シングルボーイ下位時代

しょっぱいドルヲタが細々と喋ります

レポ日記「AIS定期公演 vol.22 〜目指せ256人!絶対あきらめない千秋楽〜(2017/12/9)」

 

 

決意の朝

もう下唇は噛み飽きた。

 

気付くとデビューから約1年半。

今だAISは、明確な目標を達成したことがなかった。 

 

一度目の夏。

指先に触れていたはずの勝利を、最後の最後で掴めなかった後悔の記憶。

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与えられたチャンスを、最後まで生かしきれなかった第1回定期公演。

 

突如奈落に落とされるような思いを味わった、3/19の悲劇。

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共に何かを成せぬまま、ついに訪れたタイムリミット。

泣きながら強がって送り出した、凛々しくて頼もしいあの背中。

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そしてすぐさま7人体制での再出発。

決意を抱き駆け抜けた、二度目の夏。

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しかし、はやる気持ちとは裏腹に変わらない現状。

かつて希望を胸に言い放った「AKIBAカルチャーズ劇場満員」という目標は、いつしか呪縛のようにその身に付きまとった。

 

変わりたい。

 

変わらなきゃ。

 

変わっていける。

 

変えていける。

 

心が折れそうになるたびに、誰でもない自分に言い聞かせた。

 

そして2017年9月。

始まった第2期定期公演。

掲げた目標、「全7回の公演で通算動員1000人」。

 

増えた持ち曲、

 

磨いた技術、

 

固めた結束、

 

見据えた未来。

 

着実に、丁寧に、愚直に積み上げてきた約一年半。

もはや今のAISに必要なのは、何かを達成したという事実だけだった。

 

既に6回の公演を終え、12/9の千秋楽を残すのみとなったところで、目標動員まではあと256人。

ここまでの一公演ごとの平均動員はおよそ100人弱。

今までの約2倍強という高いハードルを前に、ついに窮地に立たされたAIS。

それでも、もう下を向く者はいない。 

 

視界に捉えた最初の栄光。

夢へと続く希望の糸口。

残り時間が尽きるまで、もがき、足掻き、歩を進める。 

 

仮にこの目標を達成したとしても、何かが変わるという保証はない。

しかし、もし何かが変わり始めるとしたらそれは今この瞬間からだと、誰もがそう信じずにはいられない不思議な空気があった。

 

メンバーの笑顔を願ったファンと、

ファンの笑顔を願ったメンバー。

 

双方約一年半に渡る壮大な足踏みの終わりを信じて、多くの想いが交錯した、決意の朝が静かに明けた。

 

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(※レポ本編のみを読みたい方は「MC01」まで飛ばしてください)

いざ秋葉原

当公演の一週間ほど前から、メンバー・スタッフ・ファン各人の眼の色はこれまでと明らかに違っていた。

メンバーのビラ配りやチケット手売りなどの地道な販促活動が急遽行われたのに加え、加速度を増す公式の告知活動、ライブに友人を誘おうと積極的に動くファン達。

誰に頼まれるでもなく「絶対にこの目標を達成しよう」と、各自が今自分にできる行動を起こし始めた。

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人の想いが人を動かし、新たな人へと繋がっていく。

むしろこれについて多くを語るのは野暮とさえ思う。

とにかくこの日ばかりは僕も、AIS以外のことを考える余裕は全くなかった。

目覚めのよい朝を経て、いざ決戦の地、秋葉原へと向かった。

 

 

寄り道①

一時間後、舌の根も乾かぬうちにクマリデパートのリリイベに到着した。

声に出して読ませたい数行前。

「友よ、なぜ君は他箱(あくま)に魂を売ったのか?」

推し増し戦隊ライブマンを地で行くゲバラ

しかもちゃっかり運営予約まで絡めて小銭を節約する徹底ぶり。

それにしても我ながら丁寧な前フリだった。

 

ヲタクの発言と平松のシュートはよく曲がる。

ライブ後、新宿MARZの中心でバキバキにキマった僕は秋葉原方面に聞こえないようこっそりこう叫んだ。

 

「優雨ナコちゃんドチャクソかわいい…♡」 

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鼻筋の通ったアイドルと人生に筋の通らないヲタクの奇跡2ショ。

 

優「MVいっぱい見てね♡」

ゲ「うん♡いっぱい見るね♡」

 

と、接触レポ書いてて思うが我ながら地獄のような話歴である。

ヲタクはアイドルに誘発されて語尾に♡を付けるな。

と、そうして熱気立ち込める新宿MARZから出て、どの面下げてか図々しくも地球に再臨したゲバラ

 

今度こそ秋葉原を目指し、意気揚々と歩を進める。

 

(ちなみにクマリデパートの新曲「ピアノ」は、現在会場限定シングルとして好評発売中だから皆よろしくな(小声))

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寄り道②

①があったら②があるのが世の道理。

自認して初めて現実になるのが老いと花粉症である。

軋む関節もなんのその。

心のスクールメイツと共にツーステップを踏みながら冬の往来を颯爽と闊歩し、「新宿区若者の集い」へと向かった。

そして俺はいったいどの年代に向けてこのブログを書いてるのだろう。

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ちなみにそろそろAISファンにキレられそうなので駆け足で書くと、虹コンとか二丁魁とかアプガプロレスとかフィロのスとか見たよ(早口)

 

推しMV貼っとくから気が向いたら見てね(超早口)

 

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虹コン冬曲MV、心のJRスキーが「浴衣メガネ隈本さんでCM撮りたい」しか言わない。

 

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ディスコチック声量高校、DOPEのカラーギャングことフィロソフィーのダンス

ちなみにヲタ活始めて以降、僕のカード決済履歴も新しいダンスを踊りっぱなしである。

 

こうしてたくさんの素敵なサムシングを見つけてからサイコー無銭を後にしたゲバラ

外に出ると日も暮れつつある夕刻。

冷たい風に触れふと我に返る。

思い出したように少し緊張しつつ、今度こそ本当に秋葉原へ向かう。

既に現地にいた友人からは「すごい数のお客さんが入ってる」という連絡があり、歩調は無意識に早まった。

 

ライブレポ本編

入場

新宿から移動して、会場のAKIBAカルチャーズ劇場へと到着。

 

中に入ると、ファンの宣伝活動の甲斐あってか、AIS以外の現場からもたくさんの人が見に来てくれていた。

会場内はいつもと段違いの人口密度。

普段スイスイ歩いていた通路も、この日はすり抜けるのにかなり手こずった。

同時に、それが素直に嬉しくもあった。

 

物販スペースを抜け、ライブハウス内へ。

写真を撮ってみようと思った一回を除き、ずっと自分の定位置にしていた下手最後方の立ち見エリアを目指す。

ここAKIBAカルチャーズ劇場は入口が上手側後方の一か所しかないため、下手最後方のこの場所からは、人の出入りを含め会場内のすべてが見渡せた。

 

その為、ここからの視界の良し悪しでその日の動員具合が一目で分かった。

同時に、いつか大盛況の客入りにより、ここから見る僕の視界が悪くなることが個人的に密かな夢だった。

そうして思い描いた景色が、今まさに眼前にある。

既に少し泣きそうになりながら開演を待っていると、関澤朋花ちゃんの影ナレに次いで会場が暗転。

準備は整い、あとは主役の登場を待つのみ。

各自万感の思いを込めた、AIS定期公演千秋楽がついに幕を上げた。

MC01

奇跡でも偶然でもない、必然の結果がそこにはあった。

元気よく舞台に飛び出した7人が、ついに満員の会場に向かい合う。

湧き上がる歓声。

厚みのある熱気。

夢にまで見たその光景は、ついに現実の物となった。

「一曲でも多く皆さんにお届けしたいと思います」という言葉のとおり、簡単な挨拶のみを済ませ、すぐに曲の準備に入るAIS。

会場の暗転に次いで流れた聞き慣れたイントロは、AIS流の「今日は出し惜しみなし」という宣言にも思えた。

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M01.Over The Future/可憐Girl's

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約一年半前、7人がAISとしてスタートを切ったその日。

グループが結成され、その名が発表された当日に、同時に初披露されたはじまりの曲のうちの一つ「Over The Future」。

イントロからファンの大歓声が上がり、メンバーを大いに鼓舞する。

曲の熱量に歌い手が振り回されるような、そんなかつての不安さはもうない。

7人がAISとして歩んだ一年半の、汗と涙と苦悩と喜び。

その全てを刻み込んできたこの曲を皮切りに、ライブはいきなり最高潮で幕を開けた。

 

M02.ZETTAI/PARADISE GO!!GO!!

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初披露当時、兼任解除を間近に控えた宮本茉凛から「ファンと推しとの間にある、『好き』という気持ちに通ずるサビの歌詞に注目してほしい」という紹介を受けた曲、「ZETTAI」。

 

グループの初心ともいえる「Over The Future」から、先輩・宮本茉凛が伝えようとしたアイドル哲学を象徴する「ZETTAI」という流れに、今のAISの精神性が凝縮されているように感じた。

M03.I NEED YOU/Buono!

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目の覚めるような2曲から一転、一気に力の抜けるギター音が鳴り響く。

着実に積み重ねた自信と経験は、ただ闇雲に熱を煽るだけではない、硬軟自在のライブの振り幅をも生んだ。

 

失恋後の少女の心境を、表情が多く緩急の激しいメロディに込めたロックナンバー「I NEED YOU」。

決して一筋縄じゃいかないこの曲を、この大一番で堂々と歌う彼女たちの表情には、「楽しい」という感情が見て取れた。

 

息を吸い、落ち着いて、周りを見て、今を楽しむ。

トップスピードに乗せた足がもつれる事はもうない。

 

この日手にケガをしていたメンバーの朝熊萌ちゃんも、周囲の心配を跳ねのけるような素晴らしいダンスソロを決めてくれた。

つい十数分前に涙ぐんでいた彼女たちなのに、今はどこか余裕すら感じられる。

「皆こんなに頼もしくなったんだ」 

無意識に感嘆の息が漏れた。

 

M04.それだけなんだけど/Whiteberry

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あえてギリギリのキー設定や簡単な振付など、他の曲と比べ、技術や表現より「気持ち」を押し出すことに特化された印象を受ける「それだけなんだけど」。

 

ストレートで情感溢れる、等身大の少女らしい歌詞が何度聞いても胸に刺さる。

順に回るソロパートの後に全員歌唱になるシンプルな歌割りを通して、何かを伝えようと懸命に歌う7人の表情が忘れられない。

 

M05.Faraway/PARADISE GO!!GO!!

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聞くだけで涼風を感じるような爽やかなイントロが会場に鳴り響く。

一年前の新人公演の総括動画でも使われている「Faraway」。

弾むようなテンポ感に、「行こう」「もっと」という前向きな歌詞のリフレインが堪らない。

曲が終わり、清涼感溢れるアウトロがゆっくり引いていく。

クラップを経て一つになった会場からは、惜しみない大きな拍手が贈られた。

MC02

休憩と曲紹介を兼ねた中間MC。

ここから続くパートでは、9月から行ってきた定期公演で新たに持ち曲に加えられた歌を連続でパフォーマンスすることが伝えられた。

M06.マーチングマーチ/HALCALI

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今回の第二期定期公演で追加された新曲群は、明らかに今までとは異質かつ高難度の楽曲が続き、グループとしても挑戦的な要素が強かったことは素人目にも分かった。

ある種その象徴ともいえるのが、この全編ラップのみで構成されたHALCALIの名曲「マーチングマーチ」である。

ラップといっても昨今流行っているような、いわゆるフリースタイル系のギザギザしたものではない。

ゆるやかかつマイペースに言葉を紡いでいくHALCALIのラップスタイルに、素直な感性で寄り添ったAIS。

 

歌詞の端々に転がる時代感香るキーワードと、はたしてそれらをどこまで理解して歌っているのかわからないメンバーたちとの不思議な対比が面白い。

良い意味で一本調子なメロディの中で、声質や抑揚など各人の個性光るラップが映えていた。

 

M07.SWEET&TOUGHNESS/南青山少女歌劇団キャナァーリ倶楽部

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快活にして爽涼なメロディが印象的な「SWEET&TOUGHNESS」。

カバーのカバーということもあり、大元の原曲が初めて世に出たのは1993年。

しかし今聞いても全く古さを感じないどころか、むしろ新鮮さすら覚えるこの一曲。

今では「世代を超えてアイドル界の名曲を歌い継ぐ」というAISのコンセプトを象徴する、とても心強い武器となった。

 

M08.こあくまるんです/おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!

