。
『じゃあさ、なんでボーマンダが飛べるか知ってる?』
真面目にそう聞き返され僕が答えに詰まっていると、Kは誇らしげな笑顔でこう言った。
『”飛びたい”って願ったからだよ』
『だから俺はボーマンダが好きなんだ』
そう言ったKは、いつもより少し幼く見えた。
それと同時に、僕にはKのその少年のような笑顔がとても眩しく感じられた。
その後も周囲から徹底マークされたKのボーマンダは、日課のごとく弱点の氷攻撃を喰らっては無情にも倒れつづけたが、それでもKはずっとボーマンダを使い続けた。
それを見て僕は、厨ポケを使うのをやめた。
読むドルヲタ落語「クソリプ指南(あくび指南)」
overture(出囃子)
(※元ネタ「あくび指南」のあらすじ(※動画)
何をやっても続かない飽き性の熊五郎。
これまで色んな習い事をかじってきたが何一つ物にならない。
それどころか、 歌を習えば植木が腐り、踊りを習えば空に円盤が現れるなど、何かしら芸を習う度に事件を引き起こしてきた。
そんな熊五郎が性懲りもなく新たな芸を習おうと指南所へ向かっていると、道で友人の八五郎に遭遇した。
「初めての場所に一人で行くのは心細いし、せっかくなので一緒に行こう」と八五郎を誘う熊五郎。
そんな熊五郎の噂を知っていた八五郎は、一度はその誘いを断るものの、習う内容が「あくび」と聞いて興味が湧き、見学だけならと付いていくことになった。
そうして二人が指南所へ着くと、先生との挨拶もほどほどにいざ稽古へ。
さっそく「丸一日船に揺られる乗客」になりきるという、初心者向けの『夏のあくび』から指導が始まったものの、その内容は、
「お~い…船頭さん、船を上手にやっておくれ…堀へ上がって、一杯やって…夜は遊郭へでも行って遊ぼうか…船もいいが、こう長く乗ってると…退屈で…退屈で…(フワァ~ァ)ならねぇ…」
という長いセリフのある難しいもの。
当然、不器用な熊五郎は四苦八苦する。
途中でセリフを忘れたり、上手くあくびが出なかったり、挙句には間違えてくしゃみが出てしまう始末。
その上熊五郎は「遊郭」のくだりになるといつも話が脱線してしまう。
こうして一向に上達する気配がない稽古を見ていた八五郎が一言、
「おいおい、いつまでくだらねぇことやってんだ。お前らは稽古してるからいいけどよぉ…ただ見てるだけの俺の身にもなってみろ…退屈で…退屈で…(フワァ~ァ)ならねぇ…」
それを見た先生は、
「あら?お連れさんの方がご器用だ」)
(※この物語はフィクションです。諸々ご了承の上でお楽しみください)
えぇ~、毎度いっぱいのお運びをありがとうございます。
久々の「ドルヲタ落語」になりますが、筆者や当ブログのことを最近知ってくださった皆様の中には、このフォーマットを始めてご覧になる方もいらっしゃるかもしれませんネ。
しかし、何てことは御座いません。
言ってしまえばいつも通りの悪ふざけ。
伝統芸能の威光を隠れ蓑に、筆者が安全な場所から言いたいことを言うだけの定期的に出る悪い発作のようなモンです。
特に予備知識などを要することもないので、力を抜いて気楽に読んでいただければありがたいです。
えぇ~、話は変わりますが、
つい先日、怒涛の如く年が明けたかと思えば、もうすでに二月も終わろうかという今日この頃、日々のんべんだらりと暮らしている私ながら、『光陰矢の如し』という言葉が身に沁みる毎日でございます。
中でも特に、生まれながらにして『JCJSしか推せない!』という奇病を患った一部の界隈の皆様に置かれましては、推しが成長していくこの一分一秒の重み、厚み、尊さというものを、桜舞い散る季節を前にひしひしと感じていることでございましょう。
そんな一分一秒を、奇病を患っていない私なりに精いっぱい噛み締めながら、今日もこうして糞の役にも立たないネタブログを真面目に怠惰に書き綴っていきたいと思います。
さて、どれだけ年号が変わろうが、陽キャのキャス民がモイモイ言ってる間にひたすら無為を紡ぐのが陰キャを拗らせたはてブロ民の変わらぬ常。
既に身内ノリが出過ぎてうっすらスベり散らしているラジオブログの全責任を某相方に押し付けつつ、私はこうしてただ一人、券の丘で個チェキに酔うアチャーなヲタ活を引き続きstay nightしていく所存でございます(Heven’s Feelゎ神)
ただアレですね、いい歳こいてこうして一人ネットの海でアクアマンする以外に芸がないというのも、我ながらどうしたものかと思いますね。
昔から「芸は身を助く have Fun」と言うくらいですから、ひどく怠惰な私なりに、ブログで駄文を垂れ流したり、ライブの盛り時にファイボワイパーを咆哮する以外にも、何か真っ当な芸を磨かなければと思う今日この頃でございます。
しかしそんな芸ですが、中には『どんなに磨いてもしょうがない芸』というものもございます。
これから聞いていただくのは、そんな芸にまつわる下らない一席。
どうぞ肩の力の抜いて、最後までごゆるりとお付き合いいただければ幸いでございます。
・・・
飽き性に手足が生えたようなドルヲタの下腹(げばら)。
この下腹、各所で都合のいい事を言っては、数か月単位で現場を変え続けるどうしようもないKSDD。
推してるJCの反抗期が終わり、接触の塩加減が弱まったと思えば「〇〇ちゃんが大人になっちゃった…」とよく分からない病み方をして他界。
