【AISヲタクインタビュー③】「朝熊萌」編・まっくさん
- まえがき
- AIS・朝熊萌ちゃんの紹介
- インタビュー本編
- ドルヲタになったキッカケ
- 今行っている現場
- AISを好きになるまで
- 萌ちゃんを好きになるまで
- 萌ちゃんのここを見てくれ
- ヤンキー性よもやま話
- ヤンキー女子の良さとは
- こんな萌ちゃんが見たい
- AISで一番好きな曲
- これからAISにカバーして欲しい曲
- AISの魅力とは
- 最後に一言
まえがき
俗・アイドルの魅力はヲタクに聞け!
ってなわけで始まりましたAISヲタクインタビュー企画第3回!
まったくシリーズ化の予定もないのに初回タイトルになんとなく「①」とか付けちゃった蒼い衝動から約二ヶ月。
速いもので今回で第3回目となったこのインタビューブログ。
ちなみに「たっつさん(@solitarybattery)」にお話を伺った前回の「島崎友莉亜ちゃん編」では、筆者の予想通り「長い」という声が続出。
「面白かったけど長い」「良かったけど長い」といった暖かいクレームの雨が僕のTLに降り注ぎました。
まぁ「長い」って言ってる時点で皆さん割と全部読んでくれてるんすねw(してやったり顔)
そしてなにより、ブログ内で大賀咲希ちゃんの話題に触れたことがキッカケで、多くのさくら学院父兄の皆さんが当ブログを読んでくださったと風の噂で聞き、素直に嬉しかったです。ありがとうございます。
やっぱり人の金で食う焼き肉と知り合いの人望で稼ぐふぁぼリツはいつだって美味いもんです(他力本願寺)
改めて、インタビューにご協力くださったたっつさん、話題に上げさせてもらった友莉亜ちゃんと咲希ちゃん、そしてさくら父兄の皆さま含め、当ブログを読んでくださった全ての方にお礼申し上げます。ありがとうございました。
それでは、前置き長くなりましたが今回のお品書きへと参りましょう。
本日の主役はバキバキダンスのあざカワマスコット・朝熊萌ちゃん。
インタビューを受けてくださったのは「まっくさん(@DFMACF)」です。
あのPerfumeをキッカケにアイドルヲタクになったというまっくさん。
様々な現場を広く見ていく中で、なぜAISに、そして萌ちゃんに特別な思い入れを抱くようになったのかについてお話を伺いました。
ちなみに今回のキーワードは「ヤンキー性」です。
それでは、これまで通り簡単な紹介文から以下より始まります。
AIS・朝熊萌ちゃんの紹介
AIS・朝熊萌ちゃん(15)
小さい体にキュートな童顔に加え、その舌ったらずな喋り方がひたすら愛くるしいAISのマスコット的存在、萌ちゃん。
しかし一度ダンスに入るとその雰囲気は豹変。
誰よりも頼りになる生粋のパフォーマーとして、そのキレキレなダンスでAISのライブに躍動感を生む。
ちなみに今は韓国発のアイドルグループ「TWICE」に目下激ハマり中であり、Twitterでダンス動画を上げたり、ブログ内で度々話題に触れるなど、その熱は日に日に増すばかりである。
グッドモーニングベア🐻
— AIS -All Idol Songs- (@allidolsongs) 2017年7月6日
もえですっ♡
TWICEさんの『TT』
踊ってみました✨💕
明日の公演きてくまー!
朝熊萌ブログを更新しました!https://t.co/JTdU24fMzA#AISアイス pic.twitter.com/AM25RXxMRl
インタビュー本編
2018年2月某日。
都内某所の喫茶店にてまっく氏と待ち合わせた。
公衆の面前で生写真広げてJKよりはしゃぐ大人たちの図
それでは、改めて今日はよろしくお願いします。
まっくさん「はい。よろしくお願いします。」
ドルヲタになったキッカケ
ではまず最初に、まっくさんがドルヲタになったキッカケについて教えてください
「スタートはPerfumeですね。時期でいうとちょうどポリリズムの頃です。はっきりしたキッカケ的なものはないんですが、徐々にニコ動やYouTubeに色んな動画が上がるようになってきた時期にバナー広告で偶然目にして、そこからなんとなくCDを買うようになったのが始まりですね。現場に初めて行ったのもPerfumeでした。」
元々Perfumeは広島のロコドルとしてスタートして、東京進出の際にイメージチェンジ戦略でひらがな表記の「ぱふゅ~む」から今の「Perfume」になったんですよね。その後アイドルからアーティストへの路線変更があったと思うんですが、当時の現場の空気感としてはどうでしたか?