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いままでAISが定期的に行ってきた企画「恋するワンフレーズ」。

内容は、ファンの考えた胸キュンセリフの中からメンバー自身が選んだものを思いを込めて読み、実演するというもの。

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曲間のセリフがキモになっているこの「こあくまるんです」は、この「恋するワンフレーズ」企画がなければ採用されてなかったのでは、とすら思う。

 

一瞬でシチュエーションを描かせる演技力と、目線や仕草で見る物の心を惹きつける表現力。

些細な一つ一つの経験が全て無駄にならず今に繋がっている。

安易に消費されることのない強さが見えた今だからこそ、安心してこう言える。

7人とも本当に可愛かった。

 

M09.GO MY WAY!!THE IDOLM@STER

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定期公演中、初の試みとして行われたメンバープロデュース公演において、リーダーである橋本麗愛が新曲として選んだ「GO MY WAY!!

 

アニメ・ゲーム界屈指の名曲として長年愛されてきたこの曲を歌うアーティストの名は「THE IDOLM@STER」。

 

つまり、実在しない二次元世界のアイドル達である。

 

対して、リアルの模倣から端を発したバーチャル世界のスーパーアイドル・アイマスオールスターズのその輝きを、再びリアルに引き戻し、敬意を持って再製してみせたAIS。

 

時代や年代だけでなく、リアル/バーチャルの垣根すら超える、アイドルカバーの可能性を示した。

「定義の曖昧さこそ強み」と言わんばかりに、『アイドル』の解釈を更新する、若い感性の奔走が頼もしい。

 

M10.Love★Rasberry Juice/SweetS

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スキルの際立つ楽曲は、等しく演者の退路を断つ。

かつて「ダンス&ボーカルユニット」という茨の道を進んだ実力派グループ、Sweetsの誇る不朽の名曲「Love★Raspberry Juice」

 

大人びた容姿でスタイリッシュな楽曲群を歌い踊ったかつての少女たちと、時代を超えて違うステージ上で対峙するAIS。

 

その表情に溢れる自信からは、楽曲の強さに引けを取らない、積み重ねた努力への自負が見えた。

 

M11.ジン ジン ジングルベル/佐々木希Feat.Pentaphonic

 

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続いて披露されたのは、AISの持ち曲で初めて男声ボーカルを含む楽曲となった「ジン ジン ジングルベル」。

 

ラップ調の男女の掛け合い風の歌詞を、島崎友莉亜・朝熊萌のコンビがメインとなり軽やかに演じるように歌う。

 

いわゆるクリスマスソングにありがちなしっとりした雰囲気には似ても似つかない、終始ドタバタの曲展開がまるでコメディドラマを見ているようでひたすら楽しい。

 

M12.ジングルガール上位時代/Tomato'n Pine

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一転してザ・王道クリスマスソングの「ジングルガール上位時代」へ。

 

立て続けに披露された新曲群を締めくくるように組み込まれたこの曲。

初披露はちょうど一年前のクリスマスシーズンであり、それ以降、冬季の代表曲としてAISのライブを支え続けてきた。

 

まだ新鮮さすら感じる新曲たちの後に流れる、丸一年大切に歌ってきた「ジングルガール上位時代」の安心感。

 

貪欲に変化を求めつつも、今まで手にしてきた物も決して蔑ろにしないという気持ちが伝わってくるような気がして、見ていて嬉しかった。 

MC03

第2パートでもノンストップで7曲を披露したAIS。

次のMCパートでは今後のイベントの予定を案内した後、話題は次に披露される新曲へ。

「私たちの未来を、皆さんと描けるように。そんな思いを込めて歌います」という曲紹介に続いて、第二期定期公演最後の新曲が披露された。

M13.この手につかんだ未来地図/BON-BON BLANCO(初披露)

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この日の新曲はBONBON-BLANCOの「この手につかんだ未来地図(ストーリー)」。

 

明るく朗らかな曲調の中に、消せない迷いや不安が垣間見える歌詞というバランス感が、いかにも人間を歌った曲であり好感が持てる。

 

「ギュッとこの手につかんだ未来地図(ストーリー)輝かせにいこう」という歌詞は、まだまだ道半ばにあり、今後もっともっと大きなステージを目指していく彼女たちにピッタリだと感じた。

 

無理に盛り上げるでもなければ変に感傷に浸りもしない、ただありのままの今を喜びつつ、それを輝かしい未来に繋げていきたいと願う純粋な心を映したこの曲。

 

挑戦や変化の連続で終始息つく暇もなかった第二期定期公演の最後を、他でもないこの曲で優しく飾ることができて本当に良かった。

 

曲が終わってアウトロが引くと、会場には暖かい拍手が溢れた。

 

MC04

 

「この手につかんだ未来地図」を歌い終え、やや弾む息のままに曲の感想を話すメンバー達。

 

ほっとファンの表情がほころんだところで、リーダーの橋本麗愛が前に出た。

 

「ここで、『ありがとうのおハガキ』の結果を発表したいと思います。」

 

今回の定期公演中、来場者1人につき1枚を渡し、通算1000枚を配りきれば晴れてワンマンライブが開催できることが予告されていた『ありがとうのおハガキ』。

 

そしてついに迎える最後の動員数発表。

 

スタッフから手渡された紙を開き、中身を黙視する橋本麗愛。

その場の全員が固唾を飲み、次に続く言葉を待つ。

彼女は一つ息を吸い、噛み締めるようにこう言った。 

 

「AIS、初めてのソールドアウト。そして、総動員数…1000人達成しました!」

 

瞬間、一気に湧き上がる会場。

今までの緊張や不安から解き放たれたメンバー達は、泣いて跳ねて喜んだ。

 

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後日聞いたところ、この日は後から来た人が中に入れないくらいに立ち見エリア含め満員であり、会場外にある通路のモニターでライブの様子を見守る人がいたとか。

 

 なんの誤魔化しも効かない正真正銘の結果。

晴れてワンマンライブの決まったメンバー達は笑顔でファンへの感謝の言葉を述べ、舞台袖に捌けて行った。

 

EN.こいしょ!!!/おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!

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幸せな時間は最後まで笑顔で。

 

アンコールに応え再び飛び出した7人が披露したのは、おはがーるちゅ!ちゅ!ちゅ!より歌い継ぎ、MVも撮影されたAISの代表曲の一つ、「こいしょ!!!」

 

ここまでほぼノンストップで走り抜けた疲れなど一切感じさせない、最後まで全力のパフォーマンス。

 

それに同じく全力のコールで応える会場。

最後のラップパートを任されている関澤朋花の「ありがとうございましたー!」という言葉とともに曲が終わり、次いで最後の挨拶を終えたメンバーは会場へ深々とお辞儀。

 

「本当にありがとございました!以上、AISでした!」

 

こうしてAIS定期公演千秋楽は、汗と笑顔とたくさんの嬉し涙とともに幕を閉じた。

 

最後に

まずここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

 

このライブは僕にとっても去年で3本の指に入るほどに思い入れの深いものになり、そのためこのブログも書いては消し書いては消しを繰り返し、気付けば約1か月半も時間が経ってしまいました。

 

このままお蔵入りも考えた当記事を今こうして無理にでも書き上げたのは、アイドルネッサンス解散のニュースがあったためです。

 

僕自身、アイドルネッサンスとの出会いがなければ今こうしてAISを応援していないので、最初に聞いた時は大きな衝撃を受けました。

 

しかしそんなニュースの翌日、誰もが心配する中AISの橋本麗愛ちゃんはブログ中でこう言ってくれました。

 

『AISはAISのまま』です。
 
 
解散もしません。
 
 
AISはこれからも頑張って活動して参ります。
 
 
AISを応援してくれている皆さんはどうか安心して下さい。

 

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 これを聞いて、AISがまだいてくれる間、前を向いて走ってくれる間は、自分もそれを精一杯応援しようと改めて思い今この文章を書いています。

 

周囲で色々な出来事が起こり気持ちが沈む事があっても、いつかくる別れの日に向けて「もしあの時ああしていれば」を一つでも減らしていけるよう、自分なりに手を動かそうと思います。

 

改めて、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

 

そしてもしいらっしゃったら、当ブログをきっかけにAISを知ってくださった方へ。

 

アイドルネッサンスが終わっても妹分のAISは終わりません。

 

ライブの楽しさは保証しますので、もしご都合つきましたら、一度イベントを見に来て欲しいと思います。

 

それではこれで本当に終わります。

 

長文失礼しました。

 

お粗末!

AISにカバーして欲しい10曲

ごあいさつ

 

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世界の国からこんにちは。鳥類です。

 

最近は訳あってやたら色んな人にインタビューするヲタクになっているので、「自分のことも話さないとフェアじゃない」4割、「単なる自己顕示欲」6割の構成比でこのブログを書くに至ってます。

 

個人的なブログ脳の休憩のつもりで書くので、お時間ある方だけ内容に期待せずゆるく読んでくださるとうれしいです。

 

ちなみにAIS(アイス)というのは僕の応援している7人組アイドルグループで21世紀以降のアイドルソングのカバーのみを歌っています。

メンバー画像と現在の持ち曲はこんな感じ。

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あと最初のTwice画像はただの釣り餌なので特に意味はありませんあしからず。

 

それでは以下より始まります。

 

本編

①REAL YOU/山田優

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女優・山田優の歌手デビュー作。

Aメロから平然と「ミネルヴァ」とかブッ込んでくる衣良ちゃん詞にIWGPファン大歓喜待ったなし。

 

②理由/安倍麻美

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ダン〇ーガノヴァっぽいイントロが堪らない。

「情報」「All The Things She Said」と並んでバース・掛布・岡田ばりのアンニュイホームラン三連発決めて欲しい。

 

③オトコノコオンナノコ/小倉優子

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「全盛期のゆうこりんはマジでパなかったから!マジで!」と周囲に嫌われてるOBのテンションで年下に言い続けたい。

 

④L・O・V・EU/リア・ディゾン

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受験勉強の苦しみにもがきながら唯一の心の拠り所にしていたのに突如あの発表がきて思春期の人間形成をグチャグチャにされ「もう一生(推しメン以外の)女なんか信じない」と強く心に誓った悲しい少年がかつてどこかの国のどこかの街にいたそうな。

 

とりあえずこれ系を萌ちゃんに投げとけば絶対になんとかしてくれるっていう信頼感が凄い。

 

そして推しメン各位、ヲタクのことポイしないでね。

 

⑤鯨/Buzy

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曲も当然だけどまずタイトルがよくないっすか?

「クジラ」ですよ「くじら」!!!!

漢字一文字で「鯨」!!!!(しつこい)

ここまで潔いタイトル他に見たことない!!!

てか冷静に考えて「それでは次の曲聞いてください、鯨」っていう曲紹介が聞きたいだけなのかもしれない。

交代に繋いでいくCメロとか素晴らしいし、個人的には陽日ちゃん軸でロングトーンとか聞きたい。

 

⑥あなたを愛す私を愛す/Buzy

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Buzyでもういっちょ。

「タイトル枠か」と思ったそこの貴方ちょっとお待ちください。

これがまた曲もいいんですよ聞いてみてくださいよわざわざ自分の垢使って上げたんですから(必死)

 

⑦パラレルワープ/Hauptharmonie

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完全な私情です本当にすいませんでした。

 

涙 NAMIDA ナミダ/平野綾

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ハロー印の押されてない密輸入つんく♂

逆につんく♂以外の誰が「My Lonely Heart It's My 超 Lonely Heart」なんて歌詞をひねり出せるのか分からない。

「平野といえばノラより綾」だった時代を熱く生きた同志たちと酒を酌み交わしたい。

 

⑨SHOOT!/RO-KYU-BU

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レールガン撃ちたくなるシンセ音にKOTOKO詞とか改めて考えるとまぁ豪華であった。

そして何度見ても日笠さんで笑う(いい意味で)

どうにか「OTF・ごまえー」のラインでこれやって欲しい。

「メンバーにJSがいないことを原作ファンにつっこまれそう」以外の不安要素が一つも見当たらない。

 

⑩遺書/自決少女隊

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加藤夏樹の魅力に心酔してくれ。

うっかり激しめの対バン入っちゃって〇ゅか〇ゅ〇とか〇〇〇ューに挟まれたりした時に、したり顔でスッと取り出せるようにドンキでスタンガン買っとく感覚でシレっと仕込んどいて欲しい。

ワードが少し怖いけど、コンセプトカラーを根底から揺るがしかねないぐらいの曲も一つくらい持ってても面白いと思うので。

運営さんこれ見てたら何卒よろしくお願いします~。

 

ばいちゃ

 

はい。言いたいこと全部言ったので消えます!

