シングルボーイ下位時代

しょっぱいドルヲタが細々と喋ります

【AISヲタクインタビュー⑤】「磯前星来」編・KTさん

まえがき

 

俄然!アイドルの魅力はヲタクに聞け!!

 

皆さんこんにちは!

 

文章長いが足短い、ナウでヤングなワンダースワン世代のチェる・ゲバラです!

 

さていきなりですがッ!!

ご存知の方も多いかと思いますが、今までこのシリーズで応援してきたアイドルグループ『AIS(アイス)』が、2018年9月24日のライブを最後に解散することとなりました!

 

「いや内容とテンションの温度差…」みたいな感じですが、正直筆者がこれを書いてるのは解散発表の翌日ということもあり、僕自身もまだ飲み込めていないというか、今現在、悲しみと混乱でごちゃごちゃした心境でキーを打っています。

 

ただ、当初僕が見切り発車で初めたこのヲタクインタビューブログも、色んな方の協力のおかげでついに第5回目に漕ぎつけることができました。

 

正直このシリーズ自体、『AISのことをもっとたくさんの人に知って欲しい』『AISの魅力を広めたい』という想いから始めたものなので、グループとしての未来が9月24日で断たれてしまう事が決定した今、当初の目的でこのブログを続けることにあまり意味は無いのかもしれません。

 

しかし、誰がなんと言おうとAISは確かにこの世界に存在し、約2年半という短いながらも力強い足跡を残してくれました。

 

その記録を残す意味でも何とかこのシリーズを書き切り、グループが解散してしまった後も「こんなに魅力的なグループが存在したこと」や、「そんな魅力的なメンバー達を心から応援したヲタクがいた」という事実を自分なりの形で残す事が、今まで沢山の幸せをくれたAISとAISファンの皆さんに僕ができる最後の恩返しだと思っています。

 

加えて、「アイドルネッサンス候補生」として同じスタートを切ってからここまでずっと頑張って来てくれたAISメンバー7人の中に「ブログで書けた子と書けなかった子」の差を付けたくないので、もし解散ライブまでに間に合わなかったとしても、何とか全員分書き上げたいと考えています。

 

ただ「魅力を外に広める」という大義を失った今、これからの当ブログは「身内感」というか「内輪臭」がより強まると思います。

 

基本AISが好きな人に向けて書く文章なので、もし他グループのファンの人が見てくださってもあまり面白くないかもしれません。

 

それでももしよければ、短く太いアイドル活動を真摯に駆け抜けた少女たちと、それを暖かい気持ちで見守ってきたヲタクとの記録を、お時間の許す限りご覧いただければありがたいです。

 

そしてもしこのブログが、読んでくださった方の今後のヲタ活に何らかの実りをもたらすことがあればとても嬉しく思います。

 

それでは大変まえがきが長くなりましたが、いつも通り前回の振り返りからいきたいと思います。

できるだけ最後まで明るく書きますので、是非お付き合いください!

 

 

・・・

 

 

さて!

第4回となった前回は、オーガニックスマイルと天然毒舌が印象的な山形ボーイ、みつなりさん(@nkl_rune)にお話を伺った「関澤朋花ちゃん編」をお届けしました。

 

爽やかな顔をして自分の推しメンを1褒めする度に無自覚に僕の推しメンを1disしてくるみつなりさんに対し、最初は正直「なんやコイツ?(オラ)」とか思いつつも、そこはさすがに「笑顔・トキメキ・ピースフル」を信条にお届けしている『シングルボーイ下位時代』なので(初めて言った)、口は出しても手は出さずバキバキの営業スマイルで痛みに耐えて感動しながらエモい話を聞き出した著者なのでした。

 

そして少しだけ真面目な話をすると、「東北出身」という共通点をキッカケに朋花ちゃんへの好意を深めていかれたみつなりさんは、本当に終始嬉しそうに優しい笑顔で朋花ちゃんへの想いを聞かせてくれました。

 

以前特典会で2人が話す様子を見た時も、まるで久々に祖父母の家に集まった歳の離れた従兄弟同士のように、優しくゆったりとした暖かい空気を纏っていたのが印象的でした。

 

グループが解散してからも2人がそれぞれの場所で幸せになる事、そして、いつか何らかのタイミングで2人が幸運な再会を果たすことを自然と願ってしまうような、個人的にずっと見ていたいほど大好きな推しとヲタクのペアでした。

 

またありがたいことにこの回は他のAISヲタさん方からも大絶賛で、それもひとえに朋花ちゃんとみつなりくんの人柄あってこそだと思います。

 

僕としても、2人のことをブログにまとめられて本当に良かったです。

でもあの内容を引き出した僕の好感度も少しくらいは上がってもいいんじゃねっすかねぇ!!??(←そういうとこだぞ)

 

それでは、なんやかんやクリーン(?)に振り返り終えたところで、今回の内容紹介といきましょう。

 

本日の主役はダジャレ好きな茶目っ気最年少・磯前星来ちゃん。

インタビューを受けてくださったのは「KTさん(@hello_KT_07)」です。

 

AISの前身に当たる『アイドルネッサンス候補生』を初めて見た時から、「星来ちゃんには今後を見守りたくなる不思議な魅力を感じた」と話すKTさん。

 

そんな星来ちゃんやAISの成長を記録していきたい気持ちからカメラを始められたKTさんは、これまでAISの撮影可能イベントがある度に、メンバー達の魅力的な写真を撮って共有してくださいました。

 

インタビューでは、元々特にアイドル好きじゃなかったKTさんがどのようにアイドルにハマったのか、地上と地下を行ったり来たりする目まぐるしいヲタ活を通して学んだこと、星来ちゃんとの出会いや他グループの推しメンの悲劇を経て感じたこと、そして、解散という未来を選んだ星来ちゃんに送る、ヲタクとしての最後のメッセージについてお話を伺いました。

 

また、本インタビューは解散発表以前に聞いたお話を元に作成しています。

そのため、現状況を鑑みて『今後への展望』的な部分を削るなど、後付けの編集が多く含まれており、一部文章の繋がりが不自然な箇所があるかもしれません。

あらかじめご了承ください。

 

それでは恒例となりました簡単な紹介文より始まります。

 

 

 

(※以下本文には、2017年2月8日に致死性不正脈のため亡くなった、元私立恵比寿中学松野莉奈さんに関する記述があります。

 

ご本人や遺族の方々、並びに私立恵比寿中学のメンバー・スタッフ・ファンの皆様に間違っても失礼のないよう最大限配慮して書かせていただいたつもりですが、あらかじめご理解の上お読みいただければ幸いです。)

 

 

 

AIS・磯前星来ちゃんの紹介

AIS・磯前星来ちゃん

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AISの最年少にして、人懐っこいダジャレ好き美少女、星来ちゃん。

グループでは末っ子に当たるものの、実生活では妹のいるお姉さんということもあり、歳不相応さすら感じるほどのしっかり者。

 

いつもは茶目っ気たっぷりにはしゃぎつつも、ライブでは主メロ、ハモリ、フェイクからピアノ演奏までなんでもござれの器用な一面を見せてくれる頼もしいトリックスター

 

グループの前身に当たる『アイドルネッサンス候補生』時代は、「歌・ダンス未経験」かつ「唯一の小学生にして最年少」ということもあり、幼くして苦悩の日々を耐え抜いた星来ちゃん。

 

彼女が今でも折に触れて言う『候補生の時にやめなくてよかった』という言葉からは、本当に辛かった思い出として残っている候補生時代への懐古と、それを乗り越えたからこそ得られたAISとしての日々への喜びが見て取れて微笑ましい。

 

瞬発的で直情的で、素直で無邪気でまっすぐな言葉選びには、どこまでも愛らしい彼女の人柄が強く表れている。

 

 

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インタビュー本編

  2018年7月某日。都内某所にてKTさんと待ち合わせた。

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  改めて、今日はよろしくお願いします。

 

KTさん「おっけー!よろしく!」

 

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当日は2016年新人公演時のサイン入りTシャツを着て来てくださったKTさん。

 

 

 

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こちらは僕からお願いしてご持参いただいたKTさんのカメラ類。本人曰く、いわゆる『レンズ沼』思考に陥った時期の出費と苦悩は相当なものだったとか。

ちなみにこれらのカメラ類は元々AISを撮るために揃えたということもあり、解散発表を機に売却してしまったとのこと。個人的には、いつかKTさんがカメラ趣味を再始動させて、アイドルに限らずまた素晴らしい写真を撮ってくださるのを楽しみにしてます。

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こちらが実際にKTさんが撮られた星来ちゃんのベストショット。本人曰く「まだカメラを始めたばかりで機材の質もよくない頃の写真だけど、この時に初めてファインダー越しに目が合ったからこれは本当に気に入ってる」とのこと。

 

ドルヲタになったキッカケ

 

  ではまず、KTさんがドルヲタになったキッカケから教えてください。

 

「俺自身は元々アイドルって興味なかったんだよね。で、当時付き合ってた彼女が微妙に遠距離で、車で数時間ぐらいの道を送り迎えする事が多かったんだけど、その時の車内で当時彼女が好きだったAKBのアルバムをよくかけてて。それをなんとなく聞いてたのがドルヲタとしてのそもそもの入りだったね。」

 

  ちなみにその頃聞いてた中で印象に残ってる曲ってありますか?

 

「そのよく聞いてたアルバムってのが『神曲たち』だったから、『初日』とかはよく覚えてるかな」

 

初日

初日

  • AKB48 teamB
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 

  なるほど。ではそこからまず入口としてAKBにハマっていったんですか?

 

「いや、まぁAKBについては彼女の付き合いで曲聞いたり、ライブを見にイベントに行ったこともあったけど、正直そんなに刺さらなかったんだよね。ただAKB自体よりもライブ会場にいるアイドルヲタクのMIXとかコールとか、そういう界隈独自の盛り上がり方みたいなものには凄い興味持ったんだよね。なんかこう、自分が今まで知らなかった異文化に触れたワクワク感というか。」

 

  この時点で特に好きなグループはなかったものの、ファン側の文化への興味もあって、『アイドルヲタク』というジャンルへの抵抗は薄まった訳ですね。

 

「そうだね。で、まぁ残念ながら彼女とはその後あんまり長く続かなかったんだけど、そこから自分でもアイドルについて興味を持って色々と調べていった感じかな。中でも世間的な流行りもあってももクロを聞き始めた事が本格的にドルヲタになるキッカケだったかな。」

 

  AKBを通してアイドル文化に触れて、スタダで開花した訳ですね。

 

ヲタク遍歴 

MJリスペクトからエビ中ヲタへ

 

  では、そこからはガッツリももクロのヲタクになった訳ですか?

 

「いや、そこでももクロから繋がって妹分のエビ中のMVをなんとなく見てみたんだけど、その時にある曲のMVがめっちゃ刺さったんだよね」

 

  それはどの曲ですか?

 

「『オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~』だね」

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「このMVの何に惹かれたっていうと、俺って元々マイケル・ジャクソンのファンっていうか、逆にそれまでほとんどMJの曲しか聞かないような奴だったのね。で、このMVにはマイケル・ジャクソンのスリラーのPVのオマージュが入ってて。だから初めてこれを見た時に『あ!これMJじゃん!』って嬉しくなって、そこから色々曲とか勉強して、グループ単位で興味を持っていった感じかな。そうしてエビ中が俺のヲタ活の中で一本の軸になって、そこから世間の流行りに乗りつつ色んな現場を見て回ったんだよね。2013年の『W.W.D』を出した頃のでんぱ組とか。」

 

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  エビ中を軸として、並行して色んな現場を見ていった時期だったんですね

 

「そうそう。そのうちエビの現場で会った知り合いに色んな現場に誘ってもらうようになったりして、それこそ地上から地下まで色んなグループを見てたね」

 

  ちなみに、この頃見ていた地下現場で印象に特に残ってるアイドルの方っていますか?

 

「印象に残ってるっていうと『最終未来兵器mofu(※現「劇場版ゴキゲン帝国」)』の白幡(いちほ)かな」

 

白幡いちほさんについて

 

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劇場版ゴキゲン帝国(※旧・最終未来兵器mofu)、白幡いちほさん

 

 

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  そんな白幡さんはどういう所が好きになったんですか?