「売り方で言うなら僕がギリギリ握手会に間に合ってないぐらいですね。そのぐらいまでは池袋の噴水広場とかで握手会付きの販促イベントはやっていたらしいので。ただそれも今のアイドルがやるような握手じゃなく、歌手がたまにやるあっさりした握手会だったみたいですね。でもライブ中の雰囲気でいうなら、あの頃はまだ『地下っぽさ』が残ってましたね。MC中に客いじりしたり、かしゆかが欲しがったお客さんのジョジョの上着をそのまま貰っちゃったり、後日それを着た写真をブログに上げたりとか、ちょっと今のPerfumeからは想像しづらい、いわゆる『地下っぽい』ファンとの距離感はありましたね。」
上京前、ひらがな時代の「ぱふゅ~む」
グループの立ち位置として「アイドルかどうか」と考えるとかなりグレーではあったものの、当時はまだそういった「アイドル臭」が少なからず残っていた訳ですね。
「そうですね。CDの初回生産分のうち50枚だけサイン入りの当たりを混ぜたりとか、そういう売り方はまだしてましたからね。」
ちなみにそこからはどういう現場に行かれてたんですか?
「その後は継続してPerfumeを追いつつも、いわゆるアイドルのライブからは遠ざかってましたね。当時はバンド系によく行ってました。そこからまたアイドルのライブに戻ってくるキッカケになったのが『BABYMETAL』と『武藤彩未ちゃん』でしたね。」
全体的にアミューズ系列と波長が合うみたいですね。ちなみにこの流れからさくら学院は通らなかったんですか?
「なぜかさくらには行かなかったんですよね。言われてみれば不思議な気もするんですが。まぁBABYMETALも武藤彩未ちゃんも、割とつまみ食い程度に楽しむスタンスだったので、そもそも『1つのグループや個人を熱心に追いかける』という事はまだしてなかったんですよね。割と浅く広くアンテナを張っていたというか。世間的なブームに乗ってももクロのライブを見たりもしてましたし。」
なるほど。ちなみにここからもっと近い距離感の、いわゆるライブアイドルの現場に行くようになるキッカケは何だったんでしょうか?
「これは清竜人25ですね。僕は第7夫人の優華が入った頃から見るようになったので、だいたい2015年からですかね。清竜人25はコンセプトの奇抜さと音楽からハマって、そこから『ハーレムフェスタ』っていう主催の対バン企画を通して共演相手の色んなグループを見るようになりました。主なところだと、JAPANになったばかりのベイビーレイズとか、風男塾とか、ゆるめるモ!とか、BiSHとかがいましたね。」
今聞くと凄いメンツですね。
「そうですね。こうして知識も増えてきたところで『フェスとかにも行ってみようかな』と思うようになり、初めてTIFに行ったりもしました。今思うとこの辺りから興味のベクトルが少しずつライブアイドルにシフトしていった気がします。」
今行っている現場
それでは次の質問なんですが、今ってAIS以外にどこの現場によく行かれるんですか?
「今はAIS以外だと『なんキニ!』と、たまに『パンダみっく』くらいですかね」
なんというかこう、年代の守備範囲が広いですねw
「そうですねwただ、自分の中で変に『見る/見ない』の基準を決め込まないようにはしています。推しグループ目当てで入った対バンでも、一応興味以外の所も一通り見てみて、何か引っかかるものがあれば素直に調べてみるし、つまらなければ特に反応しないし、っていうスタンスではいますね。」
凝り固まるのは良くないですもんね。素晴らしいスタンスだと思います。ちなみにいわゆるハロプロとかAKBとかスタダとか、そういう特定の『総本山』的な所に属することはなかったんですか?
「先ほども言った通りブームに乗ってももクロを見たり、何度かハロコンに行ったりした事もありましたが、どこか一つの大手にのめり込むということはなかったですね。なのである意味、かなりフラットな目線で色んな現場を見れているとは思います。」
AISを好きになるまで
では、そこからどういった流れでAISを知ったのでしょうか?
「最初のキッカケはアイドルネッサンスでしたね。2016年のTIFで初めてルネを見た時に、初期Perfumeに近い何かを感じた気がして、そこからルネの現場に通うようになりました。その流れでルネとAISが呼ばれたさんみゅ~の主催イベントに行った時に、初めてAISをちゃんと見ましたね。ちなみにこの日はレジェンドゲストとして早見優が出てたりもしました。」
その時のAISの第一印象っていかがでしたか?
「ん~、『特に…』って感じでしたね。お見送りも行かなかったですし。ほんとに『ふぅ~ん』ぐらいでしたね。」
初見の時はさほど興味を持たなかったんですね。それでは、その後はどういった経緯でAISの現場に通うようになったんですか?