ばいちゃ!お粗末!

 

【AISヲタクインタビュー①】「徳久陽日」編・よっしーさん

アイドルの魅力はヲタクに聞け!

という訳で、僕がいま応援しているアイドルグループ「AIS(アイス)」の魅力を掘り下げるべく、各メンバーのファン1人ずつにお話を伺い、推しメンの魅力を熱く語ってもらう企画を新年早々思いついた。

 

題して「ヲタッキンonジャパン、ヲタク独占2万字(卍)インタビュー」である。

 

しかし、ここで問題が一つ。

 

ヲタクにとって、現在どこの誰を推しているかというのは地味にパーソナルな領域。

 

さんざん好き好き言った挙句ひとたび他の子に熱を上げようものなら、身内のヲタクからやれ「推し変だ」やれ「浮気だ」と突つかれ、地獄の後ろ指さされ組(単数形)になるのは自明の理である。

 

「実現できたら面白そうだが、さすがにこんなリスキーな企画に出てくれる人はいないか・・・」と諦め半分でヲタ友のよっしーさん(@supertomdog)に協力を要請したところ「え、インタビュー?いいよ!」と即答でOKをいただいた。

 

善と最前は急げである。

早速本人に相談し日程を決めると、驚くほどスムーズにインタビュー当日を迎えた。 

 

(※AIS自体の説明についてはこちらに詳しく書いています。過去記事につき一部情報が古いですが、1からAISを知りたいという方はぜひご覧ください。)

sesshokujiko.hatenablog.com

 

AIS・徳久陽日(とくひさはるか)ちゃんの紹介

インタビューの前に今回の主役を簡単にご紹介。

(※魅力については本編でよっしーさんに熱く語ってもらうので、あくまでここではサラっとお伝えします)

 

AIS、徳久陽日(とくひさはるか)ちゃん(14)

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デコ出しの髪型がトレードマークの、明るく元気なAISの歌姫。

特技はメンバーやスタッフさんや他のアイドルさん相手に常勝を誇る腕相撲。

しかし勉強はちょっぴり苦手で、グループ内で行われたテスト企画では現在二回連続で最下位の座に甘んじている。

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インタビュー本編

  2018年1月某日。

都内某所的な池袋西口プロントにてよっしー氏と待ち合わせた。

 

 

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自作Tシャツの上に公式パーカーという完璧な服装で現れたよっしーさん

 

 今日はよろしくお願いします。

 

よっしーさん「うん、よろしく!」

 

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陽日ちゃんの大好物であるじゃがりこは常に携帯しているとのこと

 

  それでは早速ですが、よっしーさんがドルヲタになったきっかけを教えてください

 

「元々ASAYAN世代だったから、モーニング娘。の誕生をリアルタイムで見てたのが最初かな。『愛の種』とか家にCDあったし。ただ、そこではイベント会場に足を運ぶまではしなかったね。あくまでヲタクとしての下地だけ出来たというか。」

 

  なるほど。ではその後アイドルにハマったんですか?

 

「いや、その前に声豚(※声優ファン)になった時期があったね。学生時代に新谷良子清水愛にハマって(笑)あとはガチなアイマスPでもあったね!中でも高槻やよい役の仁後真耶子さんにはファンレター何通も書いてたし、返事もきたから何往復も文通してたからね。」

 

  推し声優と文通ですか!いい時代ですね。

 

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  そうして完璧に下地ができた状態で、満を持してドルヲタとして開花したということですが、入口は何だったんですか?

 

「ずばりももクロのしおりん(玉井詩織)だね。怪盗少女のMV何回見たことか。で、スタダ内でももクロ→しゃちほこ→エビ中って順にハマってから、アイドルネッサンスをきっかけにスタダ外も見るようになった感じかな。そこからアイルネ妹分のAISとかsora tob sakanaって流れで繋がっていったね。でも基本的に故郷はスタダかな。」

 

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  なるほど。ではよっしーさんのヲタ遍歴が大まかに分かったところで次の質問なんですが、AISで陽日ちゃんを好きになったキッカケはなんだったんですか?

 

「正直ね、俺スタートは友莉亜(※1)だったのよ(笑)」

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(※1)AISメンバー・島崎友莉亜(15)

 

  え、そうなんですか?

 

「そうそう。それどころか、最初は『推すなら友莉亜・麗愛(※2)・星来(※3)の三択かな…』って感じで候補生時代のお披露目公演見てたからね。

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(※2)AISメンバー・橋本麗愛(16)

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(※3)AISメンバー・磯前星来(14) 

 

で、そこからお見送り会で直接話して人柄に触れたりとか、ライブ中のパフォーマンスを見てどんどん陽日が気になっていったんだよね。もともと自分の今までの推し遍歴とかを見ると結構パフォ厨(※パフォーマンス重視)だから、候補生時代から歌が頭一つ抜けてた陽日に惹かれたんだよね。でもあの頃って俺どちらかというと、陽日は歌よりもダンスを見てたかな。体の使い方とか上手くて。で、そんな感じで(もうほぼ決まりかな)って時に、最後のトドメを刺す出来事があったんだよね」

 

  と、いうと?

 

「候補生公演のMCパートで、司会をやっていたオテンキのノリさんが『みんなの好きな芸人さんは誰?』って聞いたのよ。で、あの頃の陽日ってほとんど喋らなかったから、(受け答え大丈夫かなぁ?)って思って見てたのね。そしたら陽日が『オテンキのノリさんです!』って100点満点の回答を出したの。もう内心(よくやったぞ陽日!)って思って(笑)なのに当のノリさんはあんまりその答えを拾わなかったのよ(笑)時間なかったのか分からないけどサラっと流されてさ(笑)それでオロオロしてた陽日を見て、(なんていい子なんだ。俺は全力でこの子を推そう)ってはっきり心が決まったんだよね」

 

  些細ながら人柄の見える良いポイントですね。陽日ちゃんの場合、決して自分が目立ちたいとか周囲に媚びたいとかじゃなく、ただ純粋に司会のノリさんを喜ばせにいって見事に空振りしちゃった感じが愛おしいです。

 

「そうそう(笑)そこからはずっと陽日一筋だね。」

 

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候補生公演でのMCパートの様子(右から2番目が陽日ちゃん)

 

  では次に、そんな陽日ちゃんの「ここを見てくれ!」っていうオススメポイントを教えてください!

 

「これはもちろん歌なんだけど、中でも個人的にこの子の良さが前面に出てるなと思うのが、AISの持ち曲の『それだけなんだけど』大サビ前の、『わがままで弱くてじゅんすいな心』ってパートの歌い方なんだよね。特に『こーこーろっ』の歌い方が本当に良くて。年相応の女の子らしく背伸びしてる感もあり、でも等身大な感じもするし、それでいて聞いててスッと入ってくる不思議なバランスなんだよね。なんというか、あの子の歌の良さがあそこに集約されてる気がする。くどいけど特に「こーこーろっ」の部分。あそこは何度聞いてもグッとくる。というか、あまりにもグッとくるからライブ中よく覚えてないんだよね(笑)すげぇ集中して見ようとする結果緊張しちゃうのか、何度見てもあそこだけはよく覚えてない(笑)」

 

  記憶が飛ぶほど思い入れがあるんですね(笑)

 

「そうだね(笑)でも冗談抜きに、あの子のそういう飾り気のない素直な魅力があそこに詰まってる気がするんだよね。これからAISの現場に来てくれる人が居たら『それだけなんだけど』大サビ前の陽日パート『こーこーろっ』にはぜひ注目してほしいかな。」

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上記のパートは2:00~

 

  では次に、Twitterでよく見る「#がんばれはるか」の誕生秘話について教えてください

 

(※「#がんばれはるか」=ヲタ活中のよっしーさんの顔出し画像をひたすらまとめた専用タグ)

gooddaysunshine.blog.jp

 

「あれは元々2017年の年始に、AISの公式ツイッターが俺の見切れた画像を上げたのがキッカケだったんだよね。あれで俺はAISの公式フリー素材になった(笑)

 

 

 

 

それをきっかけに顔出しへの抵抗が弱くなってなんとなく続いていたユルい企画が、ある日陽日がインフルエンザでライブを休んだ日に『はやく良くなってね』って意味を込めて使ったらイイ感じに機能して、そこから少しずつ表情やポーズや衣装をこだわり始めて発展していった感じかな。今じゃ動画まで上がってるけど(笑)」

 

  僕もよっしーさんとちゃんとお話しさせていただくようになったのが、たしか2017年の2月くらいからなんですけど、会う前から頻繁にTwitterでお顔を見てたので初対面って気がしなかったんですよね(笑)初めて喋るのにどこか懐かしいみたいな(笑)

 

「ははは(笑)刷り込みって怖いね。まぁでもね、何気にただのネタタグじゃないんだよ。ちゃんと応援してるんだよ。『がんばれはるか!』ってね(笑)そこから新春こいしょ(※4)にも繋がったりね」

 

  愛あってこその真面目なおふざけなんですね。

 

 

 

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(※4)新年一発目の「#がんばれはるか」はMVの撮影場所を訪れたスペシャルバージョン

 

  次に、自作された応援グッズを見せてください。

 

「まずは今着てる『じゃがーるTシャツ』だね。」

(※「じゃがーる」は陽日ちゃん推しの総称)

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「次にビーズ工作。これはAISのヲタクになる前から作ってたね。」

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「あとはヲタ友から・・・というかあなたから貰ったプラ板キーホルダーね(笑)これ置けばどこでも陽日の背景にできるから重宝してるよ。」

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  大事にしてくださってて嬉しいです!

 

「なぜか俺のキーホルダーまで作ってくれたもんね(笑)」

 

  ははは!そうでしたね(笑)

 

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先述の「#がんばれはるか」で上がった写真を使用して作られたよっしーさんキーホルダー 

 

  では次の質問・・・というかお願いなんですが、宝物にしている陽日ちゃんのチェキがあれば見せてください。

 

「宝物っていうと、やっぱりこれかな」

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  これは、陽日ちゃんのソロチェキですか?

 

「これは去年俺が入院してて、体調悪い上に現場も行けずツラかった時期にヲタ友がサプライズで撮ってきてくれた代理チェキなんだよね。ちょうどよく白衣公演で陽日の衣装もピッタリで(笑)弱ってた時にこれが送られてきてヲタクの優しさに感動したし、もちろん陽日にもすごい救われたんだよね。」

 

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友人の掲げるiPadには「よっしーさんお大事に!」の文字。

 

  いい話ですね。推しの尊さとヲタクの優しさがこの一枚に詰まってる訳ですね。

 

「そうだね。だから今後何枚チェキ撮ってもこれだけは特別だし、ずっと大事にしていきたいね。」

 

  素敵なお話をありがとうございます。では次の質問なんですが、AISで一番好きな曲はなんですか?