 

「第一印象から感じた事として、白幡さんって”元芸人”ってこともあって『お金を払ってくれたお客さんを絶対に楽しませる』っていうプロ意識が凄かったのよ。それこそ元芸人だからMCも面白いし、まぁ時にはスベることもあったけど、それも『人と同じことはやらない』ってスタンスで挑戦的に攻めた笑いを追い求めた結果としてのスベりだったりして。とにかく『アイドル』っていう形式にいい意味でこだわりがないというか、『人を楽しませる』っていう演者としてのプライドみたいなものを強く持ってる印象だったね。宿題チェキの落書きとかもめっちゃ手込んでて、ホントもうアートのレベルだったからね。」

 

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お話にあった白幡さんの宿題チェキ。描き込みの熱量が凄い。

 

  すごいですね。

 

「ホントに『サービス精神の人だな』っていうのは初めて会った時からずっと変わらない印象だね。まぁその後主現場が変わるにつれて徐々にmofuの現場には行かなくなっちゃったんだけど、ずっとネットで追ってはいて。そこから改名して今も活動してる『劇場版ゴキゲン帝国』に繋がっていくんだけど、当時から一貫してるのは曲のフックの強さというか、『人の金で焼き肉食べたい』とか『深夜のラーメン最高』とか、そういう参加する人皆が楽しめるように共感ベースで色んな物事を作ってる所に好感が持てるよね」

 

  『皆で楽しめる共感ベースの笑い』って考えると、星来ちゃんのダジャレにも通ずるものがあるかもしれませんね。

 

「たしかに!言われてみればそうだねwそう考えると、俺って昔からそういうエンターテイナー気質の強い人が好きなのかもしれない」

 

  推しメン同士の共通点を探ると、自分がアイドルに求めているものだったり、魅力に感じるポイントみたいな物が見えてくる気がしますよね。

 

 エビ中の3名転校~アイドルネッサンスとの出会い

 

  こうして元々アイドルに興味のなかった所から色々な現場を見て回るようになったKTさんですが、その後現場遍歴はどのように推移していったのでしょうか?

 

「その後2014年にエビ中から3人(瑞季杏野なつ鈴木裕乃)が転校(グループ卒業)することになったんだよね。俺の推しは別の子だったんだけど、基本は箱(グループ単位)で好きだったから、そうして自分が好きだったグループの体制というか、形が変わることがショックだったんだよね。そうして3人が抜けてからは、継続してネットで曲とかは追いつつも、次第にエビ中の現場からは足が遠退いていったんだよね」

 

  たしかに好きなグループの体制が変わるのってショックですもんね。ちなみにエビ中での推しメンって誰だったんですか。

 

「松野(莉奈)だね」

 

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私立恵比寿中学松野莉奈さん

 

  あ、なるほど…。

 

「彼女が亡くなった時のことについてはまた別の話として後で喋れればと思うんで、今はひとまず俺が松野推してたって事だけ知っててもらえれば。」

 

  分かりました。それでは松野さんに関しての詳しい話は後ほど伺うとして、次に行きます。では、その3人の転校を機にエビ中の現場から離れてからのことを教えてください。

 

エビ中にあまり行かなくなってからは、言ってしまえば『新しい軸』を求めたというか、現場を探してた時期だったんだよね。また地下現場とかも色々行くようになったりとか。で、2014年の4月に3人が転校してから、その直後の5月にソニーが新しいアイドルグループを立ち上げるっていうのが話題になって。それがアイドルネッサンスだったんだよね」

 

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「そうしてアイドルネッサンスを知った訳だけど、結成直後のルネってあまりイベントもなくて、俺が初めて生で見れたのが7月のアイドル横丁だったんだよね」

 

  なるほど。ちなみにルネだと最初に気になった子って誰だったんですか?

 

「(宮本)茉凜だね。これは特に深い理由とかエピソードもないんだけど、初現場だった横丁で接触も行って。で、その時って丁度出たばかりの『17才』のCDお渡し会があったのね。システムで言うと特典券を持っていって、メンバーのうち誰に渡して欲しいかをスタッフさんに伝えると、その子にCDを渡してもらえるみたいな」

 

  じゃあその時に茉凜ちゃんを選んだわけですね。それって割とフィーリングみたいな感じだったんですか?やっぱりグループ自体を初めて生で見た訳ですし

 

「そうだね。これに関しては割と直感というか、生で見るの初めてでパフォーマンスの感じとかも知らなかったわけだしね。まぁ一応それまでに動画とかブログとかは見てたんだけど、そういう前情報では決まらなくて『実際に現場行ってみて決めるか』みたいな軽いノリで実際に見て最初に惹かれたのが茉凜だったんだよね」

 

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元アイドルネッサンス宮本茉凜

 

ルネの体制変更と、AISとの出会い

  こうしてルネと出会って現場に通い始めた訳ですね。まぁそこからAISまではこれまでのインタビューに答えてくれた方々と割と同じというか、結構スムーズな流れでつながった感じですかね?

 

「そうだね。あ、でも一個言っときたいのが、2015年の9月にかなぼん(橋本佳奈)が卒業したんだよね。」

 

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元アイドルネッサンス橋本佳奈

 

「さっきのエビ中の転校の時と同じで、この時も『自分の好きなグループの形が変わる』ってのが凄いショックだったのね。で、ルネに関しても少し落ち込みながら過ごしてたらその年の10月に『アイドルネッサンス候補生』の発表があって。」

 

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  のちにAISとルネの新メンになる9人ですね。

 

「そうそう。で、その翌年の2016年1月に初お披露目があって、そこで初めて星来ちゃんと出会うって感じかな」

 

  言っちゃあれですけど、星来ちゃん出てくるまで長かったっすねw

 

「そうだねw」

 

星来ちゃんを好きになるまで

 

「この先を見たい」と思わせた何か 

 

  こうしてAISの前身に当たるアイドルネッサンス候補生を見るに至ったKTさんなんですが、そこから『星来ちゃんを推そう』と思ったキッカケって何だったんですか?

 

「まぁ初お披露目の16年1月までに色々動画とかも出てはいたんだけど、やっぱりそういう事前情報だけじゃ決められなくて。で、いざ候補生公演を実際に生で見てみた時に、不思議と一番最初に目がいったのが星来ちゃんだったんだよね」

 

  その時になぜ気になったのかって覚えてらっしゃいますか?

 

「ん~、なんだろう。これに関しては何を言っても後付けになっちゃう気はするんだけど、一応このインタビューを受けるに当たって考えた事としては『今がどうこうじゃなく、この先を見てみたい』と思わせる何かがあったんだよね」

 

  先、ですか。

 

「そうそう。ゲバラちゃんも候補生公演見てたから知ってると思うんだけど、正直当時の星来ちゃんって、歌もダンスもスゲー下手で、言っちゃ悪いけどお遊戯会レベルだったんだよね」

 

  たしかにそうですね。一応、歌もダンスも未経験かつ一人だけ周りより歳下っていうのもありましたけどね。

 

「そうだね。全体的に幼い中でも特に子供だったからある程度はしょうがないんだけど、正直まぁ酷くて。でもその時、酷いながらに星来ちゃんの歌に光るものを感じたんだよね。それで、この子がこれから成長していく姿を見ていきたいなと思って。俺自身、それまで色んな現場を見てきたけどさすがに小学生を推した経験はなかったから、今後長く見守っていけるかなって思ったんだよね。」

 

  そうですね。小さい子を応援することの醍醐味って割とそこに集約されますもんね。今がどうこうというよりは、今後の変化を見守っていきたいっていうところですよね。

 

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星来ちゃんの度胸について

 

  ちなみに、その他だと星来ちゃんに惹かれた要素ってどこでしたか?

 

 「えっと、候補生時代の星来ちゃんって、さっきも言ったとおりパフォーマンスはスゲー酷かったんだけど、その反面、舞台に上がっている時に決して物怖じしないというか、ステージでの度胸みたいなものをしっかり持ってるなと思ったんだよね」

 

  あ、それ分かります。仮に内心緊張してても決して顔に出さないというか、ちゃんと客前に立つ人の覚悟を持ってて、簡単にはそれをブレさせなかった気がしますね。

 

「そうそう。星来ちゃん自身、パフォーマンスが周囲より出遅れてた分、きっと本番以前に練習の時から焦りやプレッシャーも相当あったと思うんだけど、いざ舞台に立ったらそういう感情を顔に出さないのがすごいなと思って。さっきの白幡の話にも通じるけど、小さいながらにそういうプロ根性みたいな物をしっかり持ってるように見えて、そういう所を好きになったんだよね」

 

  たしかに。星来ちゃんの『ヤバい、どうしよう』みたいな顔って今まで見たことない気がします。どんなに困ったり焦ったりしてる時もずっと笑顔でしたよね。

 

 

AIS結成とちょっとした誤算

 

険しい3ショット

 

  こうして晴れて星来ちゃん推しとなったKTさんなんですが、そこからは割と星来ちゃん一筋だったわけですよね。

 

「そうだね。候補生公演を見て星来ちゃんを推そうと決めて、それから少ししてAISが結成されたから、自然と星来ちゃんを追いかける形でAISのヲタクになって。ただ一つだけ誤算だったのは、結成当時のAISに兼任リーダーとして(宮本)茉凜が入っちゃったことだね(苦笑)」

 

  あー、やっぱりそこは気まずかったわけですねw

 

「さすがにねwまぁ俺自身、元々そんなに器用にDDできるタイプじゃないし、候補生時代に星来ちゃんを応援しようと決めてから、もし星来ちゃんが新メンバーとしてルネに入ったらそのままルネをメインで応援しようと思ってたし、新グループに入るんならそのままそっちを応援しようとは思ってはいて。でもさすがに新グループに茉凜が兼任で入る未来まで予想してなくて、正直結構焦ったよねw」

 

  ちなみに、あんまりこう言う話をするものじゃないと思うんですが、何か具体的に気まずかったエピソードとかってありますか?

 

「えっと、まぁそもそも俺が茉凜から星来ちゃんに推し変した事についてはその後なんとなく特典会とかで本人と話したりはしたんだよね。まぁ案の定その後の対応は冷ややかになったんだけど(苦笑)まぁそうしてAISを応援していく中で、いつだったか3ショットチェキの特典会があったのよ。あらかじめ決められたメンバーのペアとヲタク1人で3ショットを撮れますよみたいな。で、よりにもよって…って言ったらアレだけど、その時の星来ちゃんのペアが茉凜でwいやーあれは険しかったねw」

 

  今カノと元カノが同じクラスにいるようなもんですからねw

 

「まあ色々違うけどだいたいそうだねwちなみにこれがその時のチェキ。」

 

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  ハートの手が遠いっすねwにしても険しいwよく撮りにいけましたねw

 

「でしょwなんかもう逆にレアかなと思ってwしかも手に関しては写真で見ただけじゃ分からないんだけど、茉凜も撮る瞬間だけサッと手を上げて、撮り終わった瞬間に秒で下げたからねwあれは結構凹んだなぁw」

 

  まぁそもそもは推し変したKTさんが悪いわけですからねw

 

「いやほんとその通りなんだけどねwでも真面目な話あの頃って、俺以外にも茉凜からAISメンに推し変するヲタクとか結構いたんだよね。で、茉凜からしたらそうしてルネから離れたヲタクを兼任先のAISで見かけるわけだし、かと思えばそういう奴らが特典会に来た時だけ『オレ茉凜推しだよ』みたいな都合のいい顔してきたりして、下手したら人間不信になっただろうなって。加えてルネとAISで2グループ分覚える事あったりとか、そういう色んなストレスを抱えたまま受験期に差し掛かったりとかで、いま思うと本当に辛かっただろうし俺も悪いことしたなって思うんだよね。」

 

  自分の好意には嘘はつけないとはいえ、ヲタクって業の深い生き物ですよね。

 

「そうだね。今となっては謝ることしかできないけど、茉凜には本当に申し訳ないことをしたなって思うよ。」

 

 推しメンのここがスゴかったポイント

 

  次なんですが、星来ちゃんに関して『ここがスゴかった』と、ヲタクとして自慢できるところってどこでしたか?

 

「月並みだけど、やっぱり歌とハモリかな。最後の方はビブラートとかもできるようになって。やっぱり候補生当時の酷かった時代を知ってるから、あれだけ上手くなってくれたこと自体もそうなんだけど、そういう成長を見守ってこれたのは本当に嬉しいね。」

 

  本当に星来ちゃんは歌が上手くなりましたよね。それもただ個人技としてだけじゃなく、ハモりの名手としてグループ全体を支えてくれる頼もしさがありましたよね。

 

星来ちゃんのダジャレについて

 

  ちなみに星来ちゃんがいつも特典会の最後に欠かさず言っていたダジャレについてはどう思いますか?

