シングルボーイ下位時代

しょっぱいドルヲタが細々と喋ります

2017年グラドル横丁の思い出

男と生まれたからには、誰でも一生の内一度は夢見る「史上最高の夏」―。

グラビアヲタクとは、「史上最高の夏」を目指す夢想家(ドリーマー)のことである!

 

…はい。

超絶カッコいいイントロが頭をよぎった皆さんルックルックこんにちはゲバラです。

 

悠長にまえがき書いてると夏が終わるので急いで本題いきます。

 

 

①事の経緯

2017年5月下旬、解散ライブを目前に控えた某推し箱のラストランやら別の推し箱の周年記念公演やらが一挙に重なりゲバラの情緒がお江戸はカーニバルだったこの時期。

 

日に日に感情の整理がつかなくなっていく限界状態の中、その報は突如ゲバラのTLに舞い込んだ。

 

そう、今年のグラドル横丁の情報が解禁されたのである。

 

 

 

②グラドル横丁とは

「そもそもそのグラドル横丁とは何だ?」という方は過去動画だがとりあえずこれを見て欲しい。

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さて、上の動画の肌色面積を見てもらえれば、僕がなぜ今これだけ必死に鼻息荒くキーボードを叩いているかだいたいお察しいただけたかと思う。

 

簡単に言うと「グラドル横丁」とは、「アイドル横丁」という大型アイドルフェスにおける企画の一つで、夏らしく水着を着たグラドルやアイドルとチェキ撮影やゲームが楽しめるというだっちゅ~のいや~んパフパフまいっち~んぐダッダ~ンボヨヨンボヨヨンな男の夢である。

 

しかし2017年上半期当時のゲバラはまだグラドル横丁を体験したことがなく、実際のスペース内などその全貌については先の動画と偉大なる先人の残したありがたいお言葉の伝え聞きでしか情報が無かった。

 

まぁ、とはいっても当時の僕はヲタクになって初めての推し箱解散を目前に控えたガラスの(ピー)十代だったのでこの時点で「わ~いおっぱいだ~♡」などとテンションを上げることは流石にできなかった。

 

そうしている間に月日は過ぎ、先述した推し箱の解散や別の推しメンの初めての生誕イベントなど悲喜こもごもなイベントラッシュが一通り終わり、嵐の連続のようだった精神がやっと少し落ち着いてきたかというところで、解禁から少し遅れて誰かしらのリツイートをキッカケにこの情報を目にした。

 

 

「なんだこの最高のナオンは…」

率直な第一声がそれだった。

 

③『隈本さん』というナオン

 

調べてみるとその方は虹のコンキスタドール予科生(当時)の「隈本茉莉奈」さんという方だった。

 

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※盛れてる画像選んだぞ隈本さん…!

 

 

やっと精神的に喪が明けつつあった当時のゲバラは、このタイミングでの隈本さんとの出会いに運命的な何かを(勝手に)感じとった。

 

正直、虹コンのグラドル戦闘力(※そんな日本語はない)の大半はかの有名な根本凪©(※)が占めているという認識だったので、まさかこのタイミングでこんな思わぬ伏兵に出くわすとは思っておらず、僕のテンションは仮装大賞ばりの見事なジワジワ伸びを見せた。

 

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虹のコンキスタドール根本凪さん 

 

こうして散々「推し箱解散ヤダヤダ」と毎晩枕に顔をうずめて泣いていた(※実話)キショイヲタクは、いざ推し箱が解散するとほどなくしてスパッと気持ちを切り替え、毎晩隈本さんの水着画像ツイートを全裸待機し、投下直後に引リツで求愛しながらバキバキにキマるという、<①ヲタクとして/②男として/③人として>の三面から立体殺法的に酷い醜態を晒していくのであった。

 

 

④募る思い

こうして「隈本さんに会ってみたい!」という思いは日ごとに大きくなっていった。

 

しかしただ普通にライブ行って特典会に会いに行くのではつまらないので、「せっかくだからグラドル横丁で初対面を果たそう!」と謎の思い付きがティン♪ときたゲバラ

 