 

「これは『レントゲン』だね。まずなによりアップチューンで楽しくて、曲自体が大好きってのもあるけど、さっき言った宝物チェキの時に初披露された曲が『レントゲン』だったんだよね。入院してて行けなかった定期公演でこれがお披露目された頃、俺は病院でリアルレントゲン状態だったから(笑)まぁそんなこともあって、曲と思い出のダブル補正でレントゲンが一番好きだね。」

 

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  では次に、今後AISにカバーして欲しい曲や路線について教えてください。

 

「アイドルかどうかっていったらかなりグレーだけど、女性ボーカルメインのバンドの曲とかやって欲しいかな。バックバンドが男で男女混成パターンだと少し採用のハードル上がる気がするけど、そういう曲を一つ持ってるだけでセトリの幅が広がる気がするからね。個人的にはday after tomorrowとか大好きだから期待したいね。」

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  いいっすねぇ、夢が広がりますねぇ(ニヤける口元を手で押さえながら)

 

「ほんとだよね!あとは普通にメロキュア聞きたいな」

 

  「Agape」ですね。

 

「そう!あれ本当にいいよね。もちろん独特の雰囲気のある曲だからそのまま持ってきてもAISには合わないと思うし、そこはアレンジありきなんだけど。でも岡崎律子のあのふわ~っと優しい感じを萌ちゃん(※4)あたりが今この時代に歌ってくれたら、もの凄い応援ソングになる気がするんだよね。」

 

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(※4)AISメンバー・朝熊萌(15) 

 

  そうですね。メロキュアは主にアニメのタイアップ曲を歌っていた女性シンガーソングライター2人組ユニットでしたが、AISも先日アイドルマスターの「Go My Way」を持ち曲に加えたことですし、今後もそういったアニメ方面へのアプローチはあるかもしれないですね。

 

「AIS運営さん、もしこれ見てたら何卒よろしくお願いします(笑)」

 

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  では最後の質問です。よっしーさんの思う、『AISの魅力』ってどんなところでしょうか?

 

 「ん~、これは言葉で表すのは難しいね。でも一つあるのは、アイドルの黄金期って”14~16歳”ってずっと思ってて。そこは人間としての成長の時期と、受験・進学っていう人生の大きなターニングポイントが絡む時期だから、人間がどんどん変わっていくタイミングだと思うんだよね。その真っただ中で、今までそういうアイドル文化に触れてこなかったような子たちが色んな曲を吸収してカバーしていって、一回一回場数を踏むごとにメンバーと曲が進化していくんだよね。グループの解散や休止で一度は歌われなくなった曲たちを再度AISが歌っていくことで、原曲の時とはまた違った方向に曲が進化したりする。それに伴ってパフォーマンスやキャラクターがどんどん良くなっていくメンバーの姿を見られることが、今は特に面白いと思うかな。」

 

  曲とメンバーが相互に作用して、一緒に成長していくんですね

 

「そうだね。でも、かといって16歳を過ぎたらAISを見ないかといったらもちろんそんなことはなくて、あくまでそういう曲とメンバーの進化をオーバーラップさせながら、変化を一番楽しめる時期が今なんじゃないかなって。全曲カバーだから当然曲は粒揃いだし、そもそも曲自体がすごい力持ってるでしょ。だから披露直後は曲に歌わされているようなところから始まるんだけど、そこから少しずつメンバーが曲に追いついていって、徐々に原曲のイメージとはまた違ったAISの色を出せるようになるんだよね。そういう過程を追えるのがカバーグループを応援する醍醐味だし、AISを見ていて楽しいところの一つなんじゃないかな。」

 

  本日はありがとうございました。最後になにか一言あればどうぞ!

 

「がんばれはるか!!!」

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アイドルを辞めた推しメンに会いに大阪に行ってきた話

 

 

 

軽装の旅が夢だった

しかし気付くとリュックは菓子と漫画でギッシリだった。

いくつだ自分。背中が重い。重力反対。

でも夢は叶わないから夢なのかもな。(なんの話だ)

 

外出。TSUTAYAでなんとなく借りた「食糧人類」を読みつつ電車移動。

ひたすら救いが無くて秀逸。 しかしグロい。異形の敵が知能あるパターンの絶望感すごい。めっちゃIQ高いサメが襲ってくるパニック映画思い出した。

 

食糧人類?Starving Anonymous?(1) (ヤングマガジンコミックス)
 

 

 

 

11/24(Fri.) 23:31

都営経由で大手町、そこから歩いて東京駅へ。

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 インドア派のハイテンションは分かりづらい。

名前にかけた菓子のチョイスがしゃらくさい。

 

そうこうしてる間に八重洲南口バス乗り場到着。

いざ乗らん人生3回目の高速バス。

堅いシートに丸一晩の地味なツラさを思い出す。

嗚呼全部全部ケツのせいだよ。

この着座はまるで地獄だね。

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(わざわざ差し込むほどでもない乗車風景)

(手がイケメンに撮れた)

 

 

 

大阪LOVER

「着いたー!」

 

と思ったらまだ途中休憩だった(凍死)。

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たしかちょうどバナナムーンを聞いていた時間帯。

そんで再度バス乗り込んで寝て起きたら今度こそ目的地に着いた。

 

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郷に入っては郷に従いヲタク。

とりあえずドリカムを聞いて元気を出そうと試みる。

でも出ない元気。睡眠不足×極寒という絶望のコラボを前に開く気配のない心のシャッター商店街

テンションとケツが死んでいた。

 

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吉田美和の口を見るとハプルボッカを思い出す。 

 

 

旅する在宅

とりあえず早朝の大阪をウォーキングデッド調で練り歩く。

なにせ何も決めていない。

ただ一つ「何も決めずにここに来る」ということだけを決めて来た。

考えてるようで何も考えていない。プーさん哲学の極地。

しかし腹が減った。寒いし辛いし世知辛い。ついでに9兆円欲しい。

そして命からがら牛丼屋に不時着with推しメン(プラ板)

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「せっかく遠出したんならご当地もの食べなよ!」という声なき正論を「メシなんか食っちまえば同じ」の一点張りで突き返すKYヲタク。

そりゃあいい歳こいて友達いねぇ訳である。

 

 

そろそろ主目的をば

ひとやすみして回想シーンへ。

2017年6月4日、僕の大好きなアイドルグループが解散しました。

名前は「Hauptharmonie(ハウプトハルモニー)」。

意味はドイツ語で「主要和声」とか「混成和音」とか、そこらへん。

こちらは解散ライブの画像。窒息するほど人がいた(僕含め)。

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グループを簡単に説明すると、

デビューライブ直後にメンバーが風俗店勤務をカミングアウトしたり、ヲタクとDM企画やって炎上したり、中学生いるのにヲタクとベットインチェキ会やって炎上したり、ワンマン前日に水着のメンバーが土下座する動画上げてまた炎上したりと…年中無休でキャンプファイヤーな感じのひたすら楽しいグループでした。

まぁその分冗談通じない人達の攻撃の的になりやすかったんですが。

matome.naver.jp

擁護になってるか分からないけど、「みんなでバカやろうぜ!」と言ってせーので一斉にバカできるのは、そこに集まる1人1人の根がまともだったからだと信じたい。

過激行為は根暗コンプレックスの裏返し。

皆寂しがり屋だから集まると楽しくてついついはしゃいじゃう。

 

とにかくそんな、手放しには褒められないけどどこか憎めない、少し変わってるけど暖かい人ばかりの大好きな現場だった。

 

主なMVはこれ。

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メンバーの約半数が解散前に脱退してるので、さっきの写真とかなりメンツ違う(もう慣れた)。

 

他にもいい曲多いし、一部のアルバムはApple Musicとかにも解放されてるのでよければ。

スカとかジャズとか、北欧系の白いロック(ラルク的な)好きな方の耳に寄り添える気がします。是非に。

 

 

ここからもっと個人的な話をします。

そのHauptharmonieでの僕の推しメン、「ななみる」こと「倉木七海(くらきななみ)」ちゃんは関西の子で、6月にグループが解散してアイドルを辞めてからは、地元大阪のコンセプトカフェに勤めていました。

 

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 (※盛れてる画像選んだぞ推しメン)

 

で、その推しメン「ななみる」こと倉木七海ちゃんが11月26日でこのカフェを卒業するということで、「ひとまずもう会える機会ないだろうし行ってみるか」と出発前夜に急遽決まったのがこの旅という訳です。

 

ついでにどうでもいい話をすると、

この倉木七海ちゃんは自分が初めて加入から卒業までを見届けた推しであったり、プライベートとグループのゴタゴタが重なって、本人が一番辛い時期に会いに行けなかった後悔があったり、とある宣伝企画でメンバー指名の優秀賞に自分を選んでもらったりと、僕にとって少なからず思い入れのある子でした。

 

ちなみにその宣伝企画での勝因になった自作動画。みなぎれ自己顕示欲。

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歌は世につれ余はチェキで釣られ

はい回想終了。

牛丼屋を出た辺りで、そういえばろくに寝てない事を思い出す。

このままではスマホより先に自分の電源が切れる。

慌てて充電&仮眠のため近場のカラオケへ。

店に入ると店員さんが優しい。大阪の人あったかい(※言ってみたかった)。

さて入室。

仮眠前に大阪への挨拶を兼ねて一曲お耳汚しwith推しメン(プラ板)

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「さて気持ちよく歌ったし寝るか」と思ったら周りの部屋がうるさい(当然)

やたらねちっこいビブラートに囲まれてると思ったらそういうことか。

大阪レイニーブルース

土曜朝10時から横隔膜震わせまくりの量産型河村隆一たちにも負けず、しっかり仮眠取ってからカラオケを後にしたゲバラ

向こう5年分のアクティブを前借りして大阪の街をズンズン進む。

偶然Shiggy.Jrのリリイベ観れたのはラッキーだった。

 

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その後はある目的を果たすべく慣れない街をかなり歩いた。

回り方に計画性がなかったせいで梅田駅と大阪駅を3往復くらいしてしまった。

道中はいたるところに忌々しい飾りつけを目にした。

街はすっかりクリスマスムード。

浮かれるカップル全員にマハムドオンを撃ちたい気分である。

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だが悠長に人を呪ってる時間もない。

7店舗くらい回ってもなかなかいい物に出会えずそして僕は途方に暮れる。

気付くと16時。

そういえば腹も減っている。

「とりあえずあそこでいいか」

パッと目に付いたラーメン屋に入る。

味はそこそこだったが店を出るときに言われた「おおきに!」に感動する。

(すげぇ…本物の生「おおきに!」だ!)

おジャ魔女妹尾あいこで関西弁を知ってからここまで長かった。

感じ入りながら歩いていると、とある店の前に出る。

「あ、なんかここいいかも」

フィーイングだけでふらっと入る。

やっぱり店員さんが優しい。すっきゃねん大阪(関東弁)。

更に値段も大きさもちょうどいい物があったので即購入。

この日は推しメンの誕生日だった。

 

 

 

 

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11/25(Sat.)18:36

梅田から心斎橋へ出る。

過度の疲労でクララ状態になった足にムチを打ちギャンギャン進む。

イヤホンで大好きな曲を聞き始める。

約半年ぶりの再会が近かった。

 

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道中、自然と色んな事を思い出す。

「色んなとこでチェキ撮ったなぁ」とか、

「高熱あるのに無理してライブ出て、鼻水すすりながらフラフラで歌ってるの見て泣いたなぁ」とか、

「解散決まってからの最後のリリイベは毎回『ごめんな』しか言えなかったなぁ」とか、

「『ゲバちゃん来ると安心する』って言われて泣いたなぁ」とか、

「ななみるの凱旋ライブが遠征ヲタクデビューだったな」とか、

とにかく色んなことを思い出しながら歩いた。

 

少しして目的の店の前に着く。

なぜか緊張で吐きそうだった。

とりあえず店の隣のパーキングにコソコソ隠れてチェックインだけキめる。

 

 

「ここまで来て認知切れてたらどうしよう」とか今更思い始める根暗ヲタク。

そういう心配は東京でしとけ案件。

ええいままよ。意を決して階段を上る。

ビクビクしながら扉を開けて中に入ると、見慣れた丸い瞳と目が合った。

 

 

「覚えてる?」

僕の顔を見るなり泣きながら歩み寄ってきたななみるに貰い泣きしそうになった。

 

『え…きてくれたん…?』

「うん。会いに来たよ」

『やばい…泣きそう』

「この顔覚えてる?」

『あたりまえやん!』

「元気だった?」

『うん』

「そっか」

 

そんな簡単な会話だけして、促されるまま席に座る。

とりあえずドリンクだけ注文してメニューを閉じた。

かつて応援していたグループのメンバーに酒を用意してもらうのは不思議な気持ちだった。

その後はななみるとゆっくり色んな話をした。

あの日のライブがどうだったとか、あのライブハウスで衣装をなくしたとか、解散してからの心境の変化とか、やっぱアイドル向いてなかったわとか、これからやりたい事とか…とにかく色々と話した。

券も介さず、間の長机も剥がしもない会話にかなり違和感があった。

刷り込みって凄い。

 