 

「ダジャレねwえっと、これに関しては少し話したい事があって。っていうのも、星来ちゃんって結成当初から公式プロフィールの100問100答で『短所:すぐあきらめちゃう』って書いてたのね。」

 

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(※リンク)

 

「これって要は『継続力がない』ってことだと思うんだよね。あの子自身、見てる限り清々しいくらいの直感型だし、咄嗟に閃いたことに飛びついたり、興味を持ったことをすぐ始めたりとか、そういう瞬発力みたいなものはズバ抜けてると思うんだけど、逆に何か一つのことをコツコツ続けるっていうのは苦手だと思うんだよね。だからブログとか『#今日の青』とかも、どうしても更新頻度にバラつきがあったりして。でも、そもそもそんな星来ちゃんがここまでずっとやり続けてこれたのがAISで、中でもダジャレはメンバーの中で唯一星来ちゃんが自分の意思で最後までやり切ったことだと思うんだ。だから、傍から見たら何てことの無いダジャレかもしれないけど、あれを最後までやり続けたのは、あの子にとって本当に意味のある事だったと思うんだよね。」

 

  あの恒例のダジャレもいつから始まったか覚えてないんですが、気付いたらイベントがある日は必ず最後に言ってましたもんね。

 

「そうだね。まぁ本人に聞いたらあのダジャレって、前日とかに前もって用意したことはなくて、ずっと当日の特典会中に考えてたらしいんだよね。だから、時にはお見送り会の後半とかに、意識がダジャレにいきすぎてヲタとの会話が疎かになったこともあったらしいwでも、そうやって周りを楽しませるために毎回悩みながらもちゃんとダジャレを考えて発表して、少しずつ『継続できない』っていう弱みを自力で克服していくあの子の姿は、ヲタクとして見ていて誇らしかったよね。」

 

  応援している人ならではの暖かい視点でいいですね。ちなみに、今までで一番好きな星来ちゃんのダジャレって何ですか?

 

「ん~…悩むけど『麹町で工事待ち』かなw地名が入ってる上に状況も分かりやすいし、何より歯切れのいい語感が大好きでw」

 

  たしかにw自然と口にしたくなる良いフレーズですよねw

 

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 『応援していて良かった』と思った出来事

 松野さんとの別れを通して感じた事 

 

  次なんですが、KTさんが星来ちゃんを『応援していて良かったな』と思ったエピソードってありますか?

 

「これは2つあって。まず一つ目は、さっきも言った通り、俺のエビ中での推しだった松野が知っての通り突然亡くなってしまって。まぁ俺自身、彼女がそういう事になってしまった時には既にAISのヲタクだったから、エビ中の現場にはほとんど行ってなくて。そんな俺がおおげさに言うのもアレだけど、当然ながら凄く悲しかったんだよね。卒業や脱退ならまだしも、推しメンに先立たれるなんて本当に思ってもいなくて。それで、17年の2月25日に『松野莉奈を送る会』ってことで、メンバーや関係者やファンが旅立つあの子に献花するっていう集まりがパシフィコ横浜であって。一応その日は新宿でAISの対バンもあったんだけど、さすがに事が事だけにライブを見る気にもなれなかったし、特に迷うこともなく横浜へ行ったんだよね。それで、いざ現地に着いて彼女に花を手向けて手を合わせてから、ぼんやりした気持ちで会場を出た時に、彼女が亡くなるまでに自分が現場に行かなかった時期を振り返って『後悔しても遅いことってあるんだな』ってふと思ったんだよね。それと同時に、やっぱり凄く悲しかったんだけど、そういう時に星来ちゃんがいてくれることが自分にとって本当にありがたいなって再確認したんだよね。そんなことを考えてたら急にどうしても星来ちゃんの顔が見たくなっちゃって、急遽AISが対バンに出てる新宿MARSに向かったんだよね。横浜を出発した時点でもうライブが見れないことは確定してたし、特典会にギリ滑り込めるかどうかってタイミングだったんだけど、もう何も考えずただ急いで向かって。そうしてなんとか間に合ってお見送り会に行ったんだけど、その時に星来ちゃんが何も変わらないいつも通りの笑顔で迎えてくれて、なんというか心からほっとしたんだよね。その時に『この子は後悔しないように最後まで応援したいな』って思ったんだよね」

 

  なんというか、本来推しメンってただいてくれるだけでありがたいんですよね。すごくありきたりな感想になってしまうんですが、素敵なお話ですね。

 

1年越しで使えたティアラ

 

  ちなみに、もう一つのお話はどのようなものでしょうか?

 

「これはまずAIS結成直後の2016年の夏にあった新人公演に話が遡るんだけど、その時の新人公演って、アイドル達が夏休みの期間を使って各曜日の担当1グループずつがライブを数週間行って、最終的に動員と物販の合計で優勝を決めるって流れだったんだけど、俺正直AISがこれに出るってなった時に、『絶対勝てるだろ』って思ってたんだよね。2年前に同じ大会に出て優勝したアイドルネッサンスを見てたこともあって、『なんだかんだ今回も勝てるだろ』って、内心能天気に思ってたのね。それと、元々俺自身『アイドルに金をつぎ込んで買い支える』みたいな応援のスタンスに抵抗があったから、あくまで楽しんでライブに通いつつも、物販では自分の中での適度な額しか使わずライトな感じで見てたんだよね。そうしてしばらく新人公演を見てきて、最後の結果発表会にも行ったんだけど、その時に俺、おもちゃのティアラを持って行ったのね。この新人公演のサブタイトルの『真夏のシンデレラ』に掛けて、AISが優勝したらメンバーの頭に合わせてチェキを撮ろうと思って。でも、いざ蓋を開けたらAISは僅差で負けてしまって。」

 

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  動員では一位だったものの、物販でのポイントで負けて逆転されてしまったんですよね。この時は『もしヲタクがもっと物販で積んでいたら』と、やり場のない空気がありましたよね。

 

「そうだね。で、この日は結果発表のあとにチェキ撮影会があったんだけど、つい数分前に結果発表を終えた星来ちゃんが、明らかに泣くのを堪えながらチェキを撮ってくれて、さすがにその時はティアラを出せなかったんだよね。結果的に優勝もできなかったわけだし、そこでは使えないなと思って。で、『負けちゃったけど、これから頑張っていこうな』って感じで普通にチェキを撮ったんだよね。」

 

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  今更言ってもしょうがないとはいえ、あれは本当に悔しかったですからね。

 

「まぁ悔いがないと言ったら嘘になるよね。で、それからしばらく経って2017年の9月頃から二回目の定期公演が始まって、『全7回公演で通算動員1000人』って目標が発表されたんだよね」

 

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「これについては萌ちゃん回でまっくさんとも話してたと思うんだけど、ラストの千秋楽を残すだけになったところで、目標達成まであと『256人』って数字が発表されて。それまでの平均動員からして本当に苦しい数字だってのは分かってたんだけど、さっき言った新人公演の時の『なんでもっと物販を積んで後押ししてあげなかったんだろう』っていう後悔もあって、今回こそできるだけ力になりたいと思ったんだよね。それで、急遽開催されたチケットの手売り会にも行って、多分こういうのは自分で言うことじゃないと思うんだけど、俺なりに出来る限りチケットを買って知り合いを呼んだりしたんだよね。それに手売り会の時はメンバーが感動して泣いてくれたりもしたから、いい思い出として残ってたりもしてて。」

 

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  あの時のメンバーとスタッフさんとヲタクの一体感というか、全員が同じ目標に向かって一緒に走ってるような高揚感は凄かったですよね。今もう一度同じことをやれと言われてもまずできないと思います。

 

「ほんとだよねwまぁこれについてはゲバラちゃんも詳しくブログに書いてると思うんだけど、そうして色んな人の協力があってなんとか目標動員を達成して。で、その日のチェキ会で、約1年前の新人公演の時に出せなかったティアラをやっと使えたんだよね。」

 

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  AISはこの千秋楽まで本当に負け続きだったというか、なかなかいい思いをできずにいたところから、ここでやっと明確な勝利を掴んだんですよね。それに今思うと、あの新人公演での悔しい思いがあったからこそ、この千秋楽を満員にできたようにも思います。ティアラもちゃんと使えて本当に良かったですね。

 

AISで好きな曲

 

  次なんですが、AISの中で特に好きな曲があれば教えてください。

 

「これは『情報』と『ZETTAI』だね。まず『情報』に関しては、初お披露目がハロウィンとかの時期で、皆それぞれ違う制服を着てたんだよね。なんかそれに凄いストーリー性を感じたというか、AKBのMVとかでありそうな『それぞれ違う学校に通う生徒達が一つのステージに集まってアイドルグループになる』みたいな、そういう雰囲気のあるシチェーションが凄く印象的だったんだよね。それから『情報』は大好きな曲だね」 

 

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  たしかにあれは雰囲気ありましたよね。オリジナルを歌っていた推定少女に寄せたのか分かりませんが、そのまま演劇でも始まりそうな空気感がありましたね。そして、もう一曲の『ZETTAI』についてはどうですか?

 

「えっと、まず最初の方にも言った通り、俺って元々アイドルソングどころかまともに邦楽すら聞かないような奴だったのね。だから、AISを応援するようになってから2000年以降のアイドルソングをめちゃくちゃ勉強して。で、その中で特に好きになれたのが『BON BON BLANCO』だったり『Paradise Go! Go!』だったんだよね。だからパラゴーについても『Faraway』が来て嬉しかったものの、逆に(じゃあもうこれ以上パラゴーの曲はやらないのかな…)っていう残念な気持ちがあって。でも相変わらず(もしまたパラゴーからカバーしてくれるなら何がいいかな?)みたいな妄想はしてたのね。で、内心大好きでぜひカバーして欲しい曲として『ZETTAI』を考えてたから、そこにドンピシャで新曲として発表された時は本当に嬉しかったんだよね。後追いで色々勉強していた俺にアイドルソングを好きになるキッカケをくれた曲の一つを、大好きなAISが歌ってくれた事にめちゃくちゃ感動しちゃって。」

 

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AISにカバーして欲しかった曲

 

  次にAISにカバーして欲しかった曲があれば教えてください(※解散発表があったのであえて過去形にしてます)

 

 

「これはいくつかあるんだけど、まず『夏の決心』をやった流れで他にもルネの曲を聞きたかったって意味で『女の子は泣かない』を歌って欲しかったかな。っていうのも、候補生時代の星来ちゃんのインタビュー?か何かで、『「女の子は泣かない」が難し過ぎてスタッフさんに泣きついた』みたいな話をしてたんだよね。やっぱり子供だったから、こういう大人っぽい曲をどう表現したらいいのか分からなかったみたいで。そこから時間が経って成長したAISの皆が改めてこの曲を歌うとしたらどんな風になったのかな?って考えちゃうんだよね。」

 

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結局AISとしてこの曲を歌う機会はなかったものの、徳久陽日ちゃんとのユニット「#ようせい」として、かつて苦戦したこの曲を軽やかに歌い上げた星来ちゃん。

 

(その他のカバー希望曲については、リンク貼付けのみで割愛させていただきます)

 

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愛してね♡もっと/嘉陽愛子(2006)

 

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Catch my star/Priere(2004)

 

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君のハートに解き放つ!/Doll☆Elements(2013)

 

LOST Generation

LOST Generation

  • provided courtesy of iTunes

 LOST Generation/YeLLOW Generation(2002)

 

AISの魅力とは 

  最後の質問です。これまで見てきて、AISの魅力ってどんな所だったと思いますか?

 

「今までインタビューを受けてきた人の答えと重複してしまうかもしれないんだけど、AISの魅力って、これまでやってきた『アイドルカバー』ってものの意義だと思うんだよね。これは俺自身がそうだったんだけど、いわゆるAISがカバーしてきたような年代のアイドル楽曲って、普通に生きてて普通にヲタ活してたらまず知り得なかったと思うんだよね。ハロプロとかスタダとかAKBとか、そういう大手ならではの太い幹が走ってるところならまだしも、さっきの『カバーして欲しかった曲』で言った『Priere』みたいな、アルバムを1枚出してすぐ解散してしまったようなグループの隠れた名曲だったりとかを知るキッカケをくれたのがAISだったんだよね。そうやってAISが年代を問わずに良い曲を色々歌ってきてくれたおかげで、何もしなかったら忘れ去られていくだけの色んな過去の良曲が、改めて今のヲタクに浸透していった気がするんだよね。」

 

  逆にオリジナル曲だけをやろうとすると、どうしても時代ごとの色が出ますからね。

 

「そうなんだよね。分かりやすいところで言うと秋元康しかりヒャダインしかりで、絶対にその時代時代の本流というか、大きいところでの流行りみたいなものはあって。そこに全く異質なパラゴーとかボンブラとかを別の年代から持って来れるっていうのが本当に面白かったし、何より見てて楽しかったね。あと、既に解散してしまったグループの曲をやるってことで、もちろん好きな曲だからこそ他人に触れて欲しくないみたいな声もあって賛否両論だったとは思うんだけど、もし自分がAISのヲタクじゃなかったとしても、今までAISが歌ってきたような曲を偶然行った現場で聞けたら絶対嬉しかったと思うんだよね。そういうアイドルシーンを串刺しにするようなアプローチだったりとか、最後までそういう意義深い事をやってきたところがAISの魅力だったと思うんだよね。その点俺とかAKB生まれのスタダ育ちだから、正直最初は食わず嫌い的にハロプロに抵抗あったりもしたんだけど、AISのカバーがキッカケで少しずつハローも聞くようになって、そうして好きなものの範囲を広げられたりとかね。」

 

  そうですね。改めてAISって、すごく特殊で面白いことをやってたんだなと思いますよね。そういうコンセプト柄、集まるヲタクの出身もバラバラで、多様性があって面白い現場でしたよね。ちなみに、グループのコンセプト的にはこんな感じだと思うんですが、メンバー単位の魅力ってなんだったと思いますか?