ここでは詳しく書かないが、実はそれ以前も何度か虹コンの現場に行ったことはあったので、水着ツイートをキッカケに人知れず始まる前に何気に生で隈本さんを見た事はあった。

 

ただ、何度も言うがひたすら険しくなるのであまり多くは語らないが、以前現場に行った際は別の子メインで見てたのであまり隈本さんを注目して見てはいなかったというか、当時の隈本さんが「予科生」という研修生的な立ち位置であり、あまりライブでの出番も多くなかったこともあって申し訳ない話あの頃はそこまで注目しては見てはいなかったのである。

 

それがちょっと水着画像上がっただけでこれなので、推しロス直後の傷心メンタルだったことを差し引いてももうホントに人権を取り上げられても何も文句の言えないカスヲタクぶりである。

 

しかし本能と剥がしには逆らえないのがヲタクの常。

僕は6月を丸々使って完璧な初対面に向けての計画を練り、来るべき運命の時に備えた。

 

⑤アイドル横丁初日

 

「時は来た!それだけだ」

かつて橋本信也はそう言った。

 

2017年7月8日。 

ついに訪れたアイドル横丁初日の朝。

僕のメンタルは完全に在りし日の橋本にシンクロしていたことであろう。

 

いい大人が金を払って水着のアイドルとチェキを撮ろうと休日の朝から引くほど早起きして電車移動しながら息巻いている。

 

そりゃあ蝶野も笑うわけである。

 

⑥悪夢の幕開け

改めて今振り返ると、この日ほど自身の計画性の無さと見通しの甘さを悔やんだ日はない。

 

なぜならその朝、横丁の動員規模を舐めていたゲバラは自分の中での『そこそこの早起き』でチンタラ会場に向かった結果、現地に着いた瞬間に絶望を味わうことになるのである。

 

⑦進まない列

 

会場の赤レンガ倉庫に着くと、なにやらライブスペースに入る為には事前に購入していたチケットをリストバンドに交換する必要があるようだった。

 

そして僕は去年も来てるくせにこのリスバン交換にかかる所要時間の長さを完全に失念していた。

 

見るとリスバン交換エリアから伸びる長蛇の列&豪。

 

しかし愚痴を言っていても始まらない。

マグナムトルネードばりに滾る思いを抑えながら、大人しく最後尾に付く。

 

そうしてる間にしばらくすると、真夏の早朝から列に並んでやや憔悴していたゲバラに、更に追い打ちをかけるような音声が響いた。

 

⑧生き地獄

 

「それではこれから、爆乳コラボステージのスタートで~す!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!???????」 

 

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それは僕にとってこの日1回目の死刑通告だった。

 

本来自分の推しグループのステージに合わせて無理のないようノロノロ会場入りするはずヲタク達が、なぜか界隈を超えて一斉に集結する朝一番のステージ、それが『爆乳コラボ』。

 

すなわち、その日グラドル横丁に参加するグラドルとアイドルが全員一つのステージに”水着で”集まって、一曲披露するという神のようなステージなのである。

 

何を隠そう、僕もこの爆乳コラボを見るためだけに苦手な早起きを(そこそこ)頑張って遠路はるばる電車に揺られ、慣れない横浜の地へたどり着いた勇者の一人。

 

そんな男にとってのガンダーラと言っても過言ではないステージが、こともあろうにまだ僕が入場用のリストバンドを手に入れていないタイミングで始まったのである。

 

既に心は阿鼻叫喚。

『もうちょっと待って!!!もうすぐ!!!もうすぐリスバン貰ってそっち行くから!!!ねぇ!!!お願い!!!待ッッッッて!!!!!』と秒で幼児退行したメンタルが悲痛な叫びを上げていた。

 

それもそのはず。

アイドル横丁のライブスペースは、タダで入れるエリアから会場内を覗き見ることができないようしっかり設営が工夫されていた。

 

爆乳コラボの開始アナウンスを聞き反射的に列を飛び出してライブスペースへ駆け寄ったゲバラが幕の張られた高い柵の前でどれだけチンパンジャンプしても、そのエリア内は全く見えなかった。