会話の中で特に印象に残ったのは、「アイドルなんていつ辞めるか分からんから、会えてるうちにいっぱい応援してあげなきゃダメやで」というななみるの言葉。

セリフ自体はありきたりでも、実際にアイドルをやりきった人の口から聞くと重みが違った。

 

現役時代は大阪の家からイベントの度に東京に通っていたななみる。

「ヲタクがちょっとの小雨で干そうか迷ってるイベントに出るために、ななみるは前日から深夜バス乗って大阪から出て来てたんだもんな。」と言ったら首を縦にブンブン振ってた。

 

そういえばずっと僕が座る隣で立って話していた推しメン。

「そこ座れば?」と言ったら、

「座っちゃダメやねん。風営法やから。」とななみる。

よもや推しの口から『風営法』というワードを聞く日が来るとは。

思わず爆笑してしまった。

 

しばらくしてからななみるはまた接客に戻った。

どうやら店内にいる数名のキャストが、飲食物を運ぶ合間に客の席を回って会話してくれるシステムらしい。なんか座敷童みたいだ。 

あまりこういう所に来たことないので新鮮だった。

 

店には<17時/19時/21時>にライブコーナーが設けてあり、

ななみるを含むその日フロアにいたキャスト2名が歌ってくれた。

ちなみに店のコンセプト的にてっきり可愛い系の曲が来るのかと思ったら二連続で椎名林檎がきて面喰らった。巻き舌の海。

 

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店内。

 

 その後は黒ひげゲームやったり、またゆるっと喋ったり。

あとは金爆の「毒グモ女」を聞いてから密かに夢だった高い オムライスを頼んだりもした。

失礼な話こういうお店で出てくるオムライスってケチャップ落書きプレイ用のスケッチブック代わりであって味には期待しない方がいいという先入観があったのですが、一口食って即土下座したくなるくらい美味かったです。

「どーせ具材もケチってんだろw」とか思いながら中見たら肉塊がゴロッゴロ入ってて罪悪感から出家を考える程でした。(素直に褒めろ)

 

ちなみに推しメンに絵心が皆無なの知った上でラクガキをお願いしたらこうなった。

すっげぇコメントしづらい。

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そんでチェキも撮った。

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ちなみにこの日は解散ライブの時にヲタクが作った非公式Tを着て行きました。

(※えりあしは「えりあし」で隠しました。

 

「またね」

21時のライブを見て、ぼちぼち時間なので店を出ることに。

ななみるはこの日の翌日を持ってこのお店を卒業する運びだったので、これがひとまずのお別れとなりました。

最後の数分は心底来てよかったなぁと思いながら会話をしました。

目線の合い方とか相槌のリズムとか、

雑に話したらもっと雑に返してくるところとか、

慣れてる相手にだけグイグイいける隠れコミュ障同士なところとか。

一緒に過ごす空気感から懐かしくて、ひたすら楽しかったです。

「音速ツイ消し女!」「ネット弁慶ヲタク!」と罵り合ってる時もお互いずっと笑ってました。

改めて、自分はこの子から色んなものを貰ってきたし、今応援してる他の推しメンとの時間を大切にしようと思えてるのも、今までななみると過ごした時間があったからだと考えると、自然と感謝の気持ちが溢れました。

 

会計を終え、最後に店長さんと店員さんに「ウチの推しメンがお世話になりました」と一礼。

横に立って話していると、目を合わせる為の猫背具合をなんとなく体が覚えていました。

そしてしんみりするのもアレなので、「元気でな」と言ってスルッと店を出ました。

 

最後に

アイドルを辞めてからも「会いに行きたい」と思える子を、ここまで応援してきて本当によかったなぁと改めて思います。

この記事を読んでくださったドルヲタの皆様にも、これから推しとの素敵な思い出がたくさんできますように。

長々とお付き合いありがとうございました。

またななみると会えるといいなぁ(全然別の子のツイッターを見ながら)。

お粗末!

 

 

 

 

 

レポ日記「AIS定期公演 vol.19 〜目指せ!アイドルマスター!〜」

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ご挨拶なご挨拶

水とロリコンは低い方に流れる。

こんばんは。貴女の夜の官房長官、チェる・ゲバラです。今回はアイドルライブのレポ日記を数世紀ぶりに書いてみようと思います。少々長くなるかもしれませんが、時間の許す限りお付き合いください。それでは以下より始まります。

 

さっそくですが、

当記事を書き出す直前に、こんなクソブログより遥かに良いまとめ記事が上がりました。なので今回のライブレポについてはこちらをご覧ください。ぜんぜん少々長くなりませんでした。お付き合いありがとうございました。チェる・ゲバラでした。

mikan-incomplete.com

 

ってわけにも、

いかないので以下より始まります。

 

見に行ったグループは?

アイドルグループ「AIS(アイス)」です。

「ALL IDOL SONGS」の頭文字から取った名前通り、21世紀以降のアイドルソングのカバーのみを歌う7人組グループです。

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グループの沿革とメンバー1人1人の紹介については過去に書いた拙記事をご覧ください。

 

sesshokujiko.hatenablog.com

 

sesshokujiko.hatenablog.com

(※6月に先輩グループのアイドルネッサンスとAISを兼任していた宮本茉凛ちゃんが兼任解除となったためメンバーが1人減ってます。過去ブログの為、その他にも古い情報があります。ご了承ください。) 

 

そして現在の持ち曲はこんな感じ。

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2017年11月時点で活動開始から約1年半。 

今ではハロプロ、AKB系などの大手をはじめ、バンドやラップなどの飛び道具も含めた非常に多種多様なラインナップになっています。

気になる曲があったら、毎日更新している公式動画チャンネルの「ライブ動画(初披露)」から見てみてください。

 

AISの定期公演について

ちなみに現在AISは「全7回の公演で通算動員1000人」という目標に挑戦しています。

そして毎回来場者全員に渡される、メンバー手書きの「ありがとうのおハガキ」には、一枚一枚にナンバリングがされており、それを公演期間中に1000枚全て配り終えたら、晴れてワンマンライブを開催できるという発表がされています。

www.youtube.com

 

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 現物はこんな感じ。

どのメンバーのはがきが貰えるかはランダムなのですが、書き方にも1人1人の個性が出ていて面白いです。

そして、気になるカードの残り枚数は毎回公演の最後に発表されています。

 

レポ本編

さぁ、慣れないマジメ口調で噛まずに告知をやり切った自分を褒め殺しながら本編にいきやす。

まずAISのことをまだあまり知らない方に言っておきたいのが、今回の公演は初の試みとして「メンバープロデュース」公演だったということ。

そして記念すべき第一回目のプロデューサーはリーダーの橋本麗愛(はしもとれな)ちゃん16歳。というか推しメン。

なんと公演のコンセプト・衣装・セトリ・企画に加え、新たに持ち曲として加えられる新曲のチョイスも担当するらしく、初めて知った時、ヲタクは心配とストレスで胃がチキン南蛮になりました。

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推しの罪はヲタクの罪。これで何かやらかしたり動員アチャーだったり世界観出し過ぎて他のヲタからヒンシュク買ったりしたら最悪僕が責任取って頭丸めて虚無僧スタイルで全国謝罪行脚まであるなコレ…ぐらいの気持ちでドキがムネムネ(死語)しながら公演当日を待つこと数週間。

 

その後、サブタイトルの「目指せ!アイドルマスター!」からお察しのとおり、今回の衣装と新曲はアニメ・ゲームシリーズでお馴染みの「THE IDOLM@STER」からの出典である事が発表された。

 

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ライブ当日

祝日ヲタクのフットワークは羽根より軽い。

推しメンに会える喜びからコジマ電機のロゴを優に超える笑顔を満面に湛えつつ、愛馬都営線をPASMO1枚で乗りこなしてアキバへ直行。

現地AKIBAカルチャーズ劇場へ入る際、一度に大量のパンフ類を渡されてサークルの勧誘を受け過ぎた新入生みたいになる恒例のヤツも終え無事会場入り。 

通常は最後方PTAヅラを決め込むのが常なゲバラだが、今回はワケあって前の方の座席を確保。そしてその理由を速攻ツイートしてまぁまぁウケる。笑いは仕込みが7割。

 

 

 

 

 

 

 ブレないカメラとブレるヲタク。

心のピントは常時推しメン。

残金尽くまでチェキ山紀信。

文脈を無視して語感遊びを始める悪癖を反省しながら、写ルンですの巻取りをカリカリ練習していると会場が暗転。ついに念願の推しプロデュース公演が始まった。

 

冒頭アテレコ

いつもは代表メンバー1名が影ナレとして公演の諸注意や盛り上げを行う冒頭パートだが、今回は特別にメンバー全員が演じるアイマスのアテレコ劇からスタートした。

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事前にブログにて伏線的に上げられていた絵の通り、各メンバーに橋本本人が担当キャラの配役を割り振った。

ちなみにその後のMCで語られた選出理由を合わせたキャスティング表がこちら。

 

渋谷凛→橋本麗愛(前からコスプレ等をしていたので)

島村卯月→栗原舞優(笑顔が多く天真爛漫な所が似てる)

城ヶ崎莉嘉→朝熊萌(ギャルっぽい?所が似てる)

本田未央→島崎友莉亜(真面目で緊張しいな所が似てる)

赤城みりあ→磯前星来(最年少で天真爛漫な点が似てる)

神崎蘭子→関澤朋花(中二病な所が似てる)

諸星きらり→徳久陽日(メンバー中最も背が高いのと明るい点が似てる)

 

以上、 AISとアイマス双方に詳しい人は是非楽しんでください。

ちなみに筆者はアイマス知識が木星までしかないカブトガニ級の生きる化石ヲタクですが、今回はデレマスの有名キャラで固めてくれたのでかろうじて各々の大まかな人柄はわかりました。サンキュー推しメン。

 

そしてストーリーはメンバー演じる各キャラクターがアイマスのカバーをするAISの噂を聞きつけ、定期公演を見にカルチャーズ劇場にやってくるというもの。

「楽しみだねー!」というメタフィクション的なセルフ前振りを終え、再度舞台が暗転。予告通りアイドルマスターの衣装に身を包んだメンバーたちが暗闇の中を進み、静かにそれぞれの位置についた。

 

新曲「GO MY WAY!!」初披露

M1:GO MY WAY!!/THE IDOLM@STER

舞台が照らされると同時に流れ始めた新曲は、アイマス初期からの人気曲で多くの人が馴染み深いであろう「GO MY WAY!!

アテレコの流れからてっきり最近の曲だと思っていた古参Pたちから野太い歓声が上がる。

 

MC

GO MY WAY!!を歌い終えたメンバーたちは会場ともに興奮冷めやらぬまま1回目のMCへ。

挨拶、自己紹介と続き今回の公演をプロデュースした橋本麗愛からの一言。

そして先述したアテレコと配役理由の説明から写真撮影タイムと続き、ライブは次のブロックへ。

 

M2~M4:アニメソング特集

ここではアニメファンの橋本麗愛が現在のAISの持ち曲の中からアニメに関係ある曲を3曲選びパフォーマンス。

 

M2:Faraway/PARADISE Go!!Go!!