「それはアイドルネッサンスの宮本茉凜(みやもとまりん)ちゃん(※)がキッカケですね。彼女は当時グループ兼任という形でAISとしても活動していたので、『ルネの茉凜ちゃんを座りでラクに見れるなら』ぐらいの軽い気持ちでAISの定期公演に通いだしたのが始まりです。なのでそれまでの『新人公演で敗北→サプライズで月一定期公演決定』の流れは一応見てました。」
宮本茉凜(16)・2014年に結成されたアイドルネッサンスの初期メンバーとしてデビュー後、16年6月~17年6月までの1年間はグループを兼任する形でAISとしても活動。そして18年2月、アイドルネッサンスの解散以降、活動を休止中。
16年夏にAISが参加した「新人公演~真夏のシンデレラ~」では、結成間もない5組のグループがAKIBAカルチャーズ劇場での定期公演の権利をかけ、動員などを争った。結果AISは惜しくも2位に終わったものの、僅差での敗北ということで特別に月一定期公演の権利を与えられた。
「なので定期公演は何気に初回から行ってました。ただその時点でも特典会には一度も行ったことはなかったですね。なのでこの頃は、まだAISにグループ単位での魅力を感じてなかったんです。でも、初回の定期公演を見てから2回目に行かず3回目に行ってライブを見た時に『あれ?なんか成長してる?』と思ったんですよね。僕自身、これまでPerfumeみたく、どちらかというと完成された所からグループを見て好きになる事が多かったので、『成長を見守る』というトキメキみたいなものを初めて感じたのがこの時のAISでした」
『成長を見守る』というドルヲタならではの楽しさの入口が、期せずしてAISになったわけですね。
「そうですね。気持ちが動き始めたタイミングとしては本当にその頃でした。ちなみにその定期公演の翌日には持ち時間15〜20分くらいの小規模な対バンに入るほど惹かれてましたし、そこで初めて特典会にも行きましたね。」
初めて特典会に行った際のメンバーの印象はどうでしたか?
「なんというかこう……幼いな、とw今までは割と年齢層高めのグループを見てきたので、『可愛いな』とかよりは単純に『子供だな』っていう印象が強かったですねw」
なるほどwルネ兼任の宮本茉凜ちゃんがキッカケで現場に通いだしてから、メンバーの成長を感じた事でいよいよAISにも興味を持ち始めた訳ですね。
「そうですね。そこから徐々に現場に行くことも増えました。一応AIS-break(※)とかも行ってますしw」
「AIS-break(アイスブレーク)」…17年4月~6月まで行っていた金曜夜の定期公演シリーズ。平日イベントということで参加できるメンバーも限られる中、芸人さんをMCに呼んでのゲームコーナーやその日限りのカバー曲披露など、これまでにない新しい試みが多かった。
これは今だから言えるんですが、正直AIS-breakは内容的に結構キツかったですよね?w
「そうですねw正直、最初見た時は『オウ……』って感じでしたねwやっぱり平日開催で地方メンバーの参加率が低かったり、土日に通常通りイベントに出て更に平日も…となると、なかなか一回一回の公演に充分な準備期間を設けられなかったのかなとは思いましたね。それだけに、ライブ自体の完成度が低かったり…w」
ただでさえ集客の厳しい平日の早い時間に、新規はおろか既存ファンでさえ好みの分かれるような内容でやってましたからね。
「そうなんですよね。たしかにあの頃は、若干の迷走臭はありましたね。」
まぁこの時期の挑戦的な姿勢が後の展開に繋がったようにも思いますけどね。そして、そんなAIS-breakにも挫けず…と言ってはアレですけどwそこでモチベーションが尽きる事もなく、その後もAISに通い続けたんですか?
「そうですね。その後すぐに宮本茉凜ちゃんのグループ兼任解除ということで、AISとしてラストとなる公演があったんですが、この時には既に『彼女がグループを卒業してからもAISは継続して見ていきたい』と思うようになっていましたね。」
萌ちゃんを好きになるまで
それでは、その後どういった経緯で萌ちゃんを推すに至ったのでしょうか?
「6月に宮本茉凜ちゃんが卒業した直後、7人での新体制お披露目公演があったんですが、その時期ぐらいから少し萌ちゃんに対して思うことがあって。」
と、いいますと?