 

その癖やけに音だけは無銭エリアまで届くので、おそらく自己紹介MCと思しき、

 

「Gカップで~す♪」

 

みたいなマイク音声はしっかり無銭エリアにも響き渡っていたので、中の様子が何も見えない外からそれを聞いていた僕はあまりの生殺しっぷりに、

 

「あぁああああああああいっそ殺せぇええええええええ」

 

と叫びながらギリギリ正気を保つのが精一杯であった。

 

こうしてそれまで幾度なく想像してきたこの世の楽園は、いざ現地に着くと一転、生き地獄の様相を呈した。

 

⑨試される理性

 

こうして結局、あれだけ夢に見た爆乳コラボを肉眼で拝むことの叶わなかったゲバラ

更に先述のとおり一度列を外れてしまったので再度最後尾から並び直すこととなった。

泣きっ面に怒首領蜂である。

 

その後ショボくれながらようやくリスバン交換を終えて会場内に入ると、さっきまでありえん盛り上がりを見せていた爆乳コラボの熱が嘘のように消えていて、割とマジで少し泣きそうだった。

 

しかし悩んでいても仕方ない。

目には目を。グラビアにはグラビアを。

グラビアで負った傷はグラビアで癒すしかない。

 

そうして『グラドル横丁に行って水着の隈本さんと初対面チェキを撮る』という本来の目的()を思い出したゲバラは、再度ライブスペースの外へ出てグラドル横丁の整理券売り場へと急いだ。

 

そこから先はお察しの通り。

またも見渡す限りの列、列、列。

時代を超えた大名行列かと思うくらいに、夏と無関係な謎の熱気を発する紳士()なヲタク達が大行列を成していた。

 

早くも先ほどの悪夢が蘇り、この時点で若干心の折れかけているゲバラであったが、しかしさっきはさっき、今は今。

 

『次こそこの行列の先に輝かしい未来が待っているはず』と信じて疑わず、キラキラした目で再度最後尾に着いた。

 

こうしてまたも炎天下の中、大行列を並び抜く純日本的なミッションが始まった。

 

『次こそテコでも動かないぞ』

 

そう固く決意した直後、スマホで時間を確認してみるとあることに気付く。

 

「もうすぐAISのライブ始まるやん」

 

テコよりやべぇヤツがきた。

 

現在目下最高レベルのちゅきちゅき度を誇る僕の推し箱「AIS(アイス)」のライブがほどなくして始まるというのである。

 

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AIS-All Idol Songs (アイス)

 

見ると、公式Tを着た知り合いのAISヲタさん方が次々と楽しそうにライブスペースへ向かっていた。

 

対して僕はなぜかこんな所(※グラドル横丁整理券販売待機列)にいる。

 

「さすがにグラビアと推しメンを天秤にかける事はできないだろw」

 

我ながらそう思い、すぐさま列を外れてAISのライブに向かおうとしたその時、不思議な事に意思に反して僕の足は動かなかった。

 

時に皆さん、『コンコルドの誤り』という言葉を知っているだろうか?

 

かつて開発されていた超音速旅客機コンコルドについて、理論上『このまま開発を続けても採算が取れず、実用化にたどり着けない』と分かっていながら、これまでに投じた費用が無駄になることを恐れて撤退のタイミングを見失い、結果更に大きな損失を出した、という実話に基づいた行動経済学の用語である。

 

 

 

すなわち僕は、この時自分がこの待機列で費やした時間、最後尾から進んだ距離、飲んだ飲料、垂らした汗、塗った日焼け止め、失った塩分等々に無意識に想いを馳せ、結果『大好きな推し箱のライブを干してでもこの列に並び続けた方がいいんじゃ…?』などという大それた思考がちらついた。

 

もしそんなことをして知り合いのヲタクにバレたら即座に横腹を竹槍で突かれて盲腸をウォレットチェーンのようにぶら下げながら丸一日歩くことになるのは必至だし、そうでなくてももしそんなことをしたら今後一生推しメンの目を見て話せなくなるな、とかろうじて繋ぎとめた正常な思考で薄っすらそう思っていた。