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アニメ「Major」のEDテーマ。

筆者は清水のファインプレーで泣いた記憶があります。

 

 

M3:ココロのちず/BOYSTYLE

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アニメ「ONE PIECE」のOPテーマ。

筆者はブルック登場までしか分からないのでジャンプの世界でもカブトガニヲタクです。

あと個人的に「ワンピースはどのシーンが一番泣けた?」という質問が本当に本当に苦手です。

 

M4:Over The Future/可憐Girl's

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アニメ「絶対可憐チルドレン」のOPテーマ。

当時筆者は皆本より月詠イクトにぞっこんでした(中の人ネタ)

 

 

企画コーナー「山手線ゲーム」

「他人のケツをシバきたい(意訳)」とブログで常々語っていた推しメン。

現代のストレス社会を象徴するようなその歪んだ願いをDREAMS COME TRUEするべく、失敗したらケツバット付きの地獄の山手線ゲームが始まった。

 

(意気揚々とバットを持ってくる推しメン)

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 一応「リズムゲームアイマスにかけた」という口実はあるものの、推しメンの顔に浮かぶのは生粋のSっ気。

「俺もケツバットしてくれー!」というやや個性的な歓声の上がる客席をやんわり無視しつつ企画はまったりと進行。

「AISの持ち曲」というお題でゲームが始まり、結果的に磯前星来・島崎友莉亜・徳久陽日の3人がケツバットの餌食となった。

 

M5~M7:推しメン推し曲パート

ケツをさすりながらライブは中盤戦へ。

ここではセトリを手掛ける橋本麗愛が「自分の歌割りが多い3曲」をセレクト。

与えられたチャンスを最大限に生かす推しメンが流石すぎる。やるなら今しかねぇ(©長〇剛)。

 

M5:スイミング/深田恭子

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セリフから始まる「アルティメットスイミングver(筆者命名)」で満を持してのパフォーマンス。

ちなみにこの曲は今回の撮影可能曲であり、震えながら写ルンです。を手に取ったゲバラ

序盤の集合撮影タイムで写ルンです。を使っていたところを後ろの客から「え、あれアナログカメラじゃね?w」「うわ、ほんとだwあれまだ売ってんだw」「つーかスマホの方が画質いいっしょw」と嘲笑され、一度はズタズタになった心をなんとか奮い立たせる。

その後も一人だけやけに渇いたシャッター音を奏で続けるヲタク。

無我の境地で撮り続けてたら目(レンズ)が合ったメンバーから軽く笑われた気がしたが気のせいだと信じたい。

ちなみにこの写ルンです。は残り枚数を撮り切ってないので今だ現像に出していない貧乏性ヲタク。

でもこの効率悪さというかタイムラグというか、あえて遠回りを楽しんでる感じがいいのかもしれないね推しメン。

 

M6:SWEET&TOUGHNESS/南青山少女歌劇団&キャナーリ倶楽部

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続いて鈴木亜美が小走りで出てきそうなイントロが会場に響き渡る。

この「SWEET&TOUGHNESS」は元々1993年に浅倉大介が手掛けた南青山少女歌劇団のシングル曲。

ではなぜ「21世紀以降のアイドルソングカバー」がコンセプトのAISが20世紀に発売されたこの曲を歌っているのかというと、それは同曲をキャナーリ倶楽部が2007年にカバーしているからである。

つまり「カバーのカバー」という、野球で言う中継プレー方式なのである。なるほど納得。そんならなんでもありじゃねぇか

 

M7:情報/推定少女

 

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今思うと色々ギリギリだった推定少女のカバー曲「情報」。

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AISでは珍しいカッコイイ路線の曲のため、合間に差し込むとセトリが締まる。

「当時から見た近未来」のような薄っすらしたSF感があり個人的に好きな一曲。

 

企画コーナー「サインボール投げ」

2回目の企画コーナーでは「ファンにケツバットしたかったが無理だったのでしょうがなく…」尻ーズ第2弾として客席へのサインボール投げが行われた。

メンバー6人が目をつぶって会場にサインボールを投げ入れたあと、最後に橋本麗愛が徳久陽日のトスを受け、客席にボールを打ち込んだ。

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後ろの客席までボールを届かせられなかった6人を見て、「私が最後列まで打ち込んでやりますよ!(意訳)」的なことを言った直後にボテボテのゴロで3列目に打ち込む推しメン、さすがフリオチをよく分かっているなと感心した。

 

M8~M9おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!パート

最後のブロックでは、先日初披露された「こあくまるんです」を含む、おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!の楽曲を2曲披露した。

 

M8:こいしょ/おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!

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ちなみに初MVとして採用されているこの曲。

歌割りも分かりやすくラップやセリフなど見どころも多い。

どれくらい良いかというと特にボケが思いつかないくらい良い。ぜひに。

 

M9:こあくまるんです/おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!

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気付いたら落ちているのが恋と単位である。

”可愛いのリキ・ラリアット”こと、この「こあくまるんです」。

視覚的に殴るこのあざとさはもはやアイドル界のHiGH&LOW。

未体験の方にはぜひ一度現場で味わってみて欲しい。

 

MC~M10

告知を含めたMCを経て、ライブは最後の1曲へ。

M10:Like a Shooting Star

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MCにて橋本麗愛が「この企画が決まった時から絶対に歌いたいと思っていた」

と語る一曲。

 

後日上がったブログでは「これからも自分やAISが、星のように輝けるように」という歌詞に込められた想いがつづられている。

ameblo.jp

 

こうして終始ドタバタだったライブは意外にも美しく幕を閉じた。

改めてどこをどう切り取っても橋本麗愛らしい公演に僕自身とても満足したし、なにより周囲のファンが皆口を揃えて「楽しかった」「いいライブだった」と言っていたのが嬉しかった。

 

最後に

 

この日発表された「ありがとうのおハガキ」の残り枚数は「551」。

残りの公演はあと3回なので1回平均180~190人近い動員が必要となる。

正直厳しい数字だが、かといって変に重苦しくならず楽しみながら頑張ってほしいところ。

そしてこのブログをキッカケにAISに興味を持ってくれた方が1人でもいてくださったらこれ以上なく幸せに思います。

それでは、ここまで長々とお付き合いありがとうございました。お粗末!

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読むドルヲタ落語「虹助提灯(権助提灯)」

overture(出囃子)

 


出囃子 藤娘 古今亭志ん五

 

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(※元ネタ「権助提灯(ごんすけちょうちん)」のあらすじ

 

 とある金持ちの旦那には、妻とは別に親しくしている女がいた。

物分かりがいい妻は女の存在を知りつつもこれを許し、一方浮気相手の女もそんな本妻の意図を汲み、なるべく事を荒立てぬよう振る舞った。

かくして旦那、本妻と女の家に交互に泊まっても家庭は円満という羨ましい身の上だ。

 

ある夜、旦那が本宅に帰ると、妻が「今夜は風が強くて火の元が心配だからあちらへ泊っておやりなさい」と言う。

旦那はその言葉に甘え、召使いの権助(ごんすけ)に提灯(ちょうちん)を持たせて供をさせ、夜道を進み女の家を訪ねる。

すると「奥様のご配慮に感激いたしました。しかし、このまま貴方様を泊めては奥様の優しさに甘えてばかりで申し訳ないです。どうか今日はお帰りください」と女。

再び本宅へ帰ると妻から「それでは私の筋も通りません。やはりあちらへ泊まっておやりなさい」と促され、再度行った女の家ではまたしても本妻の元へ戻るよう頼まれる。

 

こうして何度も本宅と女の家を往復しているうちに提灯の火が消えたので、

「おい権助、提灯に火を入れな」と旦那。

すると権助はこう言った。

「大丈夫です旦那さま。もう夜は明けました」)

 

<文字数→約7000/読了目安→約10分>

 

(※この物語はたぶんフィクションです)

 

え~、  本日はいっぱいのお運び、ありがたく御礼申し上げます。

 

また近頃めっきり肌寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしでございましょうか。

 

そんな私はといいますと、毎年衣替えを怠けては風邪をひきやすいこの季節。 

 

「今年こそは」と意気込んで服を買いに街へ出るも、気付けば足が向かう先はいつもリリイベ物販。

 

みるみる着膨れするチェキ帳とは対照的に、財布は一年中クールビズでございます。

 

まぁそんな下らない話は置いておいて、皆様におかれましても、風邪やガチ恋で体調やメンタルなど崩されませんよう、季節の変わり目くれぐれもご自愛くださいませ。

 

さて、

 

秋といえば「男心と秋の空」なんてことをよく言いますね。

 

「秋の空」なんて風流な喩えを用いずとも、一年中移ろいやすい男心がありありと見て取れます。

 

しかし、一見浮気を繰り返し女を振り回しているように見えても、本質的な部分では、どこまでいっても振り回されるのが男の常。

 

どんなに時代が変わっても、女が男より二枚も三枚も上手であることだけは、未来永劫変わらない、この世の真理のようでして…

 

 

・・・

 

 

「俺〇〇ちゃん単推しだから!」

 

気付けばそんな都合のいいセリフが口癖になっていたKSDDの下腹(ゲバラ)。

 

控えめに言って、「KSDD」という単語の方がキャパオーバーを起こすほどには節操がない。

 

さながら一流の柔道家が「掴む→組む→投げる」を一連の動作で行うのと同様に、「かわいい→好き→始まった」の3STEPでフ〇ーチェより簡単に出来上がるドブ以下のヲタ活がすっかりライフワークとなっていた。

 

かくしてとある休日のリリイベ物販、文字通りありったけの資産をリリースするべく、今日も今日とて列へ並ぶ。

 

しかしそんな下腹、なにやら今日はめずらしく悩んでいた。

 

「うーん…果たしてどちらを推すべきか…」

 

チキンナゲット3個分の脳みそをフル回転させて苦悩すること約数分。

 

聞いてるだけでMPの下がりそうなスタッフさんのマイクチェックももはやその耳には入らない。

 

それもそのはず、今回見に来た「意地のコンプライアンスガール」通称「意地コン」における、下腹の推しは現在2人。

 

限られた特典券を使いどちらのチェキ列に並ぶかについて、片岡鶴太郎の宣材写真みたいな顔で悩んでいた。

 

さすがに推しを増やすこと自体には今更何の抵抗も覚えなくなった下腹だが、同グループ内ともなると話は別。

 

かつて甘い言葉をかけたメンバーを尻目に別のメンバーにガッつく罪悪感もさることながら、業界随一ともいわれる高レギュレーション接触に両推しのまま通い続けるとなれば、いよいよもって心も財布も悩ましい。

 

巷では「春夏と秋冬で時期ごとに推しを変える」という小細工で巧妙に修羅場を回避しているなんともコスいヲタクもいるらしいが、しかしそこは下腹も男。

 

今日の接触をもって、すっぱりどちらか一人を揺るがぬ「本推し」に選ぼうと、前々より心に決めていた。

 

「いやー、しかし我ながらここまで悩むとはな。こんなこともあろうかと向こう半年分の食費を前借りしてきた甲斐があったってもんだ。」

 

おそらく今後しばらくはパンの耳しか通らないであろう口がニヤリと笑う。

 

財布の中には既にいっぱいの特典券が溢れかえっていたが、尚も買い増しを続ける下腹。

 

そのうち特典券を一人で持ちきれなくなり、どうしたものかと困りあぐねているところに丁度良くヲタ友の虹助が通りかかった。

 

「おぅ、虹助じゃねぇか!こいつぁちょうどよかった。わるいがよ、ちょいと持ちきれなくなっちまったんで、俺が接触を回ってる間、残りの券を預かっててくれねぇか?」

 

『おう、だれかと思えば下腹さんじゃねぇの。いやはや、今日も懲りずに大枚はたいてご苦労なこった。無い袖振ったりペンラ振ったり、遅刻で良番棒に振ったりで年中忙しいねぇ』

 

「やかましいわ!じゃあ悪いが頼んだぞ。接触に興味のない万年無銭地蔵のお前になら安心して預けられるからな。手持ちが無くなったらまた取りにくるから、その都度次の券を手際よく渡してくれよな」

 

『はいはい、あんたはいつもそんなだねぇ。おいらはここで待っててやるから、気の済むまでおやんなさい』

 

「忍びねぇな」

 

『構わんよ』

 

そう言って虹助を残し、颯爽と2チェキの待機列へと向かう下腹。

 

まず並んだのは、意地コンの8頭身歌姫・歌って踊れる健康美「みこぴん」こと「志水美子(しみずみこ)」列。

 

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(※画像はイメージです) 

 

志水美子。

 

スタイルの良さと抜群の歌唱力もさることながら、やや自虐を混じえた親しみある人柄が周囲から愛される人気メンバーである。

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(※画像はイメージです)

 

かつて陸上部で培った真面目さからか、過去にメンバー内で行ったワンマンライブの集客会議では、当時予科生の身の上ながら冗談を言う正規メンバーの先輩達に対し「もっと現実的に考えましょう」と真っ直ぐに提言した。

 


【第1回メンバー会議11月14日】 #0109虹コン川崎征服計画 虹コン

(※動画はイメージです)

 

今は大学生の傍、意地コンファミリー2つ目のグループにあたる「蒼組」のリーダー兼母親的なポジションを務めており、SNSでのマメな告知や話しやすい接触対応などヲタクからの評価も総じて高い。

 