 

「そうだね。AISのメンバーに関しては、良くも悪くも最後まで『普通の子』って印象だったね。だけど、それに関してはルネの時から共通してるんだけど、そういう普通の子達が努力して努力して今のアイドル業界を闘い抜いたからこそ、ここまで惹かれてきたんだなとは思うね。あとは皆育ちがいいというか、シンプルに素直でいい子達だったよね。これに関しては多少ヲタクとしてのひいき目も入っちゃうんだけど、本当にいい子たちだったなって。」

 

推しメンへのメッセージ

  それでは、解散という未来を選んだAIS、ひいては星来ちゃんに向けて、ヲタクとして何か伝えたいことがあれば教えてください。

 

「今はまだ気持ちの整理が出来ていないので一つだけ。たくさんの楽しい思い出をありがとう。これからもAISと星来ちゃんが大好きです。…こんな感じで大丈夫かな?w」

 

  素晴らしいと思います。

 

最後に一言

 

  それでは、最後に何か一言あればどうぞ。

 

「一言かぁ~、ん~どうしよwあ、じゃあせっかくなんで推しメンのギャグを拝借して一つ言わせてもらうと…AISって、あぁ~良いっすねぇ~w」

 

  最後にそれを選ぶセンスが素晴らしいですね。それではKTさん、今日は本当にありがとうございました。

 

「こちらこそ!ありがとうございました!」

 

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*1:最初から1番まで

7/17~8/23雑記

 

こんにちは。というかお久しぶりです。というか、しばらく黙ってましたがとりあえず生きてます。

もし気にかけてくださった方がいらっしゃったらご心配おかけしました。 

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今回は雑記につき走り書きで失礼します。

 

7/17(火)チャオベラ×イケハー×ほわどる3マン@O-WEST

解散が発表されてから意識的に思い出さないようにしていたチャオベラ。

気付くとライブも残り少なくなってたので慌てて仕事終わりに渋谷へ。

 

この日のつい数日前にチーム負けん気(※チャオベラ・アプガ・吉川友)のファイナルライブにも行っていたものの、その時は特典会に行く勇気が出なかった。

 

「かつて散々都合のいいこと言いながらあっさり現場を離れた罪悪感」というとそれっぽいけど、結局、当時ドルヲタなりたての頃の僕が色んなことに舞い上がったツケがここにきてようやく回ってきた形だ。

 

 

「毎回ブログコメ書くね」とか「○○ちゃん単推しするね」とか「ずっと応援するからね」など、守れもしない約束を握手会で一方的に捲し立てた挙句、それらを全部破って現場から消えた当時の僕。

 

今思うと不慣れなりにメンバーを喜ばせたかったんだろうけど、こうして書くと自分でもほんと恥ずかしいやら情けないやら。

 

ただこの反省はそれ以降のヲタ活に本当に生きているし、確実に約束できる未来なんて一つもない分、好きなものを追いかけている今を常に大切にしようという教訓になった。 

 

その他詳しい話は機会があればそのうちにでも。

 回想おわり。

 

この日久しぶりに間近で見れたチャオベラのライブは、いい意味で変わってなくて嬉しかった。

 

僕がここを離れて色んな場所をフラフラしている間も4人はずっと戦っていたんだなと思うと涙が出た。

 

ライブ後「そもそも自分のことなんか覚えてないだろう」と思いつつも、やや罪悪感でうしろめたいながら「今日こそは」と特典会に参加した。

 

しかし数年ぶりに話した推しメンの”はしもん”こと橋本愛奈さんは、握手会で僕の顔を見るなり「あ~!久しぶり!!!」と笑顔で肩を叩いてくれた。

 

僕が驚いて「覚えてるの?」と聞くと「うん!鳥のアイコンの人だよね!」と即答してくれた。

 

次いで「今まで色々失礼なことをしてしまって本当にごめんなさい」と伝えると、「え、何が?w全然だよwまたきてくれてありがとね!」とあっけらかんと笑っていた。

 

その後、解散ライブを見に行く旨を伝えて数年ぶりの再会はあっさり終了。

 

会場を出て会話を反芻しながら歩いている時に、体は小さいのに人の器が本当に大きい所を好きになった事を思い出して懐かしい気持ちになった。

 

「かなわねぇなぁ」と溜息をつきながら帰路についた。

 

7/25(水)虹コンリリイベ@ツタヤ池袋

割と回数多くリリイベをやっている虹コンだが、この日のライブは僕の推しメンの隈本さんが特技のピアノを弾き語りで演奏しながら歌うという新たな試みだった。

 

既にTwitterに簡単な感想やチェキなども上げているのでここでは軽く触れるだけにするが、ライブはピアノを弾く隈本さんが緊張しすぎてて見てるこっちまで疲れてしまった。

 

ホントに後にも先にもあんなに見てて疲れるライブは無かったと思う。

ただ、緊張して多少細かい箇所を間違えても最後まで逃げずに毅然とライブをやり切った隈本さんは本当にカッコよかったし、その姿を生で見られたことが嬉しかった。

 

後で聞いたところこの企画は隈本さん本人が希望して提案したものらしい。

おそらく去年の隈本さんだったらそんな行動を起こさないどころか、逆に誰かに弾き語りを提案されてもビビッて断っていたんじゃないかと思うので、正規メンになってからパフォーマンスだけじゃなく内面まで成長して自信ついたんだなぁと思うと同時に、アイドルを応援することの醍醐味を思い出させてもらった気がした。

 

特典会では「明日仕事休めたから遅刻しないで生誕行くわ」と伝えたら、喜ぶ隈本さんの隣で話を聞いてたチェキ撮影のスタッフさんまで「お~!!!」と拍手してきて戸惑った。なんだその合いの手システム。

 

7/26(木)虹コン隈本さん生誕イベ@大塚Hearts Next

詳細はそのうち別ブログにまとめられればと思いますが、とりあえずいいライブでした。

 

7/29(日)劇場版ゴキゲン帝国ワンマンライブ@代官山UNIT

ひょんなことから最近気になっていたゴキ帝のライブを見に代官山へ。

「初めてまともに見るライブがワンマンで大丈夫かな?」とか「1人だけ新規が混ざって浮いたりしないかな?」とソワソワしながら当日を迎えたものの、いざ始まったらライブは終始思いっきり楽しめた。

 

最後のMCでリーダーの白幡さんが言った「ゴキ帝は2021年に武道館に行きます」という宣言を聞いて鳥肌が立った。

 

MCではそれ以外にも、ワンマン直前にメンバーが脱退してしまいファンを心配させたことを謝罪したり、一部の観客にルールを逸脱したリフト行為があったことを諫めたりと、言うべき事はちゃんと言う姿勢に好感を持った。

 

きっと「面白い」や「楽しい」を作ることに真摯に取り組んでいるからこそ、誰かが笑うために誰かが泣くことのないよう繊細な心遣いができるのだろうと思ったし、それを臆面もなく口にできるのはファンやメンバーとの信頼関係ありきなのだろうとも感じた。

 

割と直感で参加を決めたライブだったが、結果的には本当に行ってよかった。

 

8/2(木)チャオベッラチンクエッティ解散ライブ@豊洲PIT

ついに訪れた解散ライブ当日。

定時退社後に慌てて電車を乗り継いで豊洲着。

なんとか1曲目の途中から会場入りすることができた。

 

ざっくり感想だけ言うと、やはりチャオベラのライブは最後まで楽しかった。

 

12年にも及ぶ活動期間を彩った各年代の曲がバランスよく織り込まれた最後のセトリには、メンバーからファンへの感謝を感じた。

 

そしてアンコールの最後に歌った「ヤングDAYS!!」では、卒業した元メンバーかえぴょんとあっきゃんがサプライズで登場し、デビュー当時のMVそのままの6人のポッシボーが見られて感動した。

 

特に、ネットでの公式発表と同時にグループを卒業したあっきゃんこと秋山ゆりかさんはどこかそれを引きずって後ろめたそうな表情で舞台に出てきたものの、ファン側にそんな彼女を暗い目で見ている人は一人もおらず、むしろ『この大事な日によく来てくれた』という歓迎ムード一色だったのが嬉しかったし、それを本人も感じ取ったのか、グループの解散に合わせてあっきゃん個人の罪悪感も晴れて消え、本当の意味でチャオベラとポッシボーを卒業できたことを清々しく思っているように見えた。

 

そうしてライブは大歓声のうちに最後の幕を下ろした。

 

なお、この日は特典会がない代わりにメンバーから今までの感謝を伝えるという事でお見送りの無料ハイタッチ会があった。

 

ライブ後は割と遅くなっていたので、僕は余韻に浸ることもないまま速やかにハイタッチ会の列に並んだ。

 

「実感がないな」と思いながら誘導されるままに列を進むと、先ほどまでステージで格好良く歌い踊っていたメンバーの4人が、涙を流しながら目の前に現れた。

 

幼い頃からプロ意識の塊であり、決してファンの前で泣くイメージがなかったはしもんがボロボロ泣いている姿を眼前に見た時は胸にこみ上げるものがあった。

 

僕はかねてより決めていた「はしもんを応援できて幸せでした。本当にお疲れさまでした」という言葉を伝えると、はしもんは鼻をすすりながら涙ながらに「ありがとう、またね」と返してくれた。

 

この時の彼女の表情は強く脳裏に焼き付いており、おそらく一生忘れられないと思う。

 

ちなみにチャオベラの面々は、今後それぞれの道で芸能活動を続ける為、活動次第では今後もファンが個々人に会いに行ける機会はあるかもしれない。

 

ただ、それが分かっていても今これほど寂しいのは、グループの解散がメンバー個人の脱退や卒業と違い、今まで多くの人が集まっていた『場所』そのものが無くなることを意味しているからだと改めて思った。

 

何度も言うように僕自身は改名をキッカケに付いた歴の浅いファンな上に途中で離れていた時期もあったので、ずっと熱心に応援していた人を尻目に『自分はこんなに傷ついた。こんなに悲しかった』とか言うのもおこがましいけれど、一度でも熱心に現場に通ったことのあるグループが解散するのは個人的にこれで2回目となった。

 

前回同様、解散ライブ当日までは色々と考えて感情が張り詰めたものの、いざ終わってしまうと風船が破裂したようで実にあっけなかった。

 

この手の実感と寂しさはだいたい日を追うごとにじわじわやってくる。

何度味わっても本当にこの感覚は慣れない。

 

8/3(金)TIFニコ生視聴

解散ライブ翌日の3日はTIFの初日だった。

残念ながら仕事を休めなかった僕はこの日は不参加。

ただ予想以上にチャオベラロスの悲しさを引きずっていたので、今思うとこの日はむしろ仕事でよかった。

この日も無意識にハイタッチ会でのはしもんの顔を思い出して何度か泣きそうになっていたので、なるべく手を動かして悲しいことを考えないように努めた。

 

夕方。

退勤後すぐさま地元の中華屋に向かい1人でビールを頼む。

なんとか時間に間に合って、スマホでAISのライブ配信を見た。

 

やはり昨日の今日なので心がどこかフワフワしていて「AIS頑張ってるなぁ~」と思いつつも、頭の片隅には昨日のチャオベラの余韻があった。

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ちなみにその流れで後に話題になったあの子のライブもオンタイムで見ていた。

 

「観客だけに飽き足らず音響機材はおろかついに天候まで味方に付けるとか相変わらずスゲェなコイツは。ホント生きてるだけで人生がドラマになってくのマジでズルいな。相変わらず宇宙イチ大嫌い(※)だな~」とかメンマをかじりながらジト目でぼんやり画面を見て思っていた。

 

ちなみに↑の『大嫌い(※)』はdisではなく地獄コミュ障なりの遠回しな賛辞なので炎上狙いの皆さんは一度落ち着いてください。詳しくは↓の過去記事をどうぞ。

sesshokujiko.hatenablog.com

 

 

ホントそのうち雷雨だけじゃなくてヤドクカエルとか降らせそうだよねこの子。

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8/4(土)・5(日)TIF全干し

予定の上では気持ちを切り替えてAISの出る4日のTIFには行くつもりだったものの、実際はロス感情を引きずって現場に行く気になれなかったので、結局TIFには1日も行かなかった。

 

自分の性格上、気分が落ち込んでいる時にムリに回復しようとジタバタするほど逆効果になるのは分かっていたし、ロス感情との付き合い方はそれなりに覚えてきたつもりだった。

 

こういう時は、特定の人やグループの喪失にショックを受けて「もう〇〇しか見たくない!〇〇が見られないなら他なんか何もいらない!」と駄々っ子のように視野を狭めるのも違うし、逆に無理して代わりを探しても自分は幸せになれないと経験上なんとなく分かっていた。

 

なので基本は時間が解決してくれるのを待ちつつ、その間はアイドルに限らずただ自分が好きで没頭できるものを能天気に楽しもうと決めた。

 