 

しかしそれと同時に、まだ見ぬ僕の中の悪魔が『全てを投げ捨ててグラビアに跪け』と耳元でささやく声も確かにはっきり聞こえていた。

 

こうして僕は人知れず理性と衝動の合間で揺れる暗黒の数分間を過ごしたのち、ついにその重大な決断を下したのであった。

 

⑩AISブレーク

 

「いやー、いいライブだったねー!」

袖に捌けていくAISの面々を見送りながら、ヲタ友さんたちと一緒にそう言える瞬間にこれ以上ない安堵感があった。

 

思えば、先ほどまでグラビア熱に当てられてすっかり頭がどうかしていたゲバラにとって、結局列を抜けてまで見にきた推し箱のAISのライブは最高の熱冷ましになった。

さしづめAISだけに「AISブレーク」といったところだろうか(平日定期なんてなかったんや)

 

それに考えてみれば、そもそもこのイベントの名前は『アイドル横丁』。

僕はアイドルを見に来たのであり、グラビアを見に来たわけではない。

ついでに言えば、そんなにグラビアが見たいのなら後日ソ〇マップとかに行けばいい話である。

 

そう、あくまでグラビアはアイドルの魅力の一側面に触れるためのオマケ的要素。

仮にニアミスでそれを見る機会に恵まれなかった不運が少しあったとしても、僕には大好きな推しメン(※清楚系グループ所属JK)がいる。

 

グラビアはあくまでオマケとして楽しみつつ、本筋はどこまでも一途にこの子を推すことに定めればいい。

 

そうしてやっと冷静な思考を取り戻したゲバラ

「それじゃ、またあとで~」とAISのヲタ友と一度別れてから再度グラドル横丁の整理券売り場に戻ると、そこにはこの日2回目の死刑通告が待っていた。

 

隈本さんの整理券が売り切れていたのである。

 

⑪メンタルブレイク

 

正直これ以降の記憶は定かではない。

AISを含めたくさんのグループのライブを見たものの、開始数時間で立て続けに喰らった2発のパンチがあまりに重すぎたため、丸一日TKO状態で力ないゾンビウォークを続けたゲバラ

 

この日は既に心が死んでいた。

僕の2017年アイドル横丁初日は、こうして苦々しい思いと共に幕を閉じた。

 

⑫月光

僕には本当に心が折れた時によく聞いている曲がある。

 

鬼束ちひろの「月光」である。

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帰りの電車ではこの月光だけをエンリピで聞いていた。

グラビアの神様(※そんなものはいない)に完全に嫌われたこの日の僕は、きっと人生におけるすべての光を失ったような眼をしていたことであろう。

 

「自分は今なぜこんなに悲しいのだろうか?おっぱいを求めたからか?中途半端な気持ちでおっぱいを見ようとした報いか?おっぱいは人をここまで絶望させるものなのか?おっぱいはこんなに悲しいものなのか?おっぱいは喜びと幸せの象徴ではないのか?おっぱいって何だ?人生って何だ?」

 

ボロボロの心はそんな無為な思考を繰り返し、ぼーっとして何度も乗り換えをミスりながらも、何とか無事帰路についた。

 

今でもこのツイートを見るとあの日の自分の未熟さを思い出す。

それでも諦めきれなかったのは、きっと僕がヲタクである以前に、男であったからだろう。

 

 

⑬再起をかけて

 

『ヒーローだから立ち上がれるのではなく、立ち上がれた者だけがヒーローになれる』

 

そんなどこかで聞いたぼんやりした格言を胸に、僕は心を奮い立たせ、奇跡の再起をここに誓った。

 

もう二度と同じ轍は踏まない。

僕は帰宅直後すぐに翌日の準備に取り掛かった。

電車移動のスケジュールを綿密に調べ直し、徒歩移動の時間も本来より多めに見積もった。

そして再度持ち物を確認してから、静かに一言こう呟き、床に就いた。

 

「明日こそは会いに行くぞ…隈本さん。」

 

 

 