「ライブ中のパフォーマンスについては当然いつも素晴らしいんですが、その反面『お客さんをあまり見てないのかな?』と思ったんですよね。ライブに対する自己基準が『どれだけ客席を盛り上げられたか』よりも、『今日のパフォーマンスは自分の中で何点だったか』みたいな所で割と自己完結しちゃってる気がして。なのでそういう『お客さんとのコミュニケーション』的な部分で若干思う所はありました。」
そうですね。ある意味すごくダンサーっぽいというか、良くも悪くもパフォーマー気質だなとは思いますね。もちろんそういうストイックさも大事ですが、スキルが光っているだけに、そういった『閉じた印象』がもったいなかったですよね。
「そうですね。なのであの頃は特別萌ちゃんに思い入れを抱いてはいなかったですね。ライブを見ても『麗愛ちゃんカワイイな』とか『舞優ちゃん楽しいな』とか、他の子が印象に残ることが多かったです。そこから横丁、TIF、8月の単独公演…と見ていったんですが、個人的にはその後の@JAMくらいから色々変わり始めたのかなと思いますね。この時に披露した『ICE CREAM MAGIC』を見て、AIS自体もそうなんですが、萌ちゃん個人としても明らかに変わり始めたように感じたんですよね。それまでの閉じた印象が薄れていって、少しずつ客席を見るようになった気がしたんです。」
「あと、それがキッカケかというと微妙なんですが、その直後には@JAMの課金レース的な企画で萌ちゃんのサイン入りTシャツを落としたりもしました。ただこの時はまだはっきりと推し確定はしてなかったですし、言ってしまうとこのTシャツを落としたのも半分はノリだったんですwでも、オークションの課金ハードルの高低に関わらず、最初から他の子ではなく純粋に萌ちゃんのTシャツが欲しいとは思っていました。それにしても、あれはヲタクが現金で殴り合うという本当に血生臭い企画でしたねw」
大切そうに見せてくださったサイン入りTシャツをスタバで堂々と広げさせる鬼畜インタビュアーの図
「それで@JAMが終わって9月からは2回目の定期公演が始まりました。で、久々にホームグラウンドのAKIBAカルチャーズ劇場でライブをやった時に、前より少しお客さんが増えたように感じたんですよね。もちろん夏フェス等を通してAISが成長したことも嬉しかったんですが、何よりそれが少しずつ目に見える結果につながり始めたっていう上昇感があったことがとても嬉しかったのを覚えています。」
そうですね。昨夏は派手な躍進こそありませんでしたが、今後につながる色々な物を得られた意味のある時期でしたよね。そして、その後の定期公演についてはどのように見ていましたか?
「まず、定期公演の第1回目に動員目標が発表されたじゃないですか。目標は『全7回の公演で通算1000人』だったので、順当にいけば1回当たりのハードルは約140~150人程度でした。しかし3、4回目ぐらいまで終わったところで、平均動員が100人弱と伸び悩み、少しずつ後が苦しくなっていきましたよね。」
第2期定期公演の初回にて行われた、動員目標に関する説明。
「そうした流れの中で、いくつかテコ入れが入って。リーダー橋本麗愛ちゃんのプロデュース公演とか、事務所の先輩のトミタ栞さんのゲスト出演とか。たしか特典会のレギュレーションが下がったのもあの頃だったと思いますし。」
「もちろん、前と比べると本当にライブも良くなったし、お客さんとのコミュニケーションも良くなった。新しい試みも続々追加されて、持ち曲も増えたし、現場の雰囲気もすごく良い。もっと言えば周りのお客さんも皆楽しそうだし、当然自分も本当に楽しい。それだけに、『なかなかそれらが集客に結びつかない』という事が当時は本当に歯がゆかったですね。そうして6回目の公演が終わって、あとは千秋楽を残すだけになった所で、発表されたハガキの残数が256枚。これまでの1回当たり動員は多くても150人足らずだったので、正直この時『あ、ダメだ』と思ったんです。実際ゲバラさんもあの時はそう思いませんでしたか?」
思いました。新人公演に負けた時のあの泣き顔をまた見ることになるのかと、内心かなり諦めモードでしたね。
「ですよね。正直『あと1回で256人』と聞いて『イケる!』と即座に思ったファンなんて誰もいなかったと思うんです。当然僕も『あ~あ…』って思ってたんです、その時は。で、その後、千秋楽を控えた最後の一週間に急遽チケットの手売り会が開催されたじゃないですか。それも本当に偶然その週の平日にあったイベントの物販スペースだけを借りて、ライブをすることもなく、ただ関東メンバーが来てチケットを手売りするだけ、みたいな。それで、まぁ最後の悪あがきじゃないですけど、『色々頑張ってたし…』と思って、一番人の少なそうな水曜日の渋谷duoでの手売り会に行ったんです。そしたら、会場に入ってすぐ真横に小さな机と椅子があって、そこに簡単な張り紙で『AISさん』って書いてあるんですよ。最初に見た時は『え、これ?ここでやるのか…』と思いましたね。それで、その後にいつもいるファンの方達がきて、次にAISメンバーが来て手売り会が始まったんですが、正直環境が良くなくて。というのも、当然ですが物販スペースの前は通路で、それを挟んですぐ隣には喫煙所があったんです。それにはっきり言ってその日のライブ自体、客層的にAISに興味のあるお客さんなんていないんですよ。しかもその日AISはライブもやらなかったので、そもそもAISを知らない人が来ていきなりチケットなんか買う訳ないんですよ。で、そういう状況の中で、目の前の通路を通る人は一瞥もせず通り過ぎていくし、向かいの喫煙所でタバコを吸う人は興味無さそうに見ている上、会場には終始爆音のライブ音という。そんな決して良いとは言えない環境の中で、萌ちゃん・友莉亜ちゃん・陽日ちゃんの3人が、本当に最後まで腐らず、ずっと必死に声を出し続けてたんです。その姿を見た時に、『これはひょっとしたら何かが起こるのかもしれない』と思ったんですよね。」