そうして土日はネカフェに籠り、ひたすら漫画を読んでいた。

久々に丸一日籠って一気に好きな漫画を読むのは楽しかったし、普段アイドル現場に行くという選択肢が無意識のうちに当然になりつつあった休日の使い方を再度見直せてよかった。

 

そうして積極的に怠惰な時間を過ごす中で、ある程度自分の心が落ち着くまでツイートは控えようと決めた。

 

そもそもこういう気分が落ち込んでる時はネガティブな情報ばかりを拾ってしまいがちだし、それに毒されて無意識に自分が発した言葉で、今何かを楽しんでいる他の誰かの気分に水を差すことだけは絶対にしたくなかったから。

 

些細なことかもしれないけどそういう負の連鎖で世界はつまらなくなっていくし、逆に自分が何かを楽しんでいる時に「〇〇はつまらない」とか『〇〇なんて楽しくない』みたいな余計なノイズを挟まれて気分を害されるのが本当に嫌いだったので、自分がされて嫌なことは絶対に人にはしないようにしようと、当面落ち着くまでツイートを控える事にした。

 

 

喪に服すというほど大仰な話じゃないけど、ネットやSNSの怖い所は、何もしなければ数分後には忘れてしまうようなネガティブな感情も、一度入力してしまうと消すまで一生残る上に不特定多数の目に触れる可能性があることだと思う。

 

幸いしばらくの無言期間を経ることで、こうして改めて自らの思考をブログで整理出来ているので、やっぱり一度時間を置いてよかったと感じる。

 

 

8/8(水)クマリデパート手売り会@中野ロープウェイ

依然チャオベラロスでぼんやりしてる時、つい先日見たツイキャスでクマリデパートの優雨ナコちゃんが熱心にワンマンの告知をしている姿を思い出した。

 

17年の12月に初めてチェキを撮ってから、だいたい他の推しグループと現場被りしたタイミングでおよそ数か月に1回というゆるいペースでチェキを撮っていた優雨ナコちゃんだったけれど、それまであまり熱いイメージがなかったというか、美形な顔の影響もあってクールな印象が強かった。

 

なのでこの時感じた熱心さに意外なギャップを感じて驚いた。

そしてなんとなくワンマンに行ってみようかなと公式ツイッターを見てみたらちょうど中野で手売り会をやるというので行ってきた。

ちなみにこの日は台風で、運営もギリギリまで開催するかどうかを悩んでいたようだが、他のイベントが次々と中止を発表する中で「本日の手売り会は予定通り行います」というアナウンスが出たので、その心意気にも胸を打たれた。

 

学生時代に飲食店のバイトをしていた頃、雨の日はお客さんが来なくてひたすら暇だった記憶があったので、なおさら『助けに行くぞ』的な謎の熱さが滾っていた。

 

今思えばチャオベラ解散後に初めて能動的になれたのがこの手売り会だったので、タイミングや巡り合わせもさることながら、悪天候であまり客足が見込めなさそうにも関わらず手売り会を開催してくれた運営さんサイドにも感謝である。

 

退勤後、急いで電車移動して会場の中野ロープウェイにつきチケットを購入。

既に手売り分が売り切れてたので、目の前でスマホでチケットを購入しその画面をスタッフさんに見せたら同様の特典が受けられた。よく機転が効くなあと感心した。

 

そして手売りチケットが無かったので宣伝用のチラシにサインを書いて貰った。

しかも勝手に指名メンバー1人からの個別サインだと思ってたら4人全員が書いてくれて、突然の「アイドル4対ヲタク1」の構図にめちゃくちゃテンパったけど皆いい子で癒された。

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ちなみにイラストは新メンバーの小田ちゃんが描いたとのこと。上手いし全員よく似てる。

 

そして兼ねてより「めっちゃいい子」「とにかくいい子」「いい子すぎて心配になる」というメンバー・スタッフ評を聞いていた小田ちゃんとも初めて話せた。

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クマリデパート・小田アヤネちゃん

 

ちなみに小田ちゃんがめっちゃゴツい腕時計をつけてたので「その時計すごいねー」と言ったら同じく新メンバーの楓フウカちゃんが「フウカも今日同じの買ったの!見てこれ!変形してロボになるんだよ!」とめちゃくちゃ高いテンションで教えてくれて『お、おう…w』となったし、後日喜びのツイートもしてたので本人的に相当嬉しかったらしいw

 

 

 

オリメン兼リーダーのさおてゃんともここで初めて喋ったけど、ほんとにずっと笑顔な上に話し方も丁寧で好感しかなかった。

 

そんで相変わらず優雨ナコちゃんは近くで見れば見るほど現実感がないくらい綺麗でビビった。

 

そんなこんなで無事チケットも購入でき、ちゃっかり集合写真にも写って爪痕を残す。

ウジウジしてないでとりあえず行動してみるとたまにはいい事あるもんである。

 

8/9(木)こぶしファクトリーリリイベ@ラクーア(※券枯れにつき観覧のみ)

引き続き散々うるさくて申し訳ないがまたもチャオベラ案件です。

 

というのも、こぶしファクトリーの"あやぱん"こと広瀬彩海ちゃんと"れいれい"こと井上玲音ちゃんはかつて改名前のチャオベラがポッシボーとして活動していた時代に、下部組織(?)に当たるナイスガールトレイニーに所属していたので、こぶしファクトリーとしてハロプロからデビューするよりかなり前の研修生時代にポッシボーのライブでバックダンサーを務める機会が多く親交も深かった。

 

後で調べたら2人はチャオベラの解散ライブにも来ていたらしく、ブログには今までの感謝が綴られていて読んでいて嬉しくなった。

ameblo.jp

 

そんな流れで「これからチャオベラの分まで頑張ってな!」と一言伝えに仕事終わりにラクーアのリリイベに行ったものの、残念ながら自分が着いた時には追加分含め全てのCDおよび握手券が枯れてしまっていた。

 

さすがの地上感にアッパレな気持ちになりつつ、「まぁ完売したんなら良かったな!」と無銭でライブだけ見てこの日は帰った。

 

一応ブログコメだけしたもののヲタクはこの手のストーリーが大好きなので、いつか握手会に直接伝えに行きたいと思う。

ハローの音速剥がしの中でどこまで伝えられるか不安だけど…w

 

www.youtube.com

定期的に見たくなる最高のキックボード

 

8/12(日)クマリデパートワンマンライブ@渋谷WWW

先述した手売り会の翌日にアップされた新曲MVが好きすぎて、時間を忘れて無限に再生数カウンターを回していたらいつの間にかワンマン当日になっていた。

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曲が短いこともあって既にダントツで今年一番リピートしたMV。可愛いし短いし可愛いのでぜひ見て欲しい。

 

ライブは凄く楽しかったものの、動員結果だけ言うと「会場の渋谷WWWを埋める」という目標はあと少しのところで惜しくも達成できなかった。

 

締めMCでは優雨ナコちゃんが泣きながら「これだけの人が来てくれたのは嬉しいけど、会場を埋められなかったことは正直悔しいです」と言っていた姿は、見ていて心に訴えるものがあった。

 

というのも、決して今まで熱心に追っていたわけでもない自分でも、新メンバーが入って明らかにナコちゃんが変わったことは見ていて分かったからだ。

 

思えば5月のリサコちゃん卒業後、3人入った新メンバーのうちの1人が学業との折り合いが付かず加入直後に辞めてしまったりと、困難の連続だった上半期を必死に戦い抜いてきたオリメン2人の負担は相当なものだっただろうし、そんなグループの存続をかけた大事なタイミングに全くの未経験から途中参戦することになった新メンバー2人のプレッシャーも同じくらい大きかったと思う。

 

ただそんな時だからこそ、そういう各自が今出せる限界値の必死さと真剣さが詰まった素晴らしいライブが見れた。

 

またMCでは、今まで3人構成ならではの可愛いダンスが印象的だった『いくじなし』について、「振り付けを4人用に変えよう」と発言したのは他でもない優雨ナコちゃんだったと聞いて驚いた。

 

文字通りずっと3人で手をつないで歌ってきたこの曲の振り付けを4人仕様に変えるということの意味を想像すると、少し泣きそうになった。

 

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「いままで『自分なんかが』って気持ちがあってずっと言わずにいたんだけど、これからははっきり言います。私はこれから、このクマリデパートで売れたいです。」と言い切ったナコちゃんの言葉が真っ直ぐ胸に刺さって、やっぱりグループがピンチを乗り越える場面はアイドルを見ていて最も熱くなる瞬間の一つだなと思ったのと同時に、チャオベラ解散で落ち込んでいた今の僕だからこそ、改めて初心を思い出せた気がした。

 

 運とも巡り合わせともいえないこういう不思議なタイミングで印象深い経験をしてしまうと、ヲタクは変なとこ義理堅いので好意のギアが1段上がる。

 

先にも言った通り未来のことは分からないので、二度と都合のいい約束はできないけど、これから折に触れて見守っていきたいグループがまた一つ増えて素直に嬉しかったし、他でもないこのタイミングで好きになれたことで救われた気がしたので多大なる感謝に尽きる。

 

とりあえずはやく小田ちゃんに会いたい…///

 

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8/23(木)ブログ更新&セルフツイ禁おわり

 

わざわざ項目にするほどの事じゃないけど、この方が構成的に終わり方がキレイなのでお付き合いください。

 

思えば肝心な8月にほぼずっと落ち込んでたので今だ夏らしいこと何もしてませんが、とりあえずいま言いたいことはこれだけです。

 

『生きてます!以上!』

 

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2018年アイドル横丁の思い出【後編】

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とってつけたような夏画像

 

【前回までのあらすじ】

 

・2018年アイドル横丁、灼熱の1日目が無事終了

・ブログが長い

・推しメンが好き過ぎてついに限界を迎え、七夕に1人で星になりかけるヲタク

 

・暑い

・ブログが長い

 

おわり

 

 

 

 

【7/8(Sun)いざ横丁2日目へ】

 

『「モチベがねぇ」とかわざわざ口に出して言うヲタクほどいざ現場来たらクソはしゃぐ』というこの世の真理の通り、結局なんやかんやアイドル横丁1日目をはちゃめちゃに楽しんだゲバラ

そろそろ低モチベ発言税を支払って欲しいものである。

 

そんなこんなで、既にそこそこ横丁から日が空いて割と内容忘れてるとか今更ここで書けるわけないからシレっと完結編も空元気でシャーイクゾー(深夜テンション)

 

 

【3番地・水着コラボ】

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3番地の1日通し動画しかなかったのでこれでご容赦を。

 

「もうホントお前はそれしか考えてねぇのか? 」と仰る皆さんには『はいその通りです』とノータイムで答える以外ないこの盤石の選択肢。

 

これだけの夢コラボに対して「ライブが手抜き」みたいな小言をイチイチ言うような奴はもうこのステージ見なくていいし風情が分かってねぇなぁと逆に詰め寄りたいというのが正直なところである。

 

そもそも夏の水着とは「ただそこにあるだけで尊い」というもの。

かくして昨日と同じ(イイ意味で雑な)ステージを昨日を超えるえびす顔で見守ったゲバラ

 

出演者の皆さん、2日間最高の夏をありがとう。

ぜひともまた来年会いましょう。

 

(ちなみにこのステージを見に会場へ向かう道中では「僕が僕であるために」を聞いていました)

 

 

 

 

 

 

 

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【1番地・バンドじゃないもん!