瞬時に別グループに乗り換えた先で、「一生〇〇ちゃんしか!」と新たな推しメンに鼻息を荒げた数週間後、お披露目公演で現れた新メンバーに一瞬で心を奪われると、その『グループ内推し変』というハイパーギルティは流れるように元推しに感づかれ、特典会中に背筋の凍る視線を向けられて半分チビりつつ逃げ去るように他界。
それでも懲りずに再度新天地を見つけて通いだすと、今度は前回の反省を踏まえ、しっかり心が決まるまで安易な『しゅきしゅき発言』を控えながら慎重に推しメンを選定した下腹。
そうして辿り着いた新たな推しメンも、推し始めて間もなく若いイケメンのヲタクが推し被りに付いたことから、器の小さい下腹は嫉妬に狂って即他界。
そしてとうとう限界極まる地下現場まで堕ちた下腹は、偶然行った対バンで慣れない地下特有の熱量に当てられ突然開花。
「このグループはアイドルシーンを変える!」と青天井のハイテンションで知り合いに吹聴するまでに入れ込み始め、日々ツーステの練習をしながら忠義溢れるヲタク活動に身を投じ始めるものの、当の推しグループはこれまで散々「このn人でのし上がるんだ!」的なエモいストーリー展開をウリにしていた癖に、気付くとオリジナルメンバーが次々と不審な脱退を遂げていく。
そんな流れに相当なダメージを受けつつも、散々知り合いに大きいことを言ってしまった手前そう簡単には引き下がれず、なんとか気持ちだけで現場に留まった下腹だったが、休む間もなく起こったヤン〇ャン狩りのイキり炎上が決め手となり、とうとうその精神は破綻した。
そうして下腹は言うまでもなくまた他界したばかりか、一時期とはいえその現場に通っていた事実がバッキバキの黒歴史になっただけでなく、一番キマっていた時期のテンションを知り合いに定期的に蒸し返されては酒の席でイジられるという地味に重い十字架を背負うこととなった。
しかしことヲタ活に関してだけは変に打たれ強い下腹。
何度壁にぶつかっても止まることなく走り続けるその姿は、さながらクソガキが狭い児童館内に解き放った暴れミ〇四駆のような微笑ましい趣があり、その限界ぶりは安全圏から静観を決め込むTLのヲタク達を人知れず楽しませるのであった。
そんな下腹がたまたま現場のなかった休日にある場所を目指して歩いていると、向かい側から見知った顔が現れた。
「おっ、誰かと思えば陽太郎じゃねぇの!」
『ゲッ!そういうお前は下腹じゃねぇか!』
幸か不幸か出くわしたのは、下腹のヲタ友の”陽太郎(ようたろう)”だった。
「「ゲッ」とは失礼だな。ようよう、最近の推しメン事情はどうだい?」
『おいおい、主現場が同じなのに「推しメン事情はどうだい?」もクソもないだろ』
このとおり、かつてはまぁまぁリアルに仲の悪かった二人だが、なんやかんやあって今は同じ現場に通っている。
そんな二人が現在応援しているグループとは、ライブの盛り上がりに合わせてヘドバンしながら蹴鞠(けまり)をプレイするパフォーマンスが特徴の、パンクロック平安貴族系アイドル「ケマリスパート」。
(※イメージ)
いわゆる推し被り同士だった前現場ではうっすらギスギスしてた二人だが、色々あってこのケマリスパート現場に落ち着いてからは幸い推しメンも分かれ、こうしてブログで浅くパロってネタにできるくらいにはその関係は修復したのであった。
『ふん、まったく分かりきったことを聞くんじゃねぇや。俺と推しメンの"三井マコ(みいまこ)ちゃん"なら年中無休で絶好調よ!なにせ『#みぃちゃんようちゃん』の仲だからな!』
そう言って陽太郎は誇らしげに上着を脱ぐと、その下からは当たり前のようにピンクの公式Tシャツが現れた。
Tシャツを買う前は「いやぁ~ピンクかぁ~着づらいなぁ~w」とか言ってたくせに、今となっては公式パーカーとセットで当たり前のように普段着として使っている陽太郎。実に良い客である。
『そんなお前は戸田ちゃんとどうなのよ?』
「俺かい?いや、それこそ決まってるじゃねぇか!期間こそ浅いながら、推し始めてからの数か月をすさまじい熱量で駆け抜けたこの俺が、”戸田ちゃん”こと推しメンの”戸田アカネちゃん”と上手くいってねぇはずがねぇじゃねぇか!イカれた企画まで立ち上げて戸田ちゃんに鬼アプローチした甲斐もあって、今や知り合い内でも『下腹=戸田ちゃんヲタ』は揺るがない共通認識だし、オメェみたいにムリヤリ専用ハッシュタグなんぞ作らなくても俺と戸田ちゃんの信頼関係は絶対なのさ」
『ほほう、言ってくれるね。ツアーラストの渋谷ワンマン大団円およびダイエット企画成功の後からしばらくツイートが無くなって、「もしやバーンアウト他界か?」とも疑われた下腹さんがそこまで長文でイキり散らしてくれるとは頼もしいねぇ』
「みなまで言うな。「短期間で気力も体力も使い果たし、しばらくSNS断って隠居してた上に、実はダイエット企画で一番痩せたのは僕の財布でした(ワラ)」なんぞ恥ずかしくて推しメンに言えるわけあるまい」
『なるほどねぇ。オメェのヲタ活も難儀なもんだね。イジって笑うつもりが同情してきたよ。まぁしかし、あれだけ人様を巻き込んだ甲斐あって、企画もキレイに終わったし、結果的には良かったじゃねぇか。(まぁ最終的な企画の着地が美談っぽくなりすぎて、ネタに生きてネタに死ぬネットコンテンツ系ヲタクとしては逆にスベってた感あったのがやや気になったけど、これ直接言ったら傷つくだろうから内心で思うだけにしておくか)』
