シングルボーイ下位時代

しょっぱいドルヲタが細々と喋ります

【秋ツアー宣伝シリーズ】②”超”躍動型リーダーの真価

<文字数→約3000 / 読了目安→約5分>

「おはようございます、おやすみなさい、よく出ましたね。」

これからお休みになる方も、

そしてお目覚めの方も、

ついでに久しぶりの検尿に手こずるそこの貴方も、

☆月△日、~曜日、ドルヲタブログの時間です。

今更ですが、改めてこぶしファクトリー(※)の皆さんメジャーデビューおめでとうございます。

工房の名を継ぐ者として、偉大なる先輩方を超える個性の華をどんどん咲かせていってください。

ちなみに自分は藤丼・あやぱんのリーダーコンビが気になってます。

たまに桜木と流川に見えるあの二人の対照性が大好きです。

皆さんはもう推しは決まりましたか?

(疑問形で爽やかに話を〆るFMラジオ手法に憧れ過ぎたゲバラ

1)アイドル界の”ユーティリティープレイヤー”

大雑把に「すべてに長けた何でも屋」を意味する”ユーティリティプレイヤー”とは、元々スポーツの世界の言葉である。

この呼称は、攻守の両面で優れた才覚を発揮し、どのポジションにも対応して最高のパフォーマンスを成立させてしまう、極めて稀有な存在への尊敬の念の表れとも取れる。

そんなユーティリティプレイヤーの概念を、無理矢理アイドルで解釈してみよう。

端的にいうと、

・歌が上手い

ダンスが上手い

・容姿に恵まれている

・会場を盛り上げるのが上手い

・トークが上手い

・個人単位での魅力をアピールするのが上手い

・グループ単位での(以下同

…と、ざっとこんなところだろうか。

こうして挙げてみると、一つ一つの項目がシンプルながら実に高いハードルを設定していることに気付かされる。

一般人基準で考えるならば、「生来の美貌に恵まれている」という時点で充分すぎるくらい満足なものだ。

しかし、それが一流を目指すアイドルとなると話は別。

一枚ですら難しい皿を同時に何枚も回す事を要求される。

また、

昔ならば、ただカワイイだけで充分満足していた観客も、

アイドル戦国時代とすら評される、この質・量ともに大きく膨れ上がった昨今の状況においては、

1つ欲望が満たされれば次は2つ、

2つ満たされれば3つ、

3つ満たされれば4つ…と、その要求は表向き「期待」というキラキラしたパッケージを貼り付けられたまま不気味に肥大化していく。

その癖、アイドルファンは「完全無欠」を好まない。

散々要求しておきながら、すべてを独力で成し得てしまうような、

いわゆる”完璧な存在”に対しては、腰が引けてしまう傾向が強い。

考えてみれば、「完璧であるほど、完全たりえない」とはなかなか矛盾に満ちた問答である。

仮に、演奏者や画家、役者などに対し、その表現や世界観に追従したいと思う気持ちの中には、基本的に相手に身近さを求める機微はない。

しかし、アイドル文化における、いわゆる「応援したい」という気持ちの内訳には、

前述のような技術や容姿への尊敬は当然のこと、そこに絶妙なバランスで”身近さ”や”親近感”が同居していることが求められる。

この点が「推したい」という気持ちの最も複雑な部分であり、

同時に面白い性質であるとも感じる。

要するに、アイドルとしての人気を獲得する上では、「高嶺の花」になってはおしまいなのである。

ただし、どんなに険しい道でも開拓する者は現れる。

ここまでに挙げたファンからのすべての要求を見事に叶え、

生まれついての性格やキャラクターで同時に親しみを成立させ、

加えて圧倒的な演者としての視野の広さ、頭の回転の速さで、

観客とのコール&レスポンスに満ちた熱いライブの成功を請け負う、

本当に文字通り絵に描いたような人物を僕は一人だけ知っている。

我らがチャオベッラ・チンクエッティのリーダー、岡田ロビン翔子その人である。

2)努力と天性で培われた”+α”