頑張れ
— まっく (@DFMACF) 2017年12月6日
#AISアイス pic.twitter.com/rvMQuHMjz4
「その後の事については既にゲバラさんがブログに書かれてる通り、メンバーの頑張りはもちろんの事、色んな人のおかげでなんとか動員目標を達成した訳ですよね。それで、その千秋楽公演のライブを見た後、特典会で萌ちゃんの前に立った時に私…泣いてしまいまして……。いざ萌ちゃんを前にした時に、もう本当に『よかったね』しか言葉が出てこなかったんです」
あの日は本当にそれしかなかったですもんね
「そうですね。本当に…最初はお客さんの方を向いてないように感じた萌ちゃんが、そこからどんどんお客さんとコミュニケーション取りだして、煽りもどんどん入れるようになっていった変化とか、手売り会で最後まで諦めず声を出し続けていた姿とか、そういう色んな過程を見てきた上であの12月9日を経験してしまって、最終的に特典会で萌ちゃんの前で泣いた俺は、きっとこれからも萌ちゃんを推していくんだろうな、と。そう、自然と心が決まった感じですかね……」
……(無言で目元を手で覆うゲバラ)
「……」(無言で目を潤ませるまっくさん)
あの……僕、このインタビューをお願いしたのが、まっくさんで……本当によかったです…(涙目)
「いやいや…あの、そんな(涙目&照笑)」
(※注1)先に泣いたのはまっくさんです
(※注2)隣の席のカップルはドン引いてました
萌ちゃんのここを見てくれ
ダンスに入る時のギャップ
素敵なお話をありがとうございます。では次の質問なんですが、『萌ちゃんのここを見てくれ!』ってポイントはどこでしょうか?
「これはまず『ダンスに入る時のギャップ』ですね。踊っている時の萌ちゃんって、もちろんダイナミックなダンス自体の魅力も良いんですけど、自分の身体をコントロールできている事への喜びを全力で表したような、素晴らしい表情をするんですよ。特に『完璧ぐ〜のね』ラストの手を大きく羽ばたかせる振付の時とか。で、そういうダンサーなりの感情表現というか、『あの普段カワイイ萌ちゃんが、ダンスの時は何かに取り憑かれたように夢中になって、しかもあんな顔になるのか』っていうギャップは何度見てもグッとくるものがありますね。」
上記シーンは(4:02~)、萌ちゃんは右から2番目
あの表情の変化は見ててゾクゾクしますよね。ライブではバキバキなのに特典会に行ったらフニャフニャでw『どっちが本当の萌ちゃんなんだろう?』みたいなw
「そうなんですよね。でもやっぱりアイドルも人間なんで、当然いろんな面があるじゃないですか。その点、萌ちゃんについてはファンに見せてくれる全部の面を存分に楽しませてくれるなぁと思いますね。まぁ僕に関してはそれが高じて、最近はやたら変なものばかり欲しがってしまっているんですがw」
と、いいますと?
「まぁ一言で言うなら、『ヤンキー性』ですかね(イイ顔)」
ヤンキー性について
「ヤンキー性」ですか。ちなみに具体的にはどういった感じの…?
「まぁ一言で言うと、『悪い顔の萌ちゃん』の魅力に気づいてしまって、それをどんどん見たくなってしまったんですよね。というのも、その可能性に気付いたそもそものキッカケがこの写真だったんですよ。」
「これを見た時に『萌ちゃんってこんな顔もするんだ』って思ったんです。何というか、見れば見るほど感情を読み取れない不思議な表情だと思うんです。あえてタイトルを付けるとしたら『焦燥』とでもいいますか」
たしかに、さっき言った『ダンス中のバキバキ感』にも『普段のふにゃふにゃ感』にも属さない新鮮な表情ですね
「そうなんです。で、まずこの写真で『萌ちゃんにはこんな顔もあるんだ』という発見をして。次に浴衣の動画を見た時に、萌ちゃんが浴衣のまま雲梯をしたり、遊具に登ってたりしてたんです。で、ふと気付いたのが、カメラを回してるメンバーに話しかける時の言葉遣いとか態度が、当然ですけどファンの人と接する時のそれとは違っていたんですよ。あのふわふわな萌ちゃんがメンバーと対する時だけ見せる少しヤンチャな一面というか、それにあの生写真の不思議な表情も相まって、『これはまだ自分の知らない萌ちゃんがいるんだろうな』と思ってしまったんです。」
まだ開いていない扉の存在に気付いてしまったんですねw
「そうですね。それと同時に、『その顔を見てみたい』と思ってしまったんですよね。それが自分の中で『強そうな萌ちゃん』という所から少し形が変わって『悪そうな萌ちゃん』になって、最終的にたどり着いた表現が『ヤンキー性』だったんですよね」
なるほど。ちなみに僕が以前ジャンケン大会で勝って貰ったこのチェキの萌ちゃんとかどうですか?