「おう、ありがとな。カッコ内のパンチが強すぎて序盤の話が全く入ってこなかったけど感謝しておくよ。でもなぁ、やはりヲタクってのは欲深いもんで、俺はもっと戸田ちゃんに推されたくてなぁ」
『あれだけ良くしてもらった癖に、この期に及んで「もっと推されたい」なんてホントに欲張りだねぇ。だいたい推されたいったってどうするんだ?貧民のお前にはこれ以上積んだり、ましてやプレゼント貢いだりはムリだろ?』
「たしかにな。だからこそ俺は工夫するんだ。他のヲタクにはない一芸を身に付けて、ネット経由で戸田ちゃんにアピールしまくるんだよ」
『一芸ねぇ。オメェは定期的にそれを言いだすが、それなら過去に散々挑戦しては失敗してきたじゃねぇか。
よ~く思い出してみろ?以前Twitterで演奏動画を上げたヲタクが推しメンに引用リツイートでチヤホヤされてるのを見て、即行でエレキギターを買ってきたオメェはその後どうした?演奏以前にアンプの接続で苦戦したオメェはひたすら思い付きでガチャガチャやって、しまいにゃ閃光と共にアンプは爆発。近隣住民はパニックになり、地域新聞の一面に『怪奇!地デジ時代に約20年ぶりのポ〇ゴンフラッシュか!?』の見出しが踊ったな。
その後もオメェはまたもTwitterで、推しグループの曲を繋いだオリジナルMix音源を作ったヲタクが同じように推しメンにチヤホヤされてるのを見たな。それからすぐオメェはDJコントローラーを買ってきては、病的な暇さを生かして自宅で下手なDJプレイを一日中続けた。そうしてオメェが垂れ流し続けた爆音は町奉行にまで届き、偶然それを聞いた遠〇の金さんがビートに触発されたことで、それ以降の奉行裁判がフリースタイルバトル形式になったな。そこからヒップホップにドハマりして般若を聞き込んだ金さんは、罪人相手にクリティカルを連発。結果次から次へと罪人が送られてきた収監所は一気にキャパオーバーして治安も悪化。今じゃ関西会場のラ〇ア現場並に荒れてるらしいぞ。
それだけじゃ飽きたらずオメェは次にどうした?またまたTwitterで、今度は絵の上手いヲタクが上げた推しメンとの握手会レポ漫画を見たオメェは、これまたすーぐ影響されて秒でヨド〇シにペンタブ買いに行ったな。そうしてデジ絵の環境を整えたオメェは、早速自分も推しメンとの握手会レポ漫画を描き始めたが、肝心のオメェがコミュ障すぎるせいで、孤独の〇ルメ調のヲタクのセリフがほぼないモノローグ形式になったな。更に作風に引っ張られて絵のタッチまで孤〇のグルメに寄ってきたオメェのレポ漫画はついに公式に見つかって、なぜか題材になった推しメンがドラマのゲストにオファーされて松〇豊と共演を果たす、というシュール過ぎる奇跡を起こしたな。その珍事は一時は話題にはなったもののグループの動員増にはつながらず、結局三日坊主のオメェはすぐに飽きてレポ漫画もさっさと辞めちまったな。『恋人繋ぎ!そういうのもあるのか』じゃねぇんじゃ。
※イメージ
あ~あ、いっぱい喋って疲れちまったよ。
セリフ割り下手だな筆者。
ま、そんなことはいいか。
で、これだけの失敗を経てまだ何かやろうっていうのか?』
「ふん、ずいぶん俺のことに詳しいねぇ。なぁに、次はそう大仰な事をやろうってんじゃねぇ。今度のはシンプルかつ特別なやつだからな」
『特別?なにをやろうってんだい?』
「クソリプだよ」
「そうだ、あのクソリプだ。ドルヲタTLの華にして、悲劇と喜劇の人間交差点ことあのクソリプだ。で、そんなクソリプを学べる所がないかとネットで探していた時に渡りに船でヒットしたのがこれから行こうとしている『クソリプ指南所』ってわけよ。」
『よせよせ!何にせよオメェが変にやる気を出すと決まって珍事が起きるのはさっき散々説明しただろうが!だいたいお前は「自分のリプが知り合いのヲタクに読まれて笑われたらどうしよう…(キモ声)」みたいなしょうもない自意識過剰を理由に、ロクに推しメンにリプを送らねぇじゃねぇか。そのくせ遠征公演直後とかワンマン終わりみたいな「ベタなこと言うだけで100%キレイに収まって好感度も上がる」みたいな美味しいタイミングだけはしれっと140字フルに使って重たいリプ飛ばしやがって。普段しょうもないネタツイートは多い癖にあえてリプの数を絞ってるのは、ここぞという時に送る真面目リプのレア感を演出するための計算だろ?いやぁ~、あまりのいやらしさにドン引きを超えて頭が下がるね!』
「おいしれっと筆者の手口をバラすのはヤメロ!まぁいい。それよりよく聞け?そもそも俺たちは『ヲタクがアイドルに送るリプライ=クソリプ』と思考停止で決めつけているが、実はクソリプには大きく分けて2種類ある。送られたアイドル含め、見た人を楽しませる『光のクソリプ』と、見た人を不快にさせる『闇のクソリプ』だ。俺はこれから前者のスキルを磨いて『光のクソリプ師』になるんだ。」
『ほ~お、無い知恵絞って「光のクソリプ師」とはまた考えたね。しかし現実問題お前のクソリプを見るのは推しメンだけじゃねぇんだし、見る人によって様々な受け取り方になるのは目に見えてるだろ?もし推し被りの目にガチ恋リプなんぞ留まった日には、イベント後の夜道で襲われてリアルストリートファイトが始まるぞ。オメェにその準備ができてるのか?ちゃんと毎晩5000回パンチトレーニングやってるか?ホー〇ーランドやってるか?』