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水着コラボが終わったら遠方からうっすら「ショコラ・ラブ」が聞こえたので歩美ちゃんばりのアジリティで速攻1番地へ。

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昔行ったコンカフェで偶然話したキャストさんがバンもん好きだったので「みゆちぃカワイイよね」だけの知識で間を持たせようとしたら会話が山火事になった時のことを思い出しました(イキりニワカ、ダメゼッタイ)

 

【3番地・SO.ON project tokyo】

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横丁の動画なかったので公式の以下略~

失礼ながら全く存じ上げない状態で移動の合間にチラっと遠目に見て「面白い曲やってるな~」と思い即座にグループ名だけメモったSO.ON project(ソーオンプロジェクト)。

 

wiki見たら大阪の専門学校が大元の母体で、東京校と福岡校がそれぞれ支店に当たるのだとか(この解釈で合ってるのかな?)。

 

SO.ON project(ソーオンプロジェクト)は、大阪スクールオブミュージック高等専修学校の生徒からなるアイドルグループ。当項目では、派生ユニットである東京校(SO.ON project Tokyo)、福岡校(SO.ON project Fukuoka)の各ユニットに関しても記述する。(※wikiより)

 

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(重ね重ね失礼ながら)正直グループ自体全く知らなかったので、いい意味で先入観なくスッと聞けたというか、大規模グループには珍しい攻めた曲調が多くて気になりました。

 

この夏またどこかでお目にかかれる機会があったらいいな。

 

 

【2番地・クマリデパート】

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横丁の動画なかったので公式のワンマン動画貼っときます。ちなみにこのライブを持ってオリメンの羽井リサコちゃんが卒業、その後新メンバーが加入した新体制で横丁に参加してました。

 

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現メンバー4人。

 

今は既存メンバーの

 

早桜ニコ(さおにこ)ちゃん(青)

優雨ナコ(ゆうなこ)ちゃん(ピンク)

 

に加え、新メンバーの

 

小田アヤネちゃん(赤)

楓フウカちゃん(白)

 

の4人で活動しているとのこと。

 

思えば以前書いた「最近気になるアイドル」的なブログでも紹介させてもらったクマリデパート。

 

色々あって今は4人のメンバーに落ち着いて日が浅いながらも、この日のステージでは大森靖子さん作詞の新曲が初披露だったりと新体制早々かなり攻めてる印象でした。

 

これを書いてる時点ではまだYoutubeに新体制でのライブ動画が上がってないので、そのうち更新されたら追記していこうと思います。

 

そして新曲はハチャメチャな振り付けとカワイイ歌詞がピッタリ合ってて大好きな感じだったので、これから動画があがるのを楽しみに待とうと思います。

 

ちなみに先日、僕の中の「この鼻筋がスゴい2018MVP最有力候補」こと”美の化身”優雨ナコちゃんとチェキ撮りに行った際、ナコちゃんがすごく嬉しそうに『最近新メンバーの2人とどんどん仲良くなってきたんだ!』と教えてくれてヲタクは無限に目尻が下がりました。

 

この期に及んで鼻がどうのこうの言ってる自分の愚かさに嫌気が差したのでこれからはキレイなナコちゃんのヲタクとして出直します。

 

これまでの汚いゲバラのファンだった皆、今まで本当にありがとな。

 

ところでクマリデパートはもうすぐワンマンがあるそうです!(宣伝)

色々被らなければなんとか行きたいなぁ~

 

 【休憩】

 

ここで水着コラボで全回復した体力が早くも尽きたので昨日に引き続き会場裏手の木陰に入り休息タイムへ。

 

自身の消耗ぶりを見るに昨年より明らかにバテるのが早くなっており、認めたくはないがさすがに老いを感じ始めたゲバラ

 

一度下ろした腰を再度上げるのがツラいお年頃。

 

一応2日分の通し券を買ったとはいえ、1日目だけで既に推しメンの尊さを再確認できたり、年に数回のつりぼり特典会を楽しんだり、加えて新たな出会いまであったりと存分に夏を楽しませて貰ったので、今日はもうそこまで無理して走り回らずとも、お目当てだけのんびり回れればいいかな、なんてことを思いながら、揺れる木の葉の隙間から見え隠れする小さく切り取られた青空を、僕はぼんやりと眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

【3番地・sherbet】

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横丁の動画なかったので以下略

 

 

「デキる男ってのはな、隠し玉持ってるんだよ!」

映画「アイアンマン3」より


 

「夏・海・アイドル…」とここまで完璧に条件が揃っていて揺れるのが木の葉だけでは何とも寂しいというもの。

 

先ほどのファッション過労発言からものの十数分、sherbetの出番直前に合わせてスマホのアラームより正確にフルオートで再起動したゲバラは、つい先ほどまで高津のシンカーより沈んでいたその重い腰を軽々と上げ、まるで何事もなかったかのようにターミネーターシュワちゃんみたいな走り方で横丁3番地と言う名の戦場に舞い戻った。

 

ステージを見上げるとそこは既に煽情のメリークリスマス。

何がどうとは言わないがsherbetの皆さんの皆さんは常に縦横無尽のおジャ魔女カーニバル。

 

そんな今夏最高の「視覚的縦ノリ」を前に、ゲバラ以下有志ヲタ友数名のボルテージはペットボトルロケット並の射角で無限のグン上がりを見せた。

 

言わずもがなライブの感想はこの一言に尽きよう。

 

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いつか絶対小箱のリリイベとかで最前地蔵キメような

 

 【2番地・pimm's】

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Pimm'sさんは5月頃?に別のグループ目当てで行った主催イベで初めてライブを見たんですが、この日もただすれ違っただけのヲタクの足を次々止められるような、頭で考える前に一目で分かる熱のあるライブをやっていました。

 

5月の初現場から「男前なライブをやるグループだなぁ」と思っていた反面、メンバーカラーに準拠したペンライトを使う曲や、「ウリャオイ」みたいなベタなコールをカッコよく叫ぶ曲があったりと、スタイリッシュ路線に寄せる中でもアイドルヲタクに向いた要素を振り切りすぎないよう上手くバランスを取っている印象でした。

 

演者は常に客より強くあって欲しい派なので、規模感に関係なくフロアを丸ごと飲み込むような熱量あるライブができるグループの臭いがプンプンして、まだ勉強不足で情報少ないながらも今後に期待しています。

 

ここも機会あれば単独とか行ってみたいし、少なくとも夏がバキバキに似合うグループだと思うので、フェスタイテ等の優先度は自然と高めになってくると思います。

 

 【2番地・フィロソフィーのダンス

夏のクオリア

夏のクオリア

  • provided courtesy of iTunes

 

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この日のセトリは

1)夏のクオリア

2)ライブ・ライフ

3)イッツ・マイ・ターン

 だったと思います(曖昧ですまん)

 

いきなり「ダンス・ファウンダー」からの「アイドル・フィロソフィー」というガンダムマクロススクラム組んで要塞に突っ込むような1日目の「剛のセトリ」からガラッと変わり、「夏のクオリア」から涼しく始まって爽やかに新曲2つに繋げる「柔のセトリ」でした。

 

「ライブ・ライフ」はこれ書いてる時点でまだライブ動画上がってないっぽいので貼れてないんですが、メンバーの日向ハルさんが奥津マリリさんと佐藤まりあさんの身体を欲望のままにまさぐるような振り付けがあったので、推しメンのおとはすこと十束おとはさんに「おとはすはセクハラ受けないんだね」と言ったところ『ね~!なんかそういう担当じゃないみたい!』と笑顔で返され「そっか~w」と笑顔で帰ってきました。

 

 

 

もはやいちいち言わなくてもいいくらい毎回鉄板でそうですがライブはめっちゃ楽しかったです。

ちなみにフィロのスでの僕の推し曲は「アルゴリズムの海」です。

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 【3番地・神使轟く、激情の如く。

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 以前のブログで僕が激推ししていた神激こと神使轟く、激情の如く。

 あれ以降かなり激しくメンバーの脱加入があり、このブログを書いている2018年7月時点ではメンバー4人+同系列の妹分グループから日替わりのサポートメンバー2人を加えて活動しているとのこと。

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 正直自分は度重なるメンバー変更で疲弊したというか、少なくとも以前ほどの熱量で追い続けられる自信はなくなりました。

 

現状を否定する気もないし離れ際にアンチコメを残すような無粋をする気も無いのですが、以前渋谷O-WESTで見た旧体制でのワンマンが楽し過ぎた思い出として自分の中で美化されている分、それを超える感動や興奮みたいなものを現体制の神激から今すぐに感じ取る事は少し難しいのかなと思います。

 

【AIS・つりぼり横丁】

この日のAISはつりぼり横丁からスタート。

 

まずは某ヲタ友さんの代行で彼の推しメンの関澤朋花ちゃんのつりぼりに行ったら予想外に朋花ちゃんと仲良くなれてしまい、思いがけない高揚と何とも言い難い罪悪感が入り混じって『君が望む永遠』みたいな気持ちになりました(カモンベイビー同世代)

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AIS・関澤朋花ちゃん

 

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『中身がドロドロしてるアニメほどOPが爽やか』の法則 

 

ちなみに朋花ちゃんとすげー喋ってたら特典会自体の時間がなくなり推しメン(橋本麗愛ちゃん)とは「あついねー」『そうだねー』ぐらいの話しかできずに終わりました(¥1,000)

 

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後日某公式に素晴らしい推しメン画像が上がったので喜びのあまり共有します。日本の夏、鼻筋の夏。

 

【休憩】

 

すげー疲れた上に人間には空腹という概念があることを思い出したので再度の休憩へ。

 

いくら事前に計画を練っていても、実際に炎天下の中で動くとなると当然ながら消耗が半端じゃない。

 

これからTIFとかもあるので、このへんは本当にムリせずというか、楽しさに飲まれて自分の体のコンディションを見誤らないよう、皆さんも休息や水分補給を忘れず、万が一にも倒れたりしないようにヲタ活してくださいね。

(天に召すのは推しに全財産積んでからにしようね)

 

 

【2番地・虹のコンキスタドール

 

「隈本さんんんん!!!!!!!」と『剛のモチベ』で臨んだこの日一回目の虹コンとなる二番地でのライブ。

 

ずっと聞きたかった隈本さんがいる状態での新曲『ずっとサマーで恋してる』はまたも来なかったものの、僕が隈本さんで壮大に始まった昨年の夏曲「キミは無邪気な夏の女王」が来たのが色々感慨深くて…夏。

 

(めちゃくちゃ財布搾られたけど)楽しかったなぁ、去年。

 

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今のところ人生で一番積んだCDがこれです。

 

【1番地・AIS】

そのまま流れるように1番地のAISへ。

この日のAISはグループとしてのライブがここ1番地の一度きりだったので、メンバーもヲタクも相当気合いが入ってました。

 

え?そういうお前はどうだったかって?

こまけえことは(ry

 

<セトリ>

1)サマーライオン

2)Over The Future

3)Endless Summer

 

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上の3つがAIS公式のライブ動画です

 

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通しの配信動画がこちらです 

(客席の様子などはこちらの方が見やすいです)

 

ライブが始まった時こそ内心(あれ?人少なくね?)と心配したものの、1曲目、2曲目とやっているうちに徐々に人が集まってきた事にフェスイベの醍醐味を感じたし、なによりこれまで続けてきたメンバー7人の心強さが改めて見えて嬉しかったです。

 

やはりこういう環境でのライブはドミノ倒しで熱が伝わっていくので、「舞台で歌うAIS→近くで見てるヲタク→中距離で見てるヲタク→遠距離で見てるヲタク→遠くからその様子を見て集まってくるヲタク→その様子を配信で見てる在宅のヲタク…」と少しずつでもAISのライブの楽しさが外へ外へと伝わったらいいですね。

 

え?そういうお前はちゃんと声出したのかって?

こまけえことは(ry

 

【特典会・虹のコンキスタドール

 

昨日からの限界に次ぐ限界で気持ちは既に爆発寸前のセル状態のゲバラ

 

さすがに一枚くらいは横丁で隈本さんとチェキ撮っておきたいと思い、なんとか空き時間に特典券を入手してはいたものの、2.6Kの通常の2チェキに更にプラス2.6Kの倍プッシュで「会話時間40秒&直筆サイン」を上乗せする実に現実的な魔法を使う経済的余裕はこの時点ですでになかった(それまでにDDが捗りすぎた事は秘密)

 

そして身も蓋もないことをいうと虹コンのサインなしの通常チェキはヲタクにとってかなり人権がないというか、撮影が済み次第タンポポを乗せ終わった刺身用トレーくらい業務的にバババっと流されるので、仮に推しメンに伝えたいメッセージが何万字あろうが、いいとこ5~6文字前後に要約する必要があった。

 

そんな一休さんがグレかねない超ド級の難問を前に、『猛暑×限界』という『GLAY×EXILE』並の協力タッグなバッドコンディション脳で立ち向かうことになったゲバラ

 

特典会スペースに着くととりあえずまだ待機列が長かったので、最後尾についてから自分の番が来るまでに考えることにした。

 

僕はまず自分が隈本さんに伝えたい思いを一度脳内で全て反芻してみることにした。

 

(隈本さんこんにちは!今日も暑いなかお疲れ様!思えば僕が隈本さんと出会ったのは一年前のこのアイドル横丁でした。あの時は予科生だったけど今は正規メンバーに昇格して自分だけのマイク、衣装、歌割り、CDジャケットと…その他諸々全部自分の力で頑張って諦めずに手に入れてきたよね。僕はそんな隈本さんの姿を見て毎日励まされてきたし、素直に応援していきたいと思いました。割と表情がワンパターンな自撮りも、安いエロ本みたいな煽り文が付いた画像ツイートも、脳がwi-fiに無線接続してんじゃねぇの?ってくらい早くて見てて不安になるツイ消し芸も大好きです(※やや含みあり)。そんな(どんな?)隈本さんのヲタクを自分ではライトにやってるつもりだった僕ですが、昨日の朝のライブに隈本さんがいなかった事が思ってた以上に寂しかったです。もう寂しくて寂しくて隈本さんのことしか考えられなくなりました。でもCYNHNの奏音ちゃんとはチェキを撮りました、可愛かったので(照)話を戻します。とにかく夏の虹コンっていう最高の風景の中に隈本さんがいないことが本当に辛すぎて、僕はやっぱり隈本さんのことが大好きなんだなって思いました。かけがえのない推しメンなんだなって思いました。でもCYNHNの奏音ちゃんとはチェキを撮りました、可愛かったので(照)(中略)未来のことは分からないけど、いまこの夏のこの瞬間に隈本さんが僕の目の前にいてくれることが本当に嬉しいです。やっぱり僕は隈本さんのことが大好きです。)