「あぁ…やっぱり"みこぴん"可愛いなあ… 。

歌上手いし可愛いのに地黒を気にしてるギャップが愛おしいよなぁ…。

この会議動画見て一発で惚れて、それがきっかけで蒼組の現場行くようになったんだよなぁ俺…。決めた、俺やっぱりみこぴんを推そう。」

(※このセリフはフィクションです。筆者の感情とはたぶん関係ありません)

 

やはり謎の自己申告が多い限界ヲタク。

 

重すぎる&謎すぎる独り言を呟く様を周囲のヲタクにドン引かれているうちに列は進み、いよいよ下腹の番が回ってきた。

 

みこぴん「あー!下腹さん!ありがとー!」

下腹「みこぴん…オレ…オレ…」

スタッフ「はい撮りまーす」

み「ポーズどうする?」

下「えっ…あ、いや…えっとその」(0.2秒)

 

ーカシャッ!(凡ピース)ー

 

み「ありがとーう!あっちでサイン書くね。行こ!」

下「お、おう…(微メンブレ)」

み「えっとー今日は〇月×日だよね~、」

下「…あ、あのさ、みこぴんっ!」

み「えっ、なに!?ビックリしたw」

下「オレ、今日からみこぴん単推しになるからっ!もう他の子のとこ行かないから!意地コン蒼組の現場に行く最初のきっかけをくれたみこぴんのことだけを、これからずっと推すからっ!」

み「ありがとう…嬉しい…」

下「みこぴん…」

み「でも…『さーりん』はどうするの?」

下「え?」

み「下腹さん最近さーりんとめっちゃチェキ撮ってたじゃん。本当に急に私だけにしちゃっていいの?」

下「んん…それは…」

み「それに同じグループの私が言うのも変だけど、さーりん凄い努力家だし、つらい顔を周りに見せないファン思いのいい子だし、この前の夏ツアーで予科生から正規メンバーへ正式に昇格したこともあって、最近ますます自信がついてどんどん魅力的になってる超注目アイドルだよ。私だけを推してくれるのも嬉しいけど、その前にもう一回さーりんと話してみてから決めた方がいいんじゃない?」

下「みこぴん…実際の特典会じゃまず時間足りないであろう長文ありがとな…分かった。もう一回さーりんと話してから決めるよ。みこぴんは本当にメンバー思いでいい子…」

スタッフ「お時間でーす」

下「おま空気読m(剥がされ)」

 

こうして最初のチェキを撮り終えた下腹。

 

至近距離で見る推しの可愛さに当てられ、シラフなのに千鳥足で虹助の元へ戻る。

 

『おう下腹。どうだい?推しとやらは一人に絞れたかい?』

 

「あぁ虹助、いやね…絞ろうと思って本人にそう伝えたらな、(すぐ結論を出さないでもうすこし考えてみたら?)ってなことを言われちまったんだよ。」

 

『ほほう、そりゃなんとも意外な展開だねぇ』

 

「あぁ、なにせみこぴん本人が(もう一度他メンを回って考えてみたら?)って言うんだ。そりゃそんな簡単にヲタクが出した結論じゃ信じるに信じられねぇもんな。

しっかし、自分のことだけじゃなく常に周りが見えてるみこぴんに、すっかり惚れ直しちまったよ///」

 

『そうかねぇ?単にお前さんに応援って口実で粘着されるのがイヤだから他メンに押し付けたいだけな気がするが…』

 

「よし、もう一度だけ他の子とチェキ撮って、ちゃんと確信を得てから再度みこぴんに言いにいこう。一番好きだって言いに行こう!よし決めた!決めたぞ俺!!!」

 

『ダメだこのバカ聞いちゃいねぇ。おーい下腹帰ってこーい』

 

「あぁ…みこぴん好きだ…みこぴんとデートしたい…みこぴんと一緒に近所のスーパー(ナフコ熱田店)で買い物したい…」

 

『おーい下腹!最近ツイートのおもんない下腹~』

 

「おいやめろ」

 

『なんだ聞こえてんじゃねぇか』

 

「よし、じゃあもう一回行ってくる。虹助、次の券をくれ。」

 

『はいはい』

 

そうして虹助から次の券を受け取り、またも颯爽とチェキ待機列へ戻る下腹。

 

次に並んだのは、意地コンの無自覚風あざカワ・真夏の方言シンデレラ「さーりん」こと「熊本紗莉奈(くまもとさりな)」列。

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(※画像はイメージです) 

 

熊本紗莉奈。

 

日本一カワイイ方言こと博多弁を操る福岡県出身のおっとり系美少女にして、ピアノを通じて培ったリズム感と表現力の光るしなやかなダンスが印象的な人気メンバーである。

 

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(※画像はイメージです) 

 

 2017年1月のワンマンライブでは、自分以外の同期全員が正規メンバーに昇格するなか、一人だけ予科生に残されるという悲劇を味わい、普段見せない張り詰めた感情を吐露したが、その約半年後の8月、夏のワンマンライブで晴れて正規メンバーへの昇格が発表され、ファンと共に喜びの涙を流した。

 

 

(※ツイートはイメージです)

 

今は大学生の傍、みこぴんと同じ意地コン蒼組のメンバーとして活動中。

ちなみに夏の某イベントで水着姿を披露してからはグラビア方面でのファン人気も高騰。

不意打ちの水着画像ツイートの殺傷力は日に日に増すばかりである。

 

「くそぅ…やっぱり間近で見るさーりんは反則級に可愛いなぁ…『チェキるヲタクすべて始まらせるガール』の異名は伊達じゃねぇぜ…それに最初は会話ぎこちないのに何度か通って慣れてくると途端にグイグイくる感じとか本当ズルいよなぁ…涙袋の印象的なあの大きい瞳に上目遣いで見つめられたらもう脳ごとトロけちまうよ…」 

 (※このセリフはフィクションです。筆者の感情とはたぶん関係ありません)

 

「でも俺はもう決めたんだ。ちゃんとこれが最後だって言って、しっかりみこぴんの所に戻ろう」

 

ロマンティックより止まらない自己申告。

 

またも独り言に没頭しているうちに列は進み早くも下腹の番へ。

 

さーりん「あー!ありがとーう!」

下「さーりん…オレ…オレな…ッ!」

スタッフ「はい撮りまーす」

さ「ポーズなにがいい?」

下「あれデジャブ?」(0.2秒)

 

ーカシャッ!(凡ピース)ー

 

 さ「もーう!やっと来た!はい、じゃあサイン書くからあっち行こ!」

ゲ「お、おう…(学習しねぇなオレ)」

さ「えっと、今日は〇月×日だっけ、」

下「…あ、あのさ!さーりんっ!」

さ「えっ、なに!?ビックリしたw」

 下「お、俺…これからみこぴん単推しに…」

さ「え…?(上目遣い)」

下「ウッー(恋に落ちる音)ー」

さ「なぁに?(超上目遣い)」

下「いや…だから、えっと…」

さ「下腹さんはぁ…これから、誰を推すの?(鬼上目遣い)」

下「そ、それは…みこぴ…」

さ「誰を…推すの?(神上目遣い)」

下「さ、さーりんです…///」

さ「さーりんじゃなくて?(阿修羅上目遣い)」

下「さりな…です…///」

さ「よろしい♪」

下「はぁ…可愛さが心臓に悪い…でもやっぱりこうしてさーりんのヲタクしていく方が俺には幸せなのかもしれないな。みこぴんには悪いが俺の居場所はやっぱりさーりんなんだろうな。じゃあこれから単推しとしてよろしく頼むよ」

さ「え、私の単推しになるの?それはもう一回考えた方がいいんじゃない?」

下「え、じゃあ上のキモイやりとり何だったの?筆者ここめっちゃ力入れたらしいけど」

さ「ん~、たしかに私の単推しになってくれるのは嬉しいけど、下腹さんが最初に蒼組に興味持ったのってみこぴんからでしょ?その軸はズラさない方がいいんじゃない?

私もつい癖で本気で落とすようなことしちゃってごめんだけど、みこぴん真面目でいい子だし、ライブ終わりとかいつも一番最初に『今日のイベントありがとうございました』ってツイートするし、フェスとか対バンの時は他グループの子と積極的に写真撮って宣伝がんばってるし、歌割り多く任されて覚える事多いのにラジオやMCやイベントの企画係までこなしてグループや自分以外のメンバーの魅力を一生懸命発信してくれるし、正直私もみこぴんに負けるなら悔いはないかな。だから、一推しはみこぴんにしてあげて。私にはたまに来るくらいでいいから」

下「これまた実際の特典会だったら三行目で時間切れになりそうな長文ありがとな。

たしかにそうだよな。そもそもさーりんの正規メンバー昇格ってドラマに俺が立ち会えたのも、元をたどれば全部みこぴんのおかげだもんな。分かった。俺やっぱりみこぴんのヲタクになるよ。そういえばさーりんこの前のリプ返の内容って…」

スタッフ「お時間でーす」

下「お前わざとやってるだろ(剥がされ)」

 

 かくして二度目の接触を終えた下腹。

 

最終回のジョーより真っ白に燃え尽きて虹助のもとに戻る。

 

『おう下腹、どうだい?結論ってやつは出たかい?』

 

「ん~、話してる途中でさーりんに浮気しちゃって、やっぱりこっちで身を固めようとその意思を伝えたものの、こっちでも(みこぴんはいいの?)と聞かれちまった。」

 

『いよいよブレ方に貫禄すら出てきたね。しかしこれで答えはハッキリしたな。やっぱりお前はメンバー全員から干されt…』

 

「しかしファンをお互い譲り合うなんて、二人ともなんていい子なんだろうな」

 

『おいおいどこをどう誤解したらその解釈にたどり着くんだ。頭が花畑牧場か?』

 

「決めた。やっぱり俺みこぴん推しになる。さーりんにまで応援されちまったらもう後には引けねぇ」

 

『なんでそう自分に都合のいいストーリー組み立てる時だけ早いんだろうねヲタクは。しかもまたこっちの声聞こえてないし』

 

「よし決めたぞ。俺はみこぴんだけを一生推すんだ。俺絶対ゼクシィのCMみたいなプロポーズするからな待ってろよみこぴん…」

 

『おい最近ツイートおもんな…』

 

「おいやめろ」

 

『聞こえてんじゃねぇか。それもまだ全部言ってないのに』

 

「いいから早く次の券よこしな、次こそみこぴんに思いを伝えるんだ…!」

 

『はいはいどうぞ』

 

差し出された券を奪い取るようにして再度列へ。

 

み「あ!下腹さんまたきてくれたの!ありがとーう!」

下「みこぴん…俺…オレ…ッ!」

スタッフ「はい撮りまーす」

さ「ポーズなにがいい?」

下「凡ピースで!」

 

ーカシャッ!(凡ピース)ー

 

み「えっと今日は何月何日…」

下「みこぴぃん!!!」

み「え何!?また急にw」

下「あのな、さーりんとも話したんだけどな、俺やっぱりみこぴんのヲタクに…」

み「そういえばさっき楽屋で『今日下腹さん来てくれるかな~♪』って笑顔で言ってたよさーりん」

下「マジでか俺さーりん推すわ」

スタッフ「お時間でーす」

 

「おい虹助!次の券よこしなッ!俺は一生さーりんと添い遂げるんだッ!」 

 

『はいよ』

 

さ「あ!下腹さんまた来てくれたの?ありがとう!」

 下「あのなさーりん…俺…オレ…」

スタッフ「はい撮りm」

下「凡ピースで!」

 

ーカシャッ!(凡ピース)ー

 

さ「今日は…」

下「〇月✕日ね!…ってそんなことよりさーりんん!!!」

さ「え、何どうしたの?そんなネタブログの終盤みたいな早口でw」

下「俺…俺やっぱりさーりんのことしか見えないよ…ヲタクになってからまだ日は浅いけど…ひと夏であんなにたくさん最高の思い出を作れたのはそこにさーりんがいたからで…だからこれから俺は春夏秋冬さーりんのことだけを…」

さ「そういえばこの前みこぴんが『下腹さんのツイートって本当いつもセンスあって面白いよね』って褒めてたよ」

下「みこぴんしかぁああ!!!」

スタッフ「お時間でーす」

 

「おい虹助!」

 

『はいよ』

 

み「ありがとーう!」

下「凡ピース!」

 

ーカシャッ!(凡ピース)ー

 