「うるっせぇわ!!!至近距離で煽り散らすな!!!!だがまぁ『同じクソリプでも見る人によって印象が異なる』って意見はもっともだな。たしかに100%善か悪に振り切ったクソリプなんてのは存在しねぇ。光と闇が入り混じったカオスでこそのクソリプだ。要するにシャインとダークでシャダーイクンみたいなもんだな」
『まったく推し運営に媚びる時のフットワークだけは大したモンだなオメェは。全盛期の具〇堅がハダシで逃げ出すぜ。まぁいい、そこまで言うんなら見せてもらおうか。その指南所とやらに通うだけで、オメェが言う「光のクソリプ師」になれるのか。普段あれだけ勿体ぶって日常リプの一つも送れないトゥシャイシャイボーイのオメェが、これから見る人全員を爆笑させる光のクソリプ量産マシンになれるのかどうか、耳クソ程度には興味が出てきた。特別に見学だけならついてってやるよ。』
「テメェ、よくもたった数行で人のSNSハードルを棒なし棒高跳び並に上げてくれたな。俺がケマリスパートのイベントに誘うまで推し現場を求めてさまよう亡霊ヲタだった癖に!もうやめだやめだ!!オメェなんかと芸の稽古になんざ行けるか!!!」
『おい、オメェそれ本気で言ってるのか?』
「いや本気で言ってたら一緒にラジオなんか録ってねぇわ!」
『・・・』
「・・・」
「『へへへッ!!!』」
そうしてクソ長いやり取りの末に結局2人で指南所に行くことになった下腹と陽太郎。
なんやかんやリトルトゥースの絆は深いようだった。
・・・
それから少しばかり歩いて、件のクソリプ指南所にたどり着いた二人。
「すいませ~ん!どなたかいらっしゃいますか~?」
入口に大きく「クソリプ」と書いた看板を見つけた下腹は、さっそく門を叩いてそう呼びかける。
それから程なくして、中から温和そうな老人が出てきた。
[はいはい、なんでございましょう?]
「すいません。いやね、そこの看板にも書いてあります「クソリプ」ってのを、ひとつ教えてもらいたいなぁと思って来たんですけども。」
[あぁ、稽古をご希望の方でしたか。よくぞいらっしゃいました。ささ、それでは中へどうぞ。]
「すいませんね、じゃあ失礼いたします。おっと、ちなみに芸を習いたいのは自分だけで、こいつはただの見学なんですが一緒に入ってもいいですかね?」
[えぇ、構いませんよ。無銭観覧の方も一緒にどうぞ]
『おい人をリリイベ専のピンチケみたいに言うな』
「まぁそう怒るなって。オメェは大人しく、どんどん上達する俺を見ときなっての。ささ、部屋にも着いたことだし、さっそくですが先生、私にクソリプをご教授いただけますでしょうか」
[よろしいでしょう。まず簡単な説明から入りますと、クソリプと一口に言っても色々な種類があります。王道のオジサンリプ、直球のセクハラ系、100%要らない知識を差し込むクソバイス系、誰も聞いていない個人情報を自己申告してくる「ちなみに俺は~」系、単に意味の分からないイミフ系…と、挙げればキリがないほどにヲタクのクソリプというのは多種多様でございます。そのためこうした系統別に加え、春夏秋冬の季節に沿った様々なクソリプを状況に応じて使いこなせるようになるには、決して一朝一夕ではいきません。]
「なるほど!やっぱりクソリプってのは奥が深いんだな!俄然燃えてきましたよ先生!」
そう言って目を輝かせる下腹。
対してそれを遠巻きに見る陽太郎は、
『ふん、何を張り切ってやがんだ。たかがクソリプ、何も考えずにパッと送っちまえばそれでおしまいじゃねぇか。』
と、冷めた様子。
そんな陽太郎に構うことなく、稽古は先へと進んでいく。
[お、やる気があっていいですね。ところであなた、今までクソリプを稽古したご経験はありますか?]
「いえ、これが初めてです」
[よろしい。では初心者向けの「推しの自撮りツイートへのクソリプ」から教えましょう。まず私が手本をやってみますから、よく見ててください。
状況は、やっと仕事の終わった金曜日。
汗を拭って帰宅して、ふとスマホを見ると一件の通知。
どうやら推しメンが上げた自撮りツイートの通知だと気付きます。
その通知をタップして、推しメンの素晴らしい自撮り写真を確認したら、すかさずこう言います。
「ふぅ~、平日現場が少ないのは辛いが、こうして今週も一山超えて、ようやく明日はイベントで〇〇ちゃんに会える。そんなタイミングでこの自撮りたぁ、実質私信もいいとこだね。他の現場もいいけれど、やっぱり俺には〇〇ちゃんだな。はぁ…〇〇ちゃん…好き///」
…と、こんなかんじですな。
なお、「〇〇ちゃん」には自分の推しメンの名前を入れてください。
ポイントは週末特有の疲労感をどう出すかという所と、「はぁ…〇〇ちゃん…好き///」というセリフをちょうど言い終わったタイミングで、同じフレーズをリプで飛ばすことです。このタイミングがキモになります。リプを送るのが発声より早過ぎても遅過ぎてもダメで、ちょうど言い終わった瞬間に送るからこそ、その時の感情が100%リプに乗り、より純度の高いクソリプが完成します。ぜひここを意識して実際にやってみてください。]
「ほほぉ、こいつぁ驚いた。クソリプにセリフがあるってのかぃ。しかもこんなに長いセリフとは夢にも思わなかった。そんで俺の場合は「〇〇ちゃん」のところが「戸田ちゃん」になるわけだな!まぁ考えるより物は試しだ。いっちょやってみるかい!