「あー素晴らしいですねこの座り具合(イイ顔)。あ、これで思い出したんですけど、『愛のナースカーニバル』間奏の、ちょっとガラの悪い中腰になる萌ちゃんもいいですね。ダンサーのポージングセンスからか、自然と腰の入れ方も強い感じになってて。」
上記シーンは(2:39~)
「あと動画で言うなら、バレンタインの妄想動画を全員で見ている時に、自分の動画が流れている時のメンバーが1人ずつ照れてソワソワする中、唯一身動き一つせず、目も反らさずに自分の動画を見続けたあの負けん気ある感じとか好きですね。」
上記シーンは(6:45~)
「それで話を戻すと、この魅力に気付いてから『まだ見ぬ萌ちゃん』の表情を残そうと、チェキの時に色々注文を付けるようになったんですよね。」
宮沢賢治も真っ青ですねw
「まさしくですwで、最初に『パリピっぽく撮ってください』ってお願いして撮ったのが、このチェキなんですが、」
「正直これを見た時に、『ちがうな…』と思ったんです。なんというか萌ちゃんに合うのは『ウェーイw』みたいな軽い悪さではないんじゃないかと。」
確かに萌ちゃんに合うのは『群れるタイプの悪さ』ではない気がしますね
「そうなんです。どちらかというと浮わついていない『個』としての強さじゃないのか…と。で、そこからしばらくして、昨年最後のイベントの時に撮ったのがこれだったんですけど、」
「これ、チェキには写ってないんですけど、『来年の干支をやってください』ってお願いしたんです。そしたら『えとぉ~!?』って感じで聞き返されたんです。どうやら萌ちゃんは干支が分からなかったらしくてwその(えとぉ~?何それ?わかんない!)みたいな表情がめっちゃ悪くてwそれを見た時に『これだッ…!!!』って何か確信めいたものがあったんですよね(超絶イイ顔)」
wwwwww(爆笑)
「そこからいわゆる『悪い子要求』の方針が自分の中で固まってきて、ソロチェキの時の演出が上手く噛みあうようになってきたんです。そして萌ちゃんも僕の歪んだ要求を感覚で理解し始めたのか、どんどん『悪い顔』が板に付いてきたんですよねw」
チェキは人によって色々な楽しみ方があるらしい()
成長著しいですねw仲良くなるにつれて推しメンの表情が良くなると考えると微笑ましいですが、やってる事が事だけに言っててすごく複雑な気分ですw
「まぁ、ちゃんとこういう可愛い萌ちゃんのチェキも撮ってるんですけどねwヤンキーチェキはあくまで楽しみ方の一つって感じですよw」
ちなみにかなり話が脱線したところで難ですが、宝物チェキってありますか?
「宝物だとこれですね。さっき言った千秋楽公演で泣いた直後のチェキです」
流れ的にやや不安でしたが、ここはキレイな回答でホッとしましたw
先述のTシャツを着たまっくさんと、この日手にケガをしながらも圧巻のステージを見せた萌ちゃん。色んな歴史と思い出が詰まった素敵な一枚。
ヤンキー性よもやま話
ちなみに『ヤンキー性』の良さを認識したのは、そもそも萌ちゃんがキッカケだったんですか?
「それなんですけど、このインタビューのお話を頂いてから改めて色々考えてみたんですが、そもそも最初にこの魅力に気付いたキッカケって、数年前にテレ東の深夜ドラマでやっていた『みんな!エスパーだよ!』の夏帆だったと思うんですよね」
なるほど、そこですか!
「はい。僕自身、別に夏帆自体は『カワイイね』とは思いつつも、特に思い入れとかなかったんですよ。でもあのヤンキー役を見た時に『うわコレ、キてんな…』みたいなグッと来るものがあったんですよw(ハイパーイイ顔)乱暴さに惹かれたというよりは、あのトータルの雰囲気に掴まれたんですよね。でも本当にこのインタビューの話が来るまで忘れてたんですよ。」
ではあくまで種が蒔かれたのがここで、それが萌ちゃんで芽吹いた訳ですねwちなみに似た路線で『パンダみっく』の『せっち(※)』はどうですか?