歌わせれば上手い。

躍らせればキレキレ。

喋らせれば周りを生かしつつ必ず盛り上げる。

そんな、何を任せてもまるで当然のようにそつなくこなしてしまう心強すぎるリーダー、ロビン。

しかし、そんな彼女の魅力を語る上で最も重要な要素こそ、

全てのアイドルを推し量る「基礎能力」の尺度とは一線を画す、

努力と天性で培われた”+α”に相違ない。

それこそすなわち、ライブにおける「煽りスキル」である。

彼女は歌詞の行間を読む。

与えられた楽曲を「いかに上手く歌うか」と閉鎖的に考えるでなく、

「盛り上げるためにどう使うか」と常に広い考えを以て逐一最適解に迫る。

『新規・古参に関わらず楽しめる場を作るにはどうすればよいか?』

それは、後にV字回復アイドルと呼ばれることになるポッシボーが、かつて迎えた最大の苦境の中で見出した光明だったはずだ。

AKB以降、アイドル文化の爆発的な拡大を受け、玉石混交の飽和状態と化した競合の場で、

「グループの魅力はズバリ、距離感の近いライブです!」

そう胸を張って言えるよう、何度も何度も何度も何度も自問自答したはずだ。

グループ単位ではもちろん、個人単位でもそれは変わらない。

そうして彼女が手に入れた最大の武器は、

聴衆の中に1人たりとも仲間ハズレを作らない、という世界一やさしい魔法だった。

初めて聞く曲でも、彼女の誘導に合わせればなんとなくコールが打てる。

MCにおいて、多少の予備知識を要する笑い話がでた際には、ツッコみながらさりげなく一見さんにも分かるように説明を挟む。

日本とアメリカという二国の間に立つ身の上だからか、選ぶ表現や、目指す伝達力の形についてのこだわりが滲む。

末っ子の目線を生かしつつ、リーダーとして場を俯瞰視しながら取り仕切る。

一度味わったドン底の味をいい意味で忘れず、どんな時も初めて見てくれるお客さんの存在を忘れない。

このように、とめどない評価と賞賛欲を満たす前に僕の語彙が枯渇するのも時間の問題だ。

本当ならば、その煽りスキルの凄さを感じて貰える動画をいくつか貼ろうとも思った。

しかし、前回のはしもんの記事から重ね重ねになるが、本当にこればかりは直接見てもらうしかない。

貴方の肉眼で見て、

貴方の耳で聞いて、

貴方の五感が直接感じ取った「興奮」と「感動」こそ、何物にも代えがたいという真理は絶対に揺らがない。

曲など知らなくていい。

ましてコール知識やサイリウムなど結局は嗜好品だ。

何も考えずただ飛び込み、彼女の一挙手一投足に目を見張り、息をのみ、頬を緩め、時に涙する。

ただそれだけで、部屋で何千時間YOU TUBEを見ていても得られないであろう”生”の感動が世界で唯一貴方だけのものになることを約束する。

秋山ゆりか脱退後初のツアー、

いわば10年目の再スタートとも目されている今回のステージ。

リーダーであり、先駆けであり、騎手であり、指揮者でもあるロビンの肩に乗る重責は想像を絶するものだろう。

しかし彼女の魅力に気付き、好きになればなるほどに、ロビンならこの逆境を華麗に乗り越えるばかりか、

次へのステップにすらしてしまうだろうという期待が胸に溢れる。

初日の渋谷では既に完売の気配すら漂い始めている今回のツアー。

低年齢化の進む昨今のアイドルシーンで、波乱万丈を乗り越えて貫禄の”10周年”を目指す彼女達の情熱と技術に嘘はない。

多様化の霧に覆われて見えづらくなった”本物”が確かにここにある。

ちらほら追加日程も発表されてはいるものの、万が一に備えてチケットの購入はお早めに。

長文失礼しました。

ありがとうございました。