えぇ~、ゴホン!
「ふ、ふぅ~。へ、へ、平日現場が水曜日ぐらいにあると、週にハリが出て嬉しいネェ~」」
[いやいや、最初から間違えてますよ。何ですか?「平日現場が水曜ぐらいにあると嬉しい」って。そんな凡ヲタの一言日記みたいな意見はいいんですよ。いいですか?クソリプってのは何も送られる文章だけを指すんじゃありません。そんな駄文をしたためて、実際に推しメンに送るまでの過程のすべてを指すのです。なので上質なクソリプは、送るまでの情景をいかに表現するかが重要になってきます。さて、お分かりいただけたらもう一度、今度はセリフに忠実にやってみてください。]
「なるほどね。まさかクソリプ一つでここまで真剣にアドバイスを貰うたぁ思わなかった。これはより一層マジメにやらないと、ってなもんだね。
ん、ん~!ゴホゴホ!ゴホン!
「ふ、ふぅ~、へ、平日現場が、す、少ないのは辛いが、こ、こうして今週も一山超えて、よ、ようやく明日はイベントで、戸田ちゃんに会えるなぁ!そ、そんなタイミングでこの自撮りたぁ、こ、この自撮りたぁ…まぁ、少なくとも俺みたいな弱ヲタへの私信ではないだろうな…」」
[いやネガティブ!!なんでそこで後ろ向きになるんですか!?いいですか?実際のところ私信か私信じゃないかなんでどうでもいんです。ただ、「これは推しメンが自分に向けた私信だ!」と根拠のない自信を持つことで、ヲタクの背筋はピンと伸び、明るく前向きなヲタ活に繋がっていくんです。「”私”宛てだと”信”じる」と書いて「私信」なので、これはもう一種の自己暗示のようなもんです。いっそ振り切ってバカになるくらいの明るさでいいんです。さ、もう一度やってみてください。]
「いやぁ~、ついいつもの悲観グセが出ちまったね。さてさて、ポジティブに、前向きに…ね。よし!
えぇ~、ゴホン!
「ふ、ふぅ~、へ、平日現場が少ないのは辛いが、こ、こうして今週も一山超えて、よ、ようやく明日はイベントで戸田ちゃんに会える。そ、そんなタイミングでこの自撮りたぁ、じ、実質私信もいいところだね。ほ、他の現場もいいけれど…他の現場も…ん?他の現場?…ん~他の現場…といえば、まずは”意地コン”こと”意地のコンプライアンスガール”かね。あそこはたしかにレギュは高いが、それに見合うだけライブも曲もハイクオリティだしな。あとは最近だとナップザックガールズ(2)も熱いな。名物パフォーマンスの鼻リコーダーも、鼻フルート、鼻トロンボーンと少しずつ大きい楽器に進化していって、最終的に鼻チューバを成功させた時は感動で胸が熱くなったね。あと本家ヘロプロで気になるのはやっぱり”野武士ファクトリー”かな。迷走する糞事務所の大組閣の中で”追加メン”というカンフル剤もなくデビュー時からのオリメンだけでひたすら戦い続けているところに好感が持てるね。順調な後輩グループ達が自身を差し置いて優遇され続ける影で、それでも歯を食いしばって無言で外部対バンに繰り出すプライドと凄味が堪らねぇじゃねえの。そうそう、最近追加メン入ってこれからが楽しみって意味ではラジカル・ポンチメインからも目が離せな…」」
[いやいや、なにをひたすら喋り続けてるんですか!?あれだけネガっ気吐いてた癖に、他現場の話だと一気に前向きになるじゃないですか。いいですか?このクソリプは単推しヲタクが推しメンに対して限界マインドを拗らせることで成立するんです。あなた自身のヲタ気質がKSDDなのはいいですが、ここでは設定に忠実にやってください。さぁ、分かったらもう一度。]
「いやぁ~、普段から色んな方向にアンテナを張っていると、こういう時に変に喋り過ぎちまうから良くないね。
ま、セリフも少しずつ頭に入ってきたし、そろそろ華麗に決めてみせるから見ててくださいよ。
ん~、ゴホゴホ!ゴホン!
「ふぅ~、平日現場が少ないのは辛いが、こうして今週も一山超えて、ようやく明日はイベントで戸田ちゃんに会える。そんなタイミングでこの自撮りたぁ、実質私信もいいとこだね。他の現場もいいけれど、やっぱり俺には戸田ちゃんだな。はぁ…戸田ちゃん…す…す…スイパラいこ?」」
[いや女子!!!せっかく途中完璧だったのに最後女子!!!]
「いや、あの…ヒプマイコラボにつられてつい…やっぱ銃左と幻帝は安定してアツいなって…」
[いやとっくにヒプマイ振り切ってヒ腐マイ入ってるじゃないですか。どうせほぼ読まれない長文ネタブログだからって、普段ツイートしづらいネタを平然と差し込まないでください。そもそもドルヲタ向けのブログでこういうトガった2次元ネタ振るのはよくないでしょ。元ネタわかんなきゃ地獄を見るコースですよ?]