⑭出陣~華麗なるリベンジへ~

 

2017年7月9日、朝。

 

Twitterを見ると「グラドル横丁の為に5時起きで電車乗ってきましたw」などという昨日のレポツイが流れていた。

 

僕は偶然それを目にして『このオッサンどんだけ必死なんだよ…』と軽くため息をつきながら、5時起きで乗った電車に揺られていた。 

 

仮に世界の全オッサンが「必死なオッサン」と「必死じゃないオッサン」に分けられる時、僕は間違いなく「必死なオッサン」の側にいたい。

僕はそう思いを新たにしつつ、上がるテンションをニッチなネタツイに込めながら順調に会場へと向かった。

よい子のみんなは「飛龍革命」で検索だ!

 

⑮僥倖

そうして会場へ向かう電車移動中、ふとTwitter画面を見ると、友達の少ないゲバラにはめったに届くことのないはずのDMが届いていた。

 

「新種のレ〇バンか?」と思いそのDMを開いてみると、それは既にグラドル横丁整理券を買おうと現地で列に並んでいたヲタ友さんから送られたもので、なんと「よければゲバラさんの分の券も一緒に買っときましょうか?」というありがたすぎる提案だった。

 

内心僕は狂喜乱舞。

持つべきものは友とホモ本だと改めて噛み締めつつ、さっそく返信をしようとしたところで、またも僕の指はピタリと止まった。

 

「本当にこんなアッサリと券を手に入れていいのか?」

 

昨日の悪夢がよみがえる。

たしかにここで代購を頼めば簡単に券は手に入るかもしれない。

しかしそれでは、丸一日自分の至らなさを噛み締めた昨日の出来事はどうなる?

 

人生は全力の遊びの中でこそ輝く。

たかがグラビア、されどグラビア。

 

きっとただ券を出して水着の女の子とチェキを撮る事だけがグラドル横丁ではない。

きっとその前の前、券を手に入れるまでのプロセスや準備や計画や思い、その全てが『グラドル横丁』であるはずだ。

 

(本当に大事な券は、自分の力で手に入れる)

 

そんな端から見たらバカにされるような、ちっぽけな意地とプライドすら持ち合わせない奴を、どうして男と言えようか。

そんな事を思ってから、僕は迷わずこう返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、じゃあすいませんが3部と4部を1枚ずつお願いしますw」

 

 

 

必死なオッサンの辞書にもはや「プライド」という文字はなかった。

 

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⑯黄金の券

 

現地に着き、代購をお願いしていたヲタ友さんと合流してグラドル横丁の整理券を受け取ると、感動のあまり僕は少し泣きそうになった。

 

しかも初めて生で見るグラドル横丁の整理券にテンションが上がり過ぎた僕は、ヲタ友さんにやんわり促されるまで代金の支払いを完全に忘れていた。我ながらシンプルに失礼な奴である。

 

⑰いざ再び、爆乳コラボ

 

こうして万全の準備を整えいざ会場へ。

昨日既に2日分の通しチケットをリスバンに交換していたゲバラは、昨日の悪夢がウソだったかのように涼しい顔で入場した。

 

まずは昨日の忘れ物を取りに向かうべく「爆乳コラボ」へ。

しかしもうここから先は言葉で表現しようとする方がむしろ野暮なので、とりあえずこれを見て欲しい。

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最高の夏が始まったのである。

 

⑱G☆の名の元に

そしてある程度予想はしていたが爆乳コラボからのG☆Girlsがあまりにも良すぎたため、ついついチェキを撮るなどしてしまったゲバラ

 

昨日の呪縛から解き放たれ無限に羽の伸びるような思いだった。

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⑲ピザいかがっすか?