 

…といった感じで考えがまとまった(※まとまってない)ので、「なるほどこれを5~6文字に要約すればいいんだな」と右の拳をギュっと握りしめた辺りでスタッフさんから、「次、隈本お待ちの方いらっしゃいますかぁ~?」と声がかかり、反射的に「は、はひっ…!」と返事をしてしまいCrazy完全な無策のままチェキを撮る流れに。

 

僕は撮影場所まで向かう途中で目が合って「あ!ありがと~!」と出迎えてくれた隈本さんに、『コレと同じポーズで頼む!』と一年前の初対面時のグラビア横丁チェキを見せて頼んだ。

 

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「ふふwいいよw」と即答で答えてくれた隈本さんと撮れた今年のチェキがこちら。

 

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フェス特有のバタバタの中で撮った割にはすごく写りが良くて満足している一枚。心なしか雑コラのしげるも去年より血色が良い気がする。 

 

 あれだけ散々「グラドル横丁出てくんないとヤダヤダ」と幼児退行したSNSで連呼し続けていたものの、こうしていざ撮ってみるとやっぱり隈本さんには虹コンの衣装が似合うし、「水着を着ている1人のアイドル」ではなく、「虹のコンキスタドールのれっきとした一員」としての隈本さんとこうしてチェキを撮れて本当に良かったと思う。

 

(にしてもヲタクは後乗せで自分に都合のいい理屈を組み立てるのだけはやたら上手くてイヤになることしきりである)

 

とりあえず夏の野外という最高のロケーションで可愛いいい!!(※発声に圧を込めながら)推しメンとこうして2チェキを撮れてよかった。

 

しかし忘れちゃいけないのはその後である。

こうして無事にチェキを撮り終えたが最後、プラス2.6Kの上乗せ魔法を使えない下級魔術師とバレるやいなや、運営さんが速攻で剥がしに向かってきた(それはそう)

 

(やばい、チェキもらう数秒でなんとか伝えなきゃ…さっきイメトレした内容を5~6字に要約して伝えなきゃ…っ!)と焦った結果、

 

(パシャッ!)

隈本さん「ありがと~!」(サインありと勘違いしてそのまま落書きスペースにチェキ持っていこうとする)

ゲバラ『あぁ~ごめっ!サインなし!!サインなし!!』(※相当恥ずかしい)

隈「えっ、あっうん!じゃあ、はい!」

ゲ『ありがと…あ、あの…隈本さん…』

隈「ん?」

ゲ『俺…あのっ…昨日のライb…』

スタッフさん「はいありがとうございました~」(圧)

ゲ『…ぃなくて…さ、寂しかった…』(←大事なとこ全部かき消された)

隈「え?あ…うん!ありがと~♪」(←絶対聞こえてない)

ゲ『ま…またくるわ…』(←かろうじて絞り出した)

隈「~♪」(笑顔で手振り)

 

…と、見ての通りの敗北具合である。

要約するならせめて「大好きだよ」とかシンプルかつ核心を突いててコンパクトにリアクションしやすいフレーズにしろよ、とか今になって我ながら思うものの、いざ追い詰められた僕はこともあろうに『寂しかった…』とか重たい彼女の代名詞みたいなフレーズを口走ってしまった上に聞き取ってすら貰えず大爆死を果たした。

 

まぁそもそも僕が小声だったのがいけないんですけどね…(さも事故ってない雰囲気出して取り繕ってくれようとする隈本さんの優しさには密かに涙ちょちょぎれましたけどね)

 

こうして限界を極めたアイドル横丁での隈本さんとの接触は無事(?)幕を閉じた。

 

【2番地・uijin】

昨日素晴らしいステージを見せてくれたuijinを少し見てから、途中で1番地のアイルネコラボへ移動した。

 

【1番地・アイドルネッサンス大好きコラボ】

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参加メンバーの自己紹介が終わって拍手をしたのち、「前髪」のイントロが聞こえた瞬間に僕はその場を離れて2番地のuijinに戻った。

 

参加メンバーの皆さんには何の罪もないし、むしろこれは僕自身の面倒な性格が全部悪いのですが、この曲だけは他の人に安易に手を付けて欲しくないなと思ったし、個人的にオリジナルの歌い出しを任されていた人への思い入れが強かったので尚更拒絶反応が出た。

 

話題性重視で企画したのか知らないけど、これをやってルネヲタの大多数が手放しで喜ぶと本気で思っていたのなら、発案された方はもうちょいヲタクの面倒臭さを理解して欲しいなと思った。

 

(※このコラボを楽しまれた方の気分を害するような書き方をしてしまったことをお詫びします。申し訳ございませんでした。)

 

【3番地・なんキニ!】

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年初の対バンで初めて見た時からメンバー変更があり今は4人体制のなんキニ!。

 

個人的に仲良くさせてもらってるヲタ友さん数名のご贔屓だったりするので、「へぇ、あの娘が噂に聞いてた〇〇さんを狂わせた女だね…」と心のお局がしゃしゃり出てきて遠巻きに値踏みするようなイヤらしい目で見てしまった。

 

ライブはあまり回数見たことない上に新体制のステージを見るのは初めてだったので、情報不足でまだなんとも言えない感じなんですが、癒し系っぽいステージに対してお客さんのノリが沸き系だったので少しだけ「噛み合ってなさ」みたいなものを感じました。

 

これからメンバーの4人がもっとフロアを制するようになって、強制ではなく煽りながら少しずつ初見さんも入りやすい優しい盛り上がり方になるよう誘導していけたらいいんじゃないかなーと思いました。

 

【2番地・CYNHN】

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2番地の動画なかったので1番地の貼っときます

 

初見でハマってからの昨日の今日で即座にタイテに組み込む僕の柔軟性を褒めてください。

 

ちなみに散々言ってる通り「崎乃奏音(さきのそと)ちゃん」で始まって以降、後日無銭のトーク会に行ってきたのですが、個々人のキャラがいい意味でバラバラでMCが楽しくて一気に引き込まれました。

 

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CYNHN・崎乃奏音(さきのそと)ちゃん

 

こと全体MCの楽しさに関しては回し担当の百瀬怜ちゃんの手腕がめちゃくちゃ大きいと思いました。凄い!偉い!ツッコミが的確で早い!

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CYNHN・百瀬怜(ももせれい)ちゃん

 

既にレギュラーラジオ持ってたり新曲リリース決まってたりと波に乗りまくりに見えるのでこの夏は積極的にチェックしていこうと思います(ただ推しメン(虹)と同事務所なのが地味に気まずいところ)

 

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MV中で背景に使われてる絵が全てメンバーの綾瀬志希ちゃんの作品だと知って小便漏らし散らしました

 

 【AIS特典会】

2番地のCYNHNが終わってAISの特典会場に着いたのがだいたい17時ちょうど。

 

この時僕は内心とんでもない焦りを抱えていた。

このあと17:25から1番地で今年の横丁ラストとなる虹コンのライブが控えていたためだ。

ここで僕に与えられたミッションを整理すると以下の通り。

 

1)17:20までにAISの特典会を済ませる(サインチェキ2枚:推しメン分・代行分)

2)速攻で1番地へ行き場所取りをする

3)17:25に始まる虹コンのライブでキマる(ずっサマでハートマサイ(※後述)をキメる)

4)17:45ライブ終了と同時にAISの特典会に舞い戻り、(え?さっきからずっとここにいましたけど?)みたいな顔で誰にも中抜けした事をバレることなくメンバーの締め挨拶を見守る

 

「よし、これでいこう」

我ながら完璧なプランだった。

そうしてCYNHNのライブを見終えて速やかに特典会スペースに来た僕は急いで列に並んだ。

 

(長い…)

 

数秒と経たずに増す焦り。

横丁最後の特典会だったからか、チェキ撮影会では野外というロケーションを存分に生かすべく「こっちの方向がいいな。あ、このまま海をバックにする感じで!」などと撮影に細かく注文を付ける演出家系ヲタクが大量発生していた。

季節はヲタクを芸術家に染めるな。

 

しかしそこは運営も大人。

さすがにヲタク一人一人のそうした注文に事細かく答えていたら時間が無くなる。

きっと適当にあしらってスムーズに凡チェキで処理していくに違いな…

 

スタッフさん「いや、この角度だと逆光なんで、こっち向きにしましょう!あ、いい感じ!」

 

ジーザス!!!!!親切!!!!!!

なんでこんな時までヲタ一人一人にめっちゃ親切なんだよAIS運営!!

良現場かよ!!!ヲタクとして誇らしいよ!!!!

と、内心そんな叫びを上げているとようやく僕の順番がきて、件の代行を果たすべく朋花ちゃんの1ショットチェキを撮る事に成功した。

ここでホッと胸をなでおろして時計を見ると既に15分。

あと10分で夢にまで見たフルメンバー虹コンの1番地ライブが始まる。

しかし手元にはAISの特典券。

この券を消化しないまま虹コンのライブに行ったら確実にその間に特典会が終わる。

要するに、最高の夏の幕開けに「推しメンの特典券を死なせた」という汚点を残すことになる。

それだけはなんとしても避けなければならない。

僕は意を決して再度列に並ぶ。

思う事は一つ、推しメンの橋本麗愛ちゃんが自分の番まで指名されず、スムーズにチェキを撮り終えることだけである。

眉間にシワを寄せて拝んでいると、スタッフさんが自分の前にいたヲタさんに指名メンバーを聞きに来た。

 

ス「どの子と撮りましょう?」

「れなちゃんで。」

 

ジーザス!!!!!!!人気!!!!!!!!

推しメンがいつもお世話になってますううう!!!!と髪をかきむしりながら焦りに焦ること数分。

ふと1番地を覗くと、虹コンの前のアイドルが挨拶を終えてステージから去る様子が見えた。

(ここまでか…)

意を決した僕は近くにいたヲタ友さんに「すいません、ちょっとこれ持っててください!」と券を預け、特典会スペースを抜け出して1番地へ走り出した。

 

湿り気ある夕方の空気が頬を撫でる。

息を弾ませながら隈本さんの待つ晴れ舞台、1番地へ猛然とダッシュをかけるゲバラ(※良い子の皆はフェス会場を走っちゃダメだそ)

 

なんとか登場SEが鳴り終わる頃に観覧スペースへ到着する。

ゆっくり舞台に現れた隈本さんが位置に付き、僕は今か今かと曲鳴りを待った。

 

【1番地・虹のコンキスタドール

 

登場SEが終わり、「さぁ来いずっサマ!」と待ち構えてたら有頂天のイントロが鳴ったので、僕は速攻で今来た道を逆走しAIS特典会場に舞い戻った(※すまん夏曲の中でも一番優先度低いんだ有頂天…)

 

【AIS特典回(2回目)】

さっき券を預けたヲタさんの元へ汗だくで戻り「はぁっ…はぁっ…すぃぁせん…さっきの券を…」とややゲル化した状態で受け取りに行った。

 

半ば引き気味のヲタ友さんから預けた券を無事に受け取ると、ちょうど推しメンの麗愛ちゃんがフリーだったので僕はボロボロの腱を引きずりながらクシャクシャの券をスタッフさんに差し出してほぼ吐息だけの限界小声で「あの、れなちゃんで…」と告げた。

 

そうして「れなー!」とスタッフさんに呼ばれた拍子にこちらを振り返り、僕の顔を見た瞬間に微笑んで駆け寄ってきてくれる推しメン。

 

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AIS・橋本麗愛(はしもとれな)ちゃん 

 

 

僕にはまだ帰れる所がある。こんなに嬉しいことはない。

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 こうして最高のロケーションで撮れたチェキがこちら。

「夏・海・推しメン」、これ以上の並びを僕は知らない。

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(よぉ~っし、これであとはササっとチェキにサインもらってもう一回ババっと1番地へ走ればなんとか隈本さんの晴れ舞台を無事見れるな…)とゲバラが内心ほっと一息ついたところで、撮り終えたチェキにサインを入れるべくペンとボードの準備をしながら、さきほどまで満面の笑顔だった麗愛ちゃんが急にジト目になり一言こう告げてきた。

 

『さっきは走ってどこ行ってたんですか?』

 

 

「え゛っ(汗)」

 

いきなりの問いに僕の思考は止まった。

(こ い つ み て や が っ た な)

そう動揺する僕に対し、なおも推しメンはいたって冷静にこう続けた。

 

 『で、どこ行ってたんですか?』

「い、いや~、ってか、え?俺さっきまでずっとそこにいたけど?」

『嘘です!さっき走ってくとこ見てましたからね私!』

「いやいや人違いじゃない?(汗)あ、ってか今日もかわいいね」

『そんな都合よくごまかされないですからね!?』

 