「いやぁ、何から何まで仰る通りで。
じゃ、気を取り直してもう一回…」
…と、粘り強いと言えば聞こえはいいが、何度やっても一向に上達の気配が見えない下腹。
一方その様子を推しメンの配信を見る片手間でぼんやり眺めていた陽太郎だったが、稽古が予想を超えて大幅に長引く中、キャスもShowroomも終わっていよいよ退屈になると、だんだん自分一人が蚊帳の外にいるこの状況に腹が立ってきた。
しだいに苛立ちは抑えきれなくなり、陽太郎は依然くだらない稽古に励む二人に向かって、大きな声で文句を言い始めた。
『おうおうおう!!!大の大人が2人して、いつまでくだらねぇ稽古つけてんだ!?やってるオメェらは夢中でふざけてて楽しいかもしれねぇけどなぁ、見てるこっちの身にもなってみろ?そりゃあもう退屈で、退屈で…』
\ピロ~ン/
『ん?』
そうして陽太郎が不満を爆発させていると、間に割って入るようにマヌケな通知音が一つ鳴った。
『お、なんだなんだ?って…あっ♡』
自身のスマホを確認すると、一瞬で表情筋がゆる〇るモになる陽太郎。
それもそのはず。先ほどの通知音は、推しメンの三井マコちゃんの自撮りツイートのアップを知らせるものだった。
すると先ほどまでの苛立ちもどこへやら。
すぐさま陽太郎の頬とTシャツは、揃って綺麗なピンク色となった。
次いで速やかにそのツイートをふぁぼった後、流れるようにリプを送る態勢に入った陽太郎は、まるで目の前に推しメンがいるかのように、スマホ相手に話しかけ始めた。
『ふぅ~、こうして土曜に推し現場がないのは寂しいが、今日も他現場に行かず支出を抑えて、ようやく明日はイベントでみぃちゃんに会える。そんなタイミングでこの自撮りたぁ、もはや私信に違いねぇ。他に現場はいくつあっても、今の俺にはみぃちゃんだけだな。はぁ…みぃちゃん…好き///』
と、言い終わると同時に絶妙なタイミングでリプを飛ばす陽太郎。
するとその様子を見ていた先生が一言。
[あら?お連れさんの方がご器用だ]
【終】
ドルヲタラジオ『不屈のハイボール』/第3回「1兆テラあるじゃん?」
《概要》
ラジオとハイボールが好きなドルヲタ2人の無駄話です。
《出てる人》
『しょうたろ(@state20)』
【特徴】
・引き笑いうるせぇ方
・自分で言って自分で笑う方
・年上の方
・酒カス
・割と一途
・ラジオの原体験は「ナイナイANN」
・クマリデパートは優雨ナコちゃん推し
クマリデパート・優雨ナコちゃん(@qumali_yuu)
『チェる・ゲバラ(@Aruiteru_4329)』
【特徴】
・喋り方ヲタクっぽい方
・ちょいちょい口悪い方
・年下の方
・最近ダイエット達成した方(※詳細)
・このブログ書いてる方
・割とDD
・クマリデパートは小田アヤネちゃん推し
クマリデパート・小田アヤネちゃん(@qumali_ayane)
《第3回「1兆テラあるじゃん?」》
【今回の内容】
『クマリデパート・ライブダイジェストDVD飲酒実況inカラオケ(1/3)』
先日終わったリリースイベントでのCD購入特典だった『クマリデパート2ndワンマンライブダイジェストDVD(※非売品)』を都内某所のカラオケに持ち込み、昼から飲酒をキメるダメなヲタク2人で鑑賞&実況した音声を3回に渡って半強制的にお届け。
(※所々発言の内容が間違ってたりしてますが、酔っ払いのタワゴトと思って見逃してください)
(※ご意見・ご感想などございましたら以下フォームよりお寄せください)
断チェキダイエット終わりました!
まえがき
こんにちはチェる・ゲバラ(@Aruiteru_4329)です。
私事ですが、2018年12月中旬から始めた個人的なダイエット企画が先日2/3に終わりました。
「なにそれ初めて聞いたわ~」って人は詳細コチラなのでよければ見てみてください。
まぁザックリ言うと「10kg痩せるまで推しメンの小田アヤネちゃんとのチェキ撮影や会話はおろか特典会の場に居合わせることもできない」という、ヲタクの心と体を同時に追い詰める実にマゾい企画を思い付きで始めてしまった昨年末の愚かな僕だったわけです。
クマリデパート・小田アヤネちゃん(@qumali_ayane)
で、なんやかんやあってその「断チェキダイエット企画」は、あらかじめ期限として設定していたクマリデパートのライブツアー最終日に当たる2/3を以て終了したので、今回はそのまとめというか、一連の流れを軽く振り返りつつの最終結果報告ブログになります。
できるだけサラっと読めるように書いたので、お時間許す限りお付き合いいただければ幸いです。
結果発表
まず結果から言うと、「12/12から翌年2/3までの約1ヶ月半で、トータル約12kgの減量(※スタート時92kg→79.9kg以下)」という目標は、期限ギリギリでなんとか達成する事ができました。
12/12スタート時(92kg)
2/2時(79.65kg)
(※経過はこちらにまとめています)
代行チェキ
そして本企画内の救済ルールとして設定した「代行チェキ」について。
目標達成まで自ら特典会に行けない代わりに、ヲタ友に特典券を預けて小田ちゃんのワンショットチェキを撮ってきてもらうことが可能。
ただし同じ相手に代行を頼めるのは原則一回まで。
というルールで行った代行チェキですが、最終的には総勢30人もの方にお願いすることができました。
これは僕が今まで通ってきた各現場でできた友人達が助けに来てくれたり、これを機にクマリの現場で新たに仲良くなれた皆さんが助けてくれた結果だったので、人数や内容以上に僕の思いを汲み取って協力してくださった方々一人一人のお気持ちが嬉しかったです。
この場で改めて感謝いたします。
ありがとうございました。
(※内容はこちらにまとめています)
所感
正直なことを言うと、この企画を始めた経緯はなにもかもが勢いと思い付きだけだったので、上手くいく確証も、体重を落とす自信もまったくありませんでした。
ただこの奇妙で独りよがりな挑戦の根底にあった「クマリデパートの東名阪ツアーを界隈を超えて拡げたい。盛り上げたい。」という気持ちだけはなんとかブレることなくやり切ったと思っています。
