レポ日記②前編(8/13 チャオベッラチンクエッティ・TokyoFMホール)

<文字数→約2600 / 読了目安→5~6分>

いい歳こいて声出して泣いた。

それは8/8ハロコン中野の興奮も冷めやらぬ8/10の夜。

一人緩やかに退屈を持て余しているとハロヲタの友人からLINEが。

「強く生きろよ」

前後を切り取ったように一文だけ送られたその言葉の意味が分からず、

「どうした?誤送信か?」と返信。

即座に「いや、あっきゃんの事…」と友人。

僕は得体の知れない悪寒を抱いたままネットで情報を探ると、

秋山ゆりか電撃卒業」との文字。

思考が止まる、という言葉の意味を体で味わって初めて知る。

状況を整理しようとする理性と、「もう会えない」という事実に打ちひしがれる感情が脳内でない交ぜになる。

もう二度とあっきゃんが見られない事実に込み上げるものを抑えきれない。

気付くと視界は大粒の涙で霞んでいた。

考えてみると、

本人は以前から「辞めたい」と仄めかしていた事もあり、

「8:2で辛い事の方が多かったが、2が特別だったのでここまで続けられた。」

との彼女の言葉は、不思議と違和感なく飲み込めた。

その中で、

「自分が無神経に応援することで、辛い事の8に無意識に加担してはいなかったか」

「特別な幸せだった2の風景の片隅に、はたして自分はいたのだろうか」と、

考えた所で決して答えの出ない問いが頭を巡る。

以前読んだ朝井リョウさんの「武道館」を思い出す。

「純粋な応援が、時として相手を傷つけることもある」という一文を、改めて突き付けられたような心境になる。

ただ、あっきゃんを除く4人でチャオベラが存続すると聞いて少しだけ胸をなでおろした。

興味のままにいくつか現場を渡り歩くうちに、誰しもが一つは見つけるだろう、

各々にとっての「特別」な現場。

ファンになって日の浅い身でおこがましいが、

自分にとってのそれは間違いなくチャオベラ。

なので、こういう形で大きな大きな1ピースが欠けるのは哀しいが、

ひとまず「場所」までもが無くなるわけじゃないと聞いて安心したのであった。

そうして悲しみに暮れ、空気の抜けた風船のような精神状態で諸事やり過ごすこと二日間。

ついに8/13、公開録音&アコースティックライブイベントの当日がやってきた。

幸運にも都合が合い、以前より申し込みはしていたものの、

その時にはまさかこんな心境で会場を目指すことになろうとは思わなかった。

初めて訪れるTokyoFMホールまでの道に若干迷いつつも、無事現着。

待機列の最後尾に付くと、想像通り他のチャオタさん達も複雑な面持ちを隠せずにいる様子だった。

「イベント自体は当然楽しみだが、4人になったチャオベラを自分は受け入れられるだろうか」

と、おおよそ僕と同じような逡巡を湛えた多くの顔がやや悲壮感漂う列を成していた。

それでも、

広い階段からロビーに入り2列から1列へと整理する段では、

隣のチャオタさんが、物販のTシャツ残り枚数を一切気にすることなく僕に前を譲ってくれた。

更に、

整理券を貰う場所が分からずオロオロしていた自分に、

そっと「券なら入口の方で貰えますよ!」と別のチャオタさんが教えてくれた。

些細なことながらこの暖かみが、自分がチャオベラ現場を好きになったキッカケのひとつだったな、と改めて思い出す。

こうして無事物販と整理券入手を終え、待機時間を経ていざ入場。

速度規制により満足にネットを泳げかったので麻雀アプリに興じるも、

オンラインで倍レート時に跳満を喰らい飛ばされて保持ポイント全滅。

自然、手持無沙汰になり前のスピーカーから流れる音楽に耳を傾ける。

チャオベラ名義での最新作から一つずつ歴史を遡るように流れ続ける曲たち。

そこには当然彼女の声もあり、

あの不機嫌そうで愛らしい表情が否応なく思い出される。

込み上げる寂寥に開演前から少し泣きそうになっていると、

暗転と共に聞き馴染みのある2人の声。

微笑ましい掛け合いから公開録音イベントが始まった。

詳しい内容については9/19のOA、

もしくはTwitterでの他の方の親切なレポを参照頂くとしてここでは割愛。

ロビンの乱入やファンからの質問コーナーを交えた約30分ほどの公開録音は和やかに終了し、

続いてライブコーナーへ。

暗転の中、アコースティックバンドを引き連れたメンバーが登場。

一曲目の「Never Never Give up」でライブスタート。

普段と違ったアコースティックのBGMにより、

楽曲の持つ意思性がより強調される。

Cメロの「私」5連発(※3:04頃)では、

空白になったあっきゃんの部分を4人のユニゾンで力強く埋める。

各自としての個の「私」と、新生チャオベラとしての全の「私」が並び立ち、

声と気持ちが束ねられ、確固たる一枚岩となりながら落ちサビへ突き進む高揚感が心地良い。

2曲目「私の魅力」

この選曲は不意打ちだった。

はしもんとあっきゃんを中心に据えたドラマ仕立てのMVが、

当時の彼女たちの少女然とした可愛らしさを彩ったこの楽曲。

サビの「どんなに悔しくたって、あいつなんて忘れるよ」という歌詞が、

あっきゃんを思わせてほろりときた。

本当にすぐ忘れられるなら口に出して「忘れる」なんて言わないだろうと考えると、

「絶対忘れない」という屈折した愛情表現や強がりにも見えてきて、

改めて、伴奏の雰囲気や歌う状況によって意味合いが変わる、

「生きた曲」を聞いていることを実感する。

The Possible Watashi no Miryoku 投稿者 seishin

軽くMCを経て3曲目「Do Me!Do」。

原曲のアッパーな音とはまた違ったミドルテンポのアレンジ。

要所要所で歌い廻しもクセを付けるなど、曲を知っていればいるほど楽しめるアレンジにニヤリとしながら心地よくクラップしつつ聞いていた。

ちなみに原曲はこんな感じ。

4曲目、「サヨウナラなんて」

今日一番泣いた。とにかくそれだけ。

素直に歌詞があっきゃんに向いてる気がしただけで、

自分でもビックリするほど込み上げて来て、

ステージ上からそんな俺を見たロビンが目を丸くしていた(気がするw)

5曲目「さくら」

原曲からしてゆったりめで、アコースティックライブ向きの一曲。

ピンク色の照明の中、聞き惚れながら曲に浸れた。

6曲目「恋がダンシン!」

ここで流れを変えてハッピーソングへ。

Cメロ~落ちサビの間にコント?というか小芝居?が入る事でお馴染みのこの曲。

今回はロビとぅコンビのプロポーズ(短めver)だった。

回を追うごとに少しづつ悪ふざけが暴走する原曲版はこちらをご覧ください。

というわけで、

ライブパートの約半分までを厚かましいまでの紹介と鬼プッシュを絡めてお送りしてきたこの日記。

これ以上、「PCフリーズからの全消失」という恐怖と戦い続ける自信が無いので、

この続きは後篇に持ち越します!

興味持ってくださればご閲覧ください( *´艸`)