下「俺やっぱりみこぴんが…」

み「さーりんが下腹さんのLINEのID知りたがってたよ」

下「さーりんんんん!!!」

スタッフ「お時間でーす」

 

「虹助ェエ!」

 

『はいよ』

 

さ「ありがとーう」

下「せーのっ!」

さ・下・ス「「「凡ピース!」」」

 

ーカシャッ!(凡ピース)ー

 

下「さーりん…いや、さりなッ…!!!」

さ「みこぴんが『今まで会ったヲタクで下腹さんが一番面白い』って。」

下「みこぴぃぃぃん!!!」

 

・・・

 

こうして下腹が人ならざるテンションで特典会スペースを駆けずり回ること数十分。

 

気付くと会場に残ったヲタクは下腹と虹助の二人だけだった。

 

「あぁあもう俺はどうしたらいいんだ!次はみこぴんに行くか!それともさーりんに行くか!もう悩み過ぎて頭が割れそうだ!」

 

『安心しな下腹。もう悩む必要はねぇ』

 

「おう虹助!そいつぁどういう意味だ?まさかお前、新しい俺の推され情報でも掴んだんじゃ…」

 

『いや、もう券が枯れた。』

 

【終】

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読むドルヲタ落語「チェキ蕎麦(時蕎麦)」

overture(出囃子)

 


出囃子 鞍馬獅子 柳家さん喬

 

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(※元ネタ「時蕎麦」のあらすじ

 

店主をおだてて油断させ、そばの勘定を上手くごまかした客と、その様子を物陰から見ていた別の男。

男はそれにえらく感心し、自分も真似して同じことをしようとするが…)

 

<文字数→約4000/読了目安→約7分>

 

え~、

いつの時代にもラクな商売ってのはねぇもんでございます。

 

特にアイドル物販なんてぇと、

話の厄介な客、あからさまな密着狙いの客、突然説教をしてくる客、ろくに面識もないのになぜか彼氏ヅラの客…と、そのクソさのバラエティも実に多種多様でございます。

 

さてそんなアイドル物販に関してとある日のこと。

なにやら歌は無しで特典会だけをやる…なんていう珍妙な催しが九段下の方で開かれる、という噂を小耳に挟んだある男。

俗な目的にばかり行動力を発揮する分かりやすいヲタクの特性そのままに、男は一目散に会場へ。

そして到着するやいなや、即座に目についた物販に飛び込んだのでありました。

 

「おう旦那!オレ一人なんだが今いけるかい?」

『えぇ、もちろんでございます。』

およそ実生活では発揮したことのない社交性でもって物販スタッフに話しかける。

それもそのはず。

三度の飯よりチェキが大好きなこの男。

【宵越しの盤は積まない】を座右の銘とし、こと美少女との2チェキ撮影に関しては食費を削るまでのストイックさを見せるのが常であった。

 

「おたくのグループは長らくネットで追ってたんだがね、いやはやこうして実際に物販にくるのは初めてってなもんで、それなりに接触慣れしてるはずの俺も、恥ずかしながら結構興奮してるね」

『さようですか。ちなみにご所望はなにを?あ、よろしければこちらどうぞ。』

「お、気が利くねぇ。この物販メニューが書いたプレートが一枚あるかどうかでご新規さんへのレギュレーションの分かりやすさが比にならないからねぇ。店頭に置くものとは別で、客内で回せるものをもう一枚作っておくってなぁ、大層気配りが行き届いてるねぇ。じゃ、この<そば2チェキ>ってのを一枚貰おうか」

『お褒めにあずかり光栄です。はい、そば2チェキですね。こちら(貴方のそばで蕎麦食ってチェキ)をコンセプトに、蕎麦どんぶりをはさんだ密着2チェキになります。料金は1.5kでアイドルからの幸せ・笑顔先払いで、お客様のお代後払いとなっております』

「おぉいいねぇ、会議で出たダジャレがそのまま勢いで企画になっちゃったみたいな見切り発車感がTHE・半地下現場って感じでそそるねぇ。なになに、幸せ・笑顔先払いのお代後払い、さしづめ現金尽きたヲタクは門前払いってなとこかね。おたくの物販にクレカ環境がなくて本当によかったよ。」

『いえいえそんな…あ、それではご指名のメンバーが空いたようなので撮影スペースにご案内しますね。こちらへどうぞ。』

「お、列の捌きがテキパキしてていいねぇ。こちとら江戸っ子で気が短いってなもんでぇ、回転が良い特典会ってなぁ参加していて気持ちがいいねぇ。それでいて剥がしがキツイわけでもない。こいつぁ素晴らしい塩梅だ。運営側の努力が見えるね」

『いやぁ、お客さん本当に褒め上手ですねぇ。それでは最後に握手もありますので、事前にこちらをお使いください』

「いやぁ~、この消毒アルコール!これがあるかないかで随分その物販への印象が変わるからねぇ。特にこれからの時期の接触なんてなぁお互いに汗だくで不衛生になりがちだから、こういう配慮はうれしいねぇ。さて、それじゃあひとつ接触といきますかね」

アイドル《こんにちは~!来てくれてありがとう~!(高音)》

「お、この衣装!随分ハイカラな仕立てで華やかだねぇ。そうそう、アイドルの衣装ってなぁこうでなくっちゃな!おまけに運営の指導がしっかりしてるからちゃんと挨拶もできて礼儀がなってるねぇ!どんなにスキルがあっても最低限の礼儀ができてないとガッカリするからねぇ!こいつぁ話してて清々しいや!そんでもって細身で可愛いねぇ!お、1.5kでサインも書いてくれるのかい?こいつぁ嬉しいや。んん?名前まで書いてくれるのかい?こりゃ認知厨にはたまらないねぇ。おまけに字もキレイだし…お!裏面メッセージまで入れてくれるのかい!これがまた嬉しいんだよなぁ!表面を見てひとしきりデレデレした後、ふとおもむろに裏を見てみると黒地に黒の文字でなにやら書いてあることに気付くんだよねぇ!この”二人だけの秘密”感にヲタクがまんまと釣られるのが2チェキの常ってなもんよ!」

《はい!今日はありがとう!また来てね~!バイバ~イ!(高音)》

 

 

「いやぁ~、いいチェキを撮らせてもらったよ~!おたくの所のメンバーは本当にいい子だねぇ」

『いえいえ、楽しんでいただけたようでなによりでございます。よければ、追加で別の子との撮影はいかがですか?』

「いやぁ悪いがそれは遠慮させてもらうわ、なにせさっき別の物販で酷い接触事故を起こしてきちまってね、財布もメンタルも今日はここらが潮時ってなもんよ。じゃ、お勘定させてもらおうか、いくらでぃ?」

『へい、1,500円でございます。』

「あいよ、釣りを渡しづらい端数の料金設定がいかにも駆け出しって感じだねぇ。おっ…すまねぇが小銭しかねぇから手ぇ出してくんな、数えながら乗せてくぜ。えぇ~…一、二、三、四、五、六、七、八、…あ、いまメンバー何人だい?」

『新メン入って九人です』

「…十、十一、十二、十三、十四、十五…と!まいどっ!」

 

男はそう言って颯爽と立ち去って行った。

かくしてこの男、上手く100円をちょろまかしたのであった。

そしてその一部始終を物陰から見ていた別の男、下腹(ゲバラ)。

 

下「あんちくしょう、上手くやりやがったなぁ。さんざベラベラ褒めまくってたのも、スタッフの意識を散らすための作戦ってなわけかい。そんでお代をごまかした後すぐ逃げられるように嘘までついて…こいつぁ相当な策士だよ。まぁ、それはさておき…」

 

たかが100円されど100円。

この珍技を5回成功させれば1D代1回分、10回で盤一枚、30回で対バンイベのチケ一枚、50回やればあの虹〇ンチェキですらその手中に落ちる計算だ。

 

「しゃあねぇ、ものは試しだ。いっちょやってみるかい」

 

かくしてこの下腹、今しがた見ただけの手口を見様見真似で実践しようと決意した。

 

「さてそれはそうとどこでやるかねぇ…問題は代金後払いの所を狙うってことだよなぁ。せっかくごまかしてもその後で悠長にチェキ撮ってたんじゃ途中で気付かれるかもしれねぇ。撮って、ちょろまかして、離脱。これが理想だ」

 

そう一人ブツブツ言いながら、会場内を虎視眈々と練り歩く。

もはや自分でも何と戦っているのかわからない下腹の耳には、吉〇豪のトークショーなど入る余地はなかった。

 

「お、他にも代金後払いの所があるじゃねぇか!どれどれ、いっちょやってみるかね…おい旦那!俺一人なんだが今チェキ撮れるかい?」

『あ?』

「お、おぉ…かなり独特な接客態度だねぇ、ま、まぁいいや。それじゃレギュを教えてもらおうか。え~っと、物販メニューのプレートは…」

『いや、そういうのないから。この机の上に紙あるから、勝手に見て』

「そ、そうかい…まぁ、これだといざライブ見て興味持った新規さんが物販来ても、机に張り付いてるおまいつをかき分けてメニュー見に行かなきゃいけない分、定着までの敷居が高いねぇ」

『あ、そういうの、よくわかんねぇから。で、どうすんの?チェキ?』

「あ、じゃあ2チェキ一枚で…うん…」

『はいよ、じゃ、そこ並んで待ってて』

「…ん~、ま、まぁいいや!問題なのは導入じゃなくて中身だ!ま、あのスタッフも口は悪いがきっと撮影もスムーズで列の捌きも早く……ねぇな…、おいおいいつまで待たせるんだよ…所要時間読みづらい特典会は並行物販で後回しにされる一方だってぇのに…お、やっとか!さてさて、それじゃ接触の前に消毒アルコールでも借りて…」

『あ、そういうのねぇから、サ〇デーなら置いてるけど』

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「いや気の遣い方が爽やかじゃねぇなぁ、ヲタク何だと思ってんだ、俺たちゃ汚物か…まぁいいや、肝心なのはメンと過ごす甘い時間。ほら、こうして見ると衣装もすごく華やかに…華やかに…み、見えねぇな…なんだその茶色いシミは?」

アイドル《ん、これ?オイスターソース》

「おぉ…衣装に汚れ付けてる時点でおかしいのに、醤油でもソースでもなく中間取ってオイスターソースって辺りが何食ってたか読めなくて謎に鼻に付くねぇ、まぁいいや、きっとクリーニングに出す暇もないくらい過密スケジュールで頑張ってるんだろうな。努力してる分、さぞかし礼儀もしっかりして…」

《ていうかオッサン着てる服ダサくない?wヤバw超ウケるんだけどw》

「まったくできてないな…いきなりdisから入って受けるのはフリースタイルバトルだけだよ…まぁいいや。仮に多少ワガママで傍若無人だとしてもね、可愛かったらオールオーケーじゃないの、ほらよく見たら体もスリムで…」

《てか今月週5で次郎食ってたらウエスト鬼太くなったんだけどwウケるwマネージャー、〇イザップのCMオファー取って来いよ》

「うん…お前なんでアイドルやってんの?まぁいいや、多少見た目と性格に難があってもね、最後に撮ったチェキにイイ感じのサインを貰えれば全部美しい思い出になるってもんよ、こういう子に限って、きっと見た目に反して繊細でキレイな文字を…」

《あ、ミスった、まぁいいわ。あれ今日って何日だっけ?ってか日付とかテキトーでいい?》

「うーわ字きたな…全体的にミミズのサンバじゃねぇか、なんて書いてあるかわからねぇよ…もういいわお前…じゃあな」

《おう、服ダサいオッサンじゃあな!》

 

 

「にしてもひでぇ目に遭ったな…」

『あ、お客さん、まだ剥がしてないのにもういいの?ってか追加で撮る?』

「いやもうあの子と話したくないから自分から剥がれたわ。あとさっき別のところの接触で事故ってきたからもう…というかここでも相当事故ったけどな…とりあえず色々もううんざりだから追加はいいわ。とにかくさっさと勘定してくれ。」

『あ、うん、わかった。んーと、1500円ね』

「よしきた。すまねぇが小銭しかねぇから手ぇ出してくれ、数えながら乗せてくぜ。えぇ~…一、二、三、四、五、六、七、八…あ、いまメンバー何人だい?

『先週初期メンが一斉に文春砲喰らったんで今三人っすね』

「四、五、六、七…」

 

【終】

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