パンダみっく・横澤星流(よこさわせいる)ちゃん(13)
「せっちはどちらかというと体育会系寄りのヤンキーですね。一見悪そうに見えて芯の通ったパイセン的な。」
なるほどw同じヤンキー性でも細かく路線が分かれてるんですね、奥が深いですw
「あとヤンキー性として気になってるのは同じAISの星来ちゃんですね」
AIS・磯前星来(いそまえせら)ちゃん(14)
「星来ちゃんの場合、まだ隠し持ってる物がありそうな反面、本人がそれに無自覚な気がするんですよね。スポンジのバットだと思って振り回してたらよく見ると刃物だったみたいなwなのでもし星来ちゃんがヤンキー性に目覚めたら、下手するとそのまま帰ってこれないところまで行くかもしれないですねw」
純粋ゆえの危うさ的な事でしょうかw分析が深いですねw
「あくまで僕の見解ですけどねwその反面、萌ちゃんはいい具合に落ち着いてくれそうな気がします。本当にちょうどよくというか、まぁ理想のバランスは結局夏帆なんですけどw」
ヤンキー女子の良さとは
ここで改めてなんですが、ヤンキー女子の良さってなんだと思いますか?
「まず前提として、ヲタクは理屈が大好きじゃないですか。それに対してヤンキー女子は、そういう理屈を吹っ飛ばせる存在だと思うんです。理詰めではどうしようもない困難に立ち会った時に、『オラいくよッ!』ってヲタクのケツを蹴り上げてくれるような、そういう他にはない種類の強さを持っていることが魅力だと思うんです。萌ちゃんについても、AISという清楚でお行儀のいいグループで、優しくて真面目なメンバー達の中にいるからこそあの強さが光るし、今後何かしらで『やらなきゃいけない場面』に差し掛かった時に、現状を打破するための突破口になってくれる存在だと思うんです。」
たしかに、停滞を崩してくれるというか、いい意味で予定調和を壊してくれるような心強さがありますよね。
「そうですね。まぁ言ってしまえばそういう魅力はある種の『毒』だと思うんですが、グループをより高みに導いてくれるような『良い毒』だとは感じますね。もちろん毒ばっかりじゃなくて、可愛くて優しい萌ちゃんも当然いますし。なにより萌ちゃんって、メンバーのことが大好きだと思うんです。陽日ちゃんの生誕イベントで泣いてる表情とかが本当に良くて。そういう個としての強さを持ちつつも、ちゃんとメンバー思いな所があの子を見ていて本当に良いなぁと思えるんですよね。」
こんな萌ちゃんが見たい
今後「こんな萌ちゃんが見たい」っていうのはありますか?
「そうですね、コスプレ的に言うと『スーサイド・スクワッド』の『ハーレイ・クイン』が見てみたいですね。」
「あの衣装のまま特典会でケツバットをやってほしいですねwただ個人的に言うと、風船ガムよりはチュッパチャップスですかねw」
こだわりが細かいですねw
AISで一番好きな曲
次なんですが、AISで一番好きな曲ってなんですか?
「これはスイミングですね。」
なんか意外です!ちなみにどんなところが好きなんですか?
「もちろん曲自体も好きなんですけど、あと僕は当時ちゃんと聞いてなかったのでこれはあくまで推測なんですが、ひょっとするとこの曲のリリース当時は『深田恭子が歌う』ってだけでバカにされてたのかな、とか思うんですよ。でもそういう視線を変に気にすることなく、こういう肩の力の抜けた自然体な曲を歌っていたと考えると、改めてなんか良いなぁと思うんですよね。あとAIS版について言うなら、冒頭に麗愛のセリフが入るバージョンが好きですね。最初は照れてたところから、回を重ねていくにつれ徐々に慣れていく様子を見て、内心嬉しいやら寂しいやら複雑な気持ちですけどw」
これからAISにカバーして欲しい曲
それでは、今後AISにカバーして欲しい曲ってありますか?
「これは前にゲバラさんも言ってましたけど、Buzyを是非やってほしいですね。『鯨』とか、『あんなにあのコのことを想ってる奴はいなかった』が特に好きですね」
「あとは観月ありさの『伝説の少女』を陽日ちゃんに歌って欲しいですね。曲自体は20世紀の曲なんですが、セルフカバー版が16年に出てるらしいので一応範囲内ってことでwあとはかつてPerfumeがカバーしていた『Peachy』の『スーパージェットシューズ』ですかね。カバーのカバーとかでなんとか歌って欲しいですね。」
ちなみに、正規の持ち曲になることはまずないと思うんですが、もし一度限りでもAISがPerfumeの曲を歌うとしたら何を聞きたいですか?