まぁ、いざ蓋を開けてみたらツアーは大盛況で終わっただけでなく、名古屋と渋谷ではソールドアウトを記録するなど結果的に万々歳な内容となったので、冷静に考えると僕なんかがこんな差し出がましい真似をする必要もなかった気もしますがw
ただ、この企画を始める前には全く予想していなかった嬉しいことが次々と起こったので、それらについてはここでしっかり記録すると同時に、改めて各所への感謝を綴りたいと思います。
推しメンと一緒に頑張れたこと
まず何よりも嬉しかった事はこれでした。
もちろん、リリイベ・ライブ・レッスン・ツアー・撮影…etcと過密なスケジュールを戦い抜いたクマリの4人およびスタッフさん方には遠く及びませんが、僕もそれに平行して、推しメンの小田ちゃんに再び会う為にひたすらダイエットに励めたことを、やっていた最中は辛かったですが、今振り返って思えば幸せだったと思います。
ヲタクは好きな時にSNSを開いて、ライブを見に行って、特典会に行くなどして"好きな時だけ"ヲタクになりますが、対してアイドルはライブや特典会の時間以外も、レッスンやSNSの更新に割く時間、そして撮影やステージに備えた体調管理や食事制限、プライベートで街を歩いている時にファンに声を掛けられる可能性なども考えると、本当に24時間アイドルをやっているように思います。
もちろん「趣味と仕事」という線を引いてしまえばそれまでですが、同年代の一般人と比べ、プライベートの大部分を費やしてまでアイドルの道を進もうとする推しメンに対し、「その辛さ苦しさを理解することはできなくても、せめて『共感したい』という姿勢を取ることはできるだろう」という発想から、「自身の生活を絡めて、自分も24時間ヲタクをやってみよう」と考えたことが、個人的なこの企画の芯となりました。
そしてこの最初の発想が、こののちに待っていた嬉しい誤算やありがたい気付きにつながることとなりました。
応援されることの嬉しさ
それは一言でいうと「応援されることの嬉しさ」という表現に尽きます。
というのもこのダイエット期間中、ありがたいことに、先述した『代行チェキ』というルールを通して現場で多くの友人ができたのですが、その中でこの企画を理解してくださった方から僕に対して「応援してます!」「頑張ってください」と嬉しい言葉をたくさん掛けていただきました。
僕自身、ドルヲタとして本格的に現場デビューしてから約4年余り、当然ながら「人を応援する経験」はいくらでもあっても、「人から応援される経験」というのは今回が初めてでした。
もちろん、アイドルに向けるそれとは形式から熱量までそもそも何もかもが別物ですが、それでも自分がガムシャラになって何かに励んでいる時に、いろんな方から応援の言葉をいただけるという事について、いざ今回経験してみて、想像をはるかに超える嬉しさがあり驚きました。
それと同時に、こんなに嬉しい「応援」という気持ちを、わざわざ色んな人が時間とお金と労力を割いてまで伝えに来てくれるアイドルというのは本当に幸せな存在なんだなと少し羨ましくも思ったし、ヲタクが推しメンに元気や笑顔をもらっているのと同時に、実はヲタクも想像以上に推しメンに幸せを与えているんだなと、実際にヲタクに応援された経験を通して強く感じました。
なので、何の根拠もない上に「お前誰目線だよ?」感がスゴいですが、もしこの文章を今応援している大好きな推しメンのいるドルヲタの方が読んでくれていたら、次のことを伝えたいです。
あなたはあなたが思っている以上に、あなたの推しメンのことを幸せにしています。
どうかそのことに自信を持って、限りある今を精一杯楽しみながら、全力で大好きな子を応援してあげてください。
そして、このことに気付けたのも代行で僕を助けてくださった多くの方がいてくれたからであり、その人達と僕を繋いでくれたのは、歴代の推しメンをはじめ、これまで僕が通う現場を作ってきてくれた全アイドル及びスタッフさんなので、仮にグループが終わりを迎えて好きな現場がなくなっても、そこで過ごした時間がこうして場所を変えて生き続けることを強く感じたし、『これまで』と『今』が組み合わさって『これから』に繋がっていく実感と、そのありがたさを噛み締めました。
ちなみに代行チェキの裏テーマは、
①代行してくれた人全員に僕の大好きな推しメン・小田ちゃんを「ね!小田ちゃんめっちゃ良い子でしょ?ね?ね!?」と暗に自慢すること
と、
②僕に優しくしてしてくださった自慢のヲタ友さん方を逆に小田ちゃんに自慢すること
だったので、結果的にその両方が叶って僕は密かに鼻が高かったです(※実際は低いです)
さいごに
まぁここまで自分勝手に語ってきましたが実はそうキレイな話ばかりではなく、ダイエット停滞期かつ目の前にいる推しメンと話しに行けないストレスから、親しいヲタクに八つ当たり散らしたりもしたんですが(本当にすいませんでした汗)、なんとか期限ギリギリに目標体重まで落とせて、ツアーラストで無事再会チェキを撮れてよかったです。
そんな再会チェキ当日、小田ちゃんと直に話すのは二か月ぶりだったので、待機列では内臓ごと吐きそうなくらい緊張してたんですが、いざ順番がきて撮りに行ったと思ったらバンジーを飛ぶようにあっという間に会話が終わっていました。
ちなみにこの時の僕の接触を間近で観察してたヲタ友さん方に後々「どうでした?」と聞いたところ、口々に「マジでエモかった」的なこと言ってたので、自分ではよく分かりませんが多分良かったんだと勝手に思っていますw
【2/3@ツアーラスト渋谷】
— チェる・ゲバラ (@Aruiteru_4329) February 4, 2019
2ヶ月ぶりに自分で撮りに行けた小田ちゃんチェキ。
内心待機列の時点で吐くほど緊張してたんですが、いざ話したらいい意味で小田ちゃんのまんまだったのがとても嬉しかったです。
ツアー完走おめでとう!#クマリデパート東名阪ツアーするってよ #断チェキダイエット代行録 pic.twitter.com/1nAtcUptrJ
小田ちゃん、ホントにありがとな。#クマリデパート#断チェキダイエット代行録 pic.twitter.com/x1PE6foNIt
— チェる・ゲバラ (@Aruiteru_4329) February 4, 2019
それでは、大雑把なまとめ方でしたが本企画はこれで終了となります。
少しでも面白がってくれた全ての皆さんに感謝を!