 

こうしてG☆の導きのままにチェキを撮り、太陽よりホクホクしながら歩いていたゲバラ

 

すると何やら、前から歩いてくる小さな女の子たちが視界に入った。

 

「ん?なんだろあの子たち?衣装っぽいの着てるし、客…じゃないよな?」

 

そんなことを考えながら近づくと、僕は目を疑うような事実に気付いた。

その女の子たちは他でもないAISであり、その中には僕の推しメンの橋本麗愛ちゃんもいたのである。

 

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AIS・橋本麗愛(はしもとれな)ちゃん

 

これはヤバいことになった。

その時推しメンは会場フードのピザを売るべく、宣伝のためメンバー数名で声かけに回っていたようだった。

見ると推しメンの手にはメニュー確認用のボード。

対して僕の右手には撮りたてホカホカのR18チェキ。

既に鼻の下は利根川より伸びきっており、さすがにこんな姿を推しメンに見られるわけにはいかなかった。

 

「ッ…!?」

 

しかし見ると推しメンはどんどんこちらへ近づいてくる。

(いっそこのチェキをここで食っちまえば…)と斬新過ぎるアイデアがよぎるほどには切迫する思考。

だが止まらない時間。

近づく推しメン。

さすがにここで急にUターンして走り出すのは不自然過ぎる。

どうする…どうする…ッ!

 

こうして突如、極限状態まで追い詰められた僕はまさかの行動に出る。

 

 

 

 

 

気付くと僕は、

目の前にあった草むらの影に飛び込んでいた。

 

 

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どうやら人は本当に追い込まれると草むらに飛び込むらしい。

「こんなにリアルな土の臭いを嗅いだのは何年ぶりだろう」と、身を屈めながら他人事のように僕はそう思っていた。

 

 

思えばただ涼しい顔でチェキをポケットにしまえば良かっただけなのに、ヲタクにここまで謎の背徳感を抱かせたのもまた、グラビアの持つ魔性の魅力の成せる業か(なに言ってんだ)

 

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あとでちゃんとピザ屋にも行きました(修羅カワでした)

 

 

⑳夢に見た楽園へ

 

こうしてちょっとしたハプニングもありつつも、早くもとうとうこの夏最大の山場がやってきた。

念願のグラドル横丁初潜入の時が訪れたのである。

 

代購していただいた整理券を震える手で握りしめ、案内通りに道を進む。

途中に立っていたスタッフさんに券を見せ、自分がその「権利を有する者」であることを証明すると道は開き、ついにグラドル横丁専用の特設エリア内に入った。

 

そこはまさに「この世の楽園」という言葉がピッタリの空間だった。

幸せ溢れる夢空間

そよぐ風、上がる歓声、こぼれる笑顔、伸びる列。

そして見渡す限りの水着の海。

その涅槃とも思しき光景に感動したのち、本来の目的を思い出して歩を進めた。

夢にまで見た本物の隈本さんがそこにいた(水着で)。

 

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そのまま列に並んで自分の番がくると、思わず一人感極まってしまい、

 

「初めまして隈本さん!!ずっと会いたかったです!!!」

 

と、めちゃくちゃ高いテンションかつかなり下から丁寧な挨拶をキメてしまい、当然むこうは、

 

「え…あ、ありがとーw」

 

と軽く引き気味だった(それはそう)

 

この時自分でも(やべー入り方間違えた)と思ったものの、こののちひと夏を通してとても思い出深いヲタ活を一緒に過ごすことになる隈本さんとの初対面がこれだったと思うと今では少し感慨深い。

そしてのちに隈本さんと過ごした最高の夏に関してはまた別のお話。

 

とにかくこうして念願の隈本さんとの初対面を果たし、ようやく昨日の無念を晴らすことに成功したゲバラ

改めてグラビアの神様に謝礼金をお支払いしたい気分である。

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㉑最後に

 

今更ですが皆さんよくこんな中身のない記事をここまで読み切りましたね!(無邪気)

 

さて、ここまでおふざけゼロのドキュメンタリータッチでお送りしてきた今回のブログ、いかがだったでしょうか?

 

これを見た皆さんの今夏が、1人1人にとって1度きりの、世界で1番最高の夏になることを願っております!

 

それでは、今年もグラドル横丁で会いましょう!!!

合言葉は「勇気!元気!早起き!」です!!

 

 

それでは長々とお付き合いありがとうございました!!!

お粗末!!!

 

何しに横丁行ったんやコイツ、