「これは『マカロニ』ですね。当然この曲自体も好きなんですけど、これからワンマンとか長尺のライブをやっていくに当たって、途中で視覚的な変化を付けられるスタンドマイク曲が一つぐらいあってもいいのかなぁ、とは思いますね。」
AISの魅力とは
最後の質問なんですが、まっくさんの思うAISの魅力って何だと思いますか?
「まずなによりライブが楽しいですよね。メンバーも皆可愛くていい子ですし。でも、アイドルでカバーコンセプトってだけで偏見の眼で見てくる人たちも当然いると思うんです。そういう人たちに対しては本当に『まぁ一度来てみてくださいよ』って気持ちですね。まぁPerfumeの話をすると、彼女たちもブレイク当時は口パクだなんだと散々罵られてたんです。でも応援しているファンからしたら、そういうろくに知りもしない外野からの批判なんてどうでもいいんですよね。そういう意味で言うとAISも『カバーだから聞くに値しない』とか『カバーだからつまらない』みたいなことではないんだよ、っていうのをまず言いたいですね。それに、一度生でライブを見てもらえさえすれば、そういう偏見を覆せるだけの力はあると思うんです。それについては昨年12月9日の千秋楽公演が何よりの証明ですし。まぁ正直あれも『下駄を履かせてもらった』と言えばそれまでなんですが、あの時ピンチに陥ったAISを見て、放っておけずに手を差し伸べた人があれだけいたという事実が全てだと思うんですよね。現場の雰囲気もいいですし。もちろん『主現場を変えろ』とまでは言わないので、『試しに一回どうですか?』と、軽い気持ちで言い続けたいですね。」
そうですね。先日は先輩グループ『アイドルネッサンス』の解散もありグループとして岐路に立たされているこの状況でも、いい意味で自分たちのスタンスを崩さない強さが見て取れるようになってきましたもんね。
「そうですね。あとそれについてあえて少し暗い話をするなら、ルネの解散が発表された時に、ネット上でAISに対する呪いの言葉じゃないですが、『なんでAISは残ってるんだよ』みたいな言葉が散見されたんですよ。もちろんメンバー達もそれぞれ思う所はあると思うんですけど、そういうネガティブな意味でのルネの影みたいな物を、吹き飛ばせるだけの可能性はあると思うんです。なのでこう、できるだけ先入観なくというか、本当に『よければ一度来てみてくださいよ』ってことですよね。本当に、『ライブ見てみたい』でもいいですし、『知ってる曲やってたから』でもいいですし、当然『可愛い萌ちゃんに会いたかったからw』でも、理由なんて何でもいいと思うんです。なのでぜひ一度、いま色んなものを身に付けている過程にあるあの子たちを、生で見てあげてくださいと、僕からはそれぐらいですかね。」
ありがとうございます。
最後に一言
それでは、最後に何かひとことあればどうぞ。
「まずこれはこのインタビュー企画についてなんですけど。おそらく最終回は麗愛ちゃんの回になると思うんですが、その時に、今までインタビューを受けたヲタク全員でゲバラさんを圧迫面接したいですねw6対1の入社試験みたいな感じで鬼詰めしたいですwなんならスパイ尋問みたいな雰囲気でもいいですし、ロケ地が廃工場とかだと更に素敵ですねw」
戦闘中の特撮ヒーローがいつのまにか移動してるでお馴染みの廃工場ですねwただ麗愛ちゃん回の解答者を誰にするかはまだ決めてないんですよねwそれに僕のインタビューを僕がまとめるのは恥ずかし過ぎませんかねw
「ただ僕はそういう図が見たいですね。ぜひご検討ください!」
承知しましたwというか最後の一言がそれでいいんですか?wもっとこう、萌ちゃんに対して言いたいこととかあれば言ってもらって大丈夫ですよ?
「そうですね、萌ちゃんに対しては…『どんどん出していこうぜ』って感じですかねw」
いいですねw何をとは言わないけど、『どんどん出していこうぜ』とw
「そうですねwまぁ少し真面目な話をすると、萌ちゃんにはアイドルとして、『ファンに見せる自分』と『見せずに隠す自分』との板挟みに悩まないでほしいんですよね。もちろんアイドルである以前に1人の人間なので、当然見せたい部分も隠したい部分もあると思うんです。それが自然だと思うんです。だからこそ、無理をして誰かを演じることなく、そのままの萌ちゃんでいて欲しいし、見せたいように見せて、隠したいように隠していて欲しいんです。もちろん、見せてくれる部分については全部受け止めますし、ヤンキー性みたいな変な要素も含めて全部おいしくいただける自信はありますのでwだからこそ、どんどん出していこうぜ!って感じですね。」
本日はありがとうございました!
「こちらこそ、ありがとうございました!」