見てくださった皆さんのおかげで、苦しかったけどその分本当に楽しかったです。
あともう二度とやりませんw
お疲れした!
お粗末!
P.S.
『ゲバラがダイエット停滞期で心折れそうだった時にすがりついた映像媒体ランキングTOP3』
【第3位】
『クリード 炎の宿敵』
【第2位】
『はじめの一歩~鷹村VSホーク戦』
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『モーニング娘。'14 コンサートツアー2014秋 GIVE ME MORE LOVE ~道重さゆみ卒業記念スペシャル~』
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おやさゆみん♪(低音)
ドルヲタラジオ『不屈のハイボール』/第2回「クマリデパートツアーラスト応援特別企画!」
《概要》
ラジオとハイボールが好きなドルヲタ2人の無駄話です。
《出てる人》
『しょうたろ(@state20)』
【特徴】
・引き笑いうるせぇ方
・自分で言って自分で笑う方
・年上の方
・酒カス
・割と一途
・ラジオの原体験は「ナイナイANN」
・クマリデパートは優雨ナコちゃん推し
クマリデパート・優雨ナコちゃん(@qumali_yuu)
『チェる・ゲバラ(@Aruiteru_4329)』
【特徴】
・喋り方ヲタクっぽい方
・ちょいちょい口悪い方
・年下の方
・最近ダイエットしてる方(※詳細)
・このブログ書いてる方
・割とDD
・クマリデパートは小田アヤネちゃん推し
クマリデパート・小田アヤネちゃん(@qumali_ayane)
《第2回「クマリデパートツアーラスト応援特別企画!」》
【今回の内容】
賛否両論あるでしょうが、珍しくめっちゃ真面目にやったので聞いてもらえるとありがたいです。
内容は聞いてお確かめください。
(※不愉快だったら即ブラウザバック推奨です)
(※ご意見・ご感想などございましたら以下フォームよりお寄せください)
ドルヲタラジオ『不屈のハイボール』/第1回「山に行け。」
《概要》
ラジオとハイボールが好きなドルヲタ2人の無駄話です。
《出てる人》
『しょうたろ(@state20)』
【特徴】
・引き笑いうるせぇ方
・自分で言って自分で笑う方
・年上の方
・酒カス
・割と一途
・ラジオの原体験は「ナイナイANN」
・クマリデパートは優雨ナコちゃん推し
クマリデパート・優雨ナコちゃん(@qumali_yuu)
『チェる・ゲバラ(@Aruiteru_4329)』
【特徴】
・喋り方ヲタクっぽい方
・ちょいちょい口悪い方
・年下の方
・最近ダイエットしてる方(※詳細)
・このブログ書いてる方
・割とDD
・クマリデパートは小田アヤネちゃん推し
クマリデパート・小田アヤネちゃん(@qumali_ayane)
《第1回「山に行け。」》
【今回の内容】
トーク企画『5択で御託』
①2人がそれぞれ話したいテーマを紙に5つ書き出す
②書けたらその紙を交換する
③交代に相手の紙から気になったテーマを選択。
④言われた方はそれについて話す。
⑤それだけ
【しょうたろテーマ】
…5つじゃねぇな(いま気付いた)
【チェる・ゲバラテーマ】
(※録音していたサ〇ゼリヤに団体客が押し寄せたため後半ザワついてます)
(※ご意見・ご感想などございましたら以下フォームよりお寄せください)
ドルヲタラジオ『不屈のハイボール』/第0回「事故紹介」
《概要》
ラジオとハイボールが好きなドルヲタ2人の無駄話です。
《出てる人》
『しょうたろ(@state20)』
【特徴】
・引き笑いうるせぇ方
・自分で言って自分で笑う方
・年上の方
・酒カス
・割と一途
・ラジオの原体験は「ナイナイANN」
・クマリデパートは優雨ナコちゃん推し
クマリデパート・優雨ナコちゃん(@qumali_yuu)
『チェる・ゲバラ(@Aruiteru_4329)』
【特徴】
・喋り方ヲタクっぽい方
・ちょいちょい口悪い方
・年下の方
・最近ダイエットしてる方(※詳細)
・このブログ書いてる方
・割とDD
・クマリデパートは小田アヤネちゃん推し
クマリデパート・小田アヤネちゃん(@qumali_ayane)
《第0回「事故紹介」》
【今回の内容】
事の経緯の説明と自己紹介。あと雑談。
「冒頭~しょうたろ自己紹介」
「ゲバラ自己紹介~雑談」
(※ご意見・ご感想などございましたら以下フォームよりお寄せください)