(ここらへんで「有頂天サマー」が終わり、次に「キミは無邪気な夏の女王」が流れ始めた)

 

「いやいやマジで言ってるって!俺が好きなのは麗愛ちゃんだけだから!え、ってか逆に今までそれ伝わってなかった?うわぁ~ショックだわぁ~かなりショックだわぁ~(超早口)」

『もう、ほんっと都合いいですね!』

「いやいやwあ、ところで麗愛ちゃん二日間横丁お疲れ様!きっと麗愛ちゃんもクタクタだろうからさ、正直ホントはずっと喋ってたいんだけど!オレ麗愛ちゃんとならいつまででも喋ってたいんだけど!さっすがに今日は麗愛ちゃん疲れてるだろうし、サインも適当にさっさっさ~でいいからね!さっさっさ~でw」

『いえいえそんなことないですよ!むしろいつもの感謝を込めてめっちゃ丁寧に書きますね!』

「うん~~~そう?wう~わ嬉しいなぁ~w超うれしいなぁ~w(1番地をチラ見しながら)」

 

(この辺で「夏の女王」も終盤に差し掛かっていた。そろそろマジで走って向かわないといよいよ間に合わなくなるぞ…とソワソワしてたら麗愛ちゃんが声を上げた)

 

『はい、書けました!』

「お、さんきゅ!」

 

と即座に出来上がったチェキを受け取ろうとしたら、

 

『ほしいですか?』

 

とチェキを体の後ろに隠しながら言う麗愛ちゃん。

一番地では「夏の女王~」のアウトロが聞こえている。

 

「あぁ~…えぇ~っと~(汗)」

『お願いしてくれたらあげますよ?wでも別にこのあと他のグループのライブ見に行くわけでもないし、特に急いでないからいいですよね?w』

 

と、全てを理解している目で言ってくる麗愛ちゃん。

推しメン、何もかもが流石である。

だがしかし僕にもプライドというものがある。

いくら推しメン相手といえども、いい大人がJK2に頭を下げるなどあってはならない。

僕はひとつ深呼吸をしてから、男として、いやヲタクとしての威厳を取り戻すべくこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、お願いします…そのチェキください…」

 

そもそもヲタクに威厳などなかった。

そうして平身低頭で懇願するゲバラを見て『ふふっw』と一度満足そうに笑ってからチェキを手渡してくれた麗愛ちゃん。結果的に天使。

 

それを受け取った瞬間「ありがとな」と一言残し、振り返った僕は再度一番地へ向かい全力疾走を始めた。

 

【1番地・虹のコンキスタドール(2回目)】 

舞台の前に着き、人混みをかき分けながら少し進んだところで聞こえてきたのは、僕がこの二日間ずっと待ち望んだあの曲だった。 

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再生時間調整済(超ドヤ顔)

 

ここまで再三触れてきた虹コンの新曲「ずっとサマーで恋してる」は、「THE☆有頂天サマー!!(2015)」「限りなく冒険に近いサマー(2016)」「キミは無邪気な夏の女王(2017)」の夏曲三部作に続くリスタートを込めた虹コンの新しい夏曲。

 

別々の3曲の歌詞内で1人の女の子の成長をストーリー調に紡ぐという、遊び心と意欲に溢れた堂々たる三部作の完結を経て、今年新たに作られた夏曲「ずっとサマーで恋してる」には、明るく前向きなタイトルの反面、どこかこれまでにない寂寥が滲む。

 

既に去った想い人をひきずる男に対し「いなくなったあの子より、今目の前にいる私を見て」と強く切なげに訴えるその歌詞は、約半年前、立て続けに主要メンバーの脱退があった今の虹コンとぴったり重なる。 

 

 

たとえ理想と違っても、それでも夏はやってくる。

過ぎた過去とまだ見ぬ未来。

どちらも等しく愛するために、

目の前の”今”を噛み締めながら、

”ずっとサマーで恋してる”。(ライターとかやってみたい)

 

はいっ。

 

とりあえずこの曲はサビでハートマサイ(※両手でハートを作りながらひたすらジャンプ)しておけば無限に楽しいのでフェスイベとかで見かけたらよければ加わってみてください。

 

(↑の動画にもあるとおり、集団のハートマサイを遠巻きに見ると鮭の遡上っぽくなってなかなかのキチっぷりがあり面白いです)

 

そんなこんなで、こうして最高の「ずっサマ」で横丁最後の虹コンを〆たゲバラ(△はイントロで下がって休憩に当てました)。

 

【AIS特典回(3回目)】

そして鳴り響く「三角形」こと「トライアングル・ドリーマー」をBGMに、推しメンの特典会締め挨拶を見守ろうと大急ぎでAISの特典会スペースへ再び走るゲバラ

 

「間に合ったぁ…!」

 

と、出入口から何の気なしに特典会スペースに再度入ろうとした瞬間、

 

『あ、お客様。再入場される場合は特典券をみせてください』

 

「え゛っ(汗)」

 

と、会場スタッフさんにやや強めに呼び止められた僕は先ほどと同じ声を発した。

 

ちなみに僕の特典券はさきほど推しメンとチェキを撮った際に全て消化してしまったので現状ゼロ。

見るとAIS始め知り合いのAISヲタ諸兄は僕の半径約10m先で楽しそうに締め挨拶を繰り広げている。

 

事情を説明するだけの語彙すら失い半泣きでスタッフさんを見つめてみたものの、『特典券がないと、この先にはお通しできませんね』の一点張り。

実によくできたスタッフさんだった(すすり泣)

 

そうして仕方なく僕は特典会エリアを囲む柵にもたれながら、目の前で楽しそうに締め挨拶で盛り上がるAISとAISヲタを見守った。

 

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※イメージ

 

続いてAIS特典会恒例のジャンケン大会(※景品はメンバーのサイン入りチェキ)も僕の視界の先で楽しそうに行われていた(もちろん僕は参加することができなかった)。

 

次いでメンバーとファン全員での記念撮影があった(もちろん僕は参加することができず指をくわえてみていた)

 

こうして最後にメンバーがファンへ挨拶をしてから深く一礼し、手を振りながら去っていった(距離があったため僕は一瞥もしてもらえなかった)

 

てか雑コラでもいいから集合写真に写りたかった(泣)

 

 

 

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※イメージ

 

【2番地・転校少女】


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横丁動画なかったので公式の以下略

 

バッタバタで終わった特典会の次は、最近AIS現場の知り合いが次々と陥落している塩川さんのいる転校少女を見に行った。

 

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転校少女*・塩川莉世(しおかわりせ)さん

 

失礼な話、最初は半ば知り合いの冷やかしで見に行ったものの、この日初お披露目の新曲「Girl's Time」が好みの曲調でかなり刺さった。

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そしてその塩川さんは個人としても夏の大一番に臨むそうなので、これを見て気になった方はぜひ応援してあげてください(僕はガチヲの知り合いが積んだプレイボーイを無限回収してプレイボーイ風呂に入ろうと思います)

 

 

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※イメージ 

 

【さいごに】

 

と、ここまで見て大方のお目当てを消化したのと二日連続のドンチャン騒ぎで心の千代の富士が「体力の限界…」しか言わなくなったため、少し早めに切り上げて撤収することと相成りました。

 

気付けば終始跳んだり病んだり走ったりで忙しかったけど、やっぱり今年のアイドル横丁もとにかく激烈に楽しかったです。

 

些細なことに引っかかってモチベがどうのこうのと要らないことを言うよりも、せっかく時間と金と体力を使って手に入れた今を、誰よりも全力で楽しむことが大切だと改めて教えてもらった気がします。

 

ありがとう横丁。

ありがとう横浜。

また来年もよろしくな。

 

 

あ、ちなみにこれまでさんざん言ってきたグラドル横丁なんですが、結論から言うと、今年は行かなかったです。

 

というのも、横丁前日に改めて出演者一覧を見た時に、やっぱりどうしても隈本さんがいなかったのが寂しかったんです。

 

初めてグラドル横丁に行った去年も結局隈本さんとしかチェキを撮っていないので、「前日の時点でここまでモチベの上がらない僕は、結局グラビアのヲタクではなく隈本さんのヲタクでしかなかったんだな」と、ネタブログの最後を飾るにはなんとも味気ない真面目な結論に辿り着きました。

 

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ここまでオッサンなりの照れ隠しで、くどいくらいに「グラビアグラビア」と言ってきましたが、その実僕が本当に見たかったのは水着なんかじゃなく、なによりも隈本さんの心からの笑顔だったのかもしれません。

 

それだけ自分は隈本さんの笑顔が大好きなんだと再確認することができたので、今年も横丁に来て本当に良かったです。

 

きっと次に特典会で話す時はまた照れ隠しで「ねぇTIFのグラビア企画には出ないの?w」みたいなことを言ってしまうかもしれませんが、なるべく出禁にはならないよう、セクハラ加減には充分気を付けようと思いますw

 

最後になりましたが、前・中・後編と、ここまで無駄に長いブログにお付き合いくださった皆さまに心より感謝いたします。

 

TIFや@JAMのレポ日記もそのうちのんびり書けたらなぁと思うので、その時はまたお時間の許す限りお付き合いいただければ幸いです。

 

それではここらへんで本当に終わります。

ありがとうございました!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【P.S】

 

 

 

 

 

 

 

すっごい大きかったです。

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桐山瑠衣さん

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ゆうみさん 

 

推しメンが髪切ってメンブレしたヲタクの話(後編)

◆前回までのあらすじ

(間が空きすぎて前編の内容忘れちゃった方は先にこちらをどうぞ) 

 

推しは心の日曜日、この日は愉快な金曜日。

いつも通りカールおじさん並のアホ面で口半開きのまま推し箱「AIS(アイス)」のshowroomを見ていると、突如ダイターンに髪を切った推しメンが画面に現れ謎の動揺のまま寝込んでしまってさぁ大変な限界ヲタク不肖ゲバラことワタクシ。

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他人事ならばどこまでも好き勝手言えるメンタル事故も、いざ自分の身に降りかかると何もできないのがヲタクの性。

 

某ワンダフルワールド入国の際に、糞事務所に謎の社民党カットを強いられたイメージフルーツ:グレープさんのヲタクの阿鼻叫喚ぶりが記憶に新しい。

 

弾ける若さはブドウ感。

やんなきゃよかった武〇館。かしこ。

 

◆3/17(土)

 

「今日が休みでよかった」

目覚めた直後にそう思った土曜の朝だった。

 

ぼんやりとした昨日の記憶にはまだ現実味がないながらも、幸運にもタイミングよく訪れた現場予定のないこの休日を使って、今の自分の素直な感情を整理しようと試みた。

 

◆この動揺は何なのか?

 

今思うとこの時の僕は、「なぜ今自分はこんなにモヤモヤしたまま気分が晴れないのか」について何ひとつ明確な回答を持ち合わせていなかった。

 

そもそも僕自身決して「ロング派」というわけではなかったし、「俺はコイツの長ェ髪が好きだったんだよ!」みたいなヤンキーチックなオラつき彼氏気質も微塵たりとも持ち合わせていない。

 

(じゃあなぜこんなに感情が不安定なまま堂々巡りを繰り返すのだろう?)とぼんやり考えていると、気付くと何もしないまま夜になっていた。

 

◆ひとまずの最適解

 

「知識や情報を手に入れやすい現代を生きる若者の弱点は、不安から思考ばかりを巡らせて行動を起こせない点だ」という指摘をかつて何かの本で読んだことがある。

 

 

なるほど確かにその通りだ。

頭でどれだけ考えたところで、いつの時代も事件とサークルモッシュは現場で起こるものである。

 

「足りない頭で変に悩むより、今は何も考えず直接本人に会いに行ってみよう」と、ひとまずの最適解にたどり着いたゲバラ

 

この日の翌日はちょうどAISのライブがあったので、(小難しいことを考えるのはいったん辞めて、頭カラッポのまま会いに行ってみよう)と考えた。

 

しかし、一つだけ大きな懸念があった。

 

◆二律背反

 

バカのくせに気取って難しい言葉を使って申し訳ない。

しかしこのパートは本当に僕の面倒臭さ爆発というか、謎持論のラッシュというか、とにかく全く小ボケを差し込む余裕も無いと思うのでそのつもりで読んで貰えたら幸いである。

 

いや、冷静に考えたらそもそも別にこんなブログを読む必要はないのだけれど、せっかくここまできたのだからよかったら地獄とピリオドの向こう側まで付き合ってくれたら更に幸いに思う。

 

話を戻そう。

髪を切った推しメン(※AISの橋本麗愛ちゃんのことです)との邂逅を翌日に控えた夜、僕の頭にはある大きな懸念が浮かんでいた。

 

「特典会で本人に『(この髪型)どうですか?』と聞かれたらどうしよう」

 

そう考えた瞬間、あることに気付いて頭を抱えてしまった。

僕の中で答えが見えなくなってしまったからだ。

 

というのも、この問いへの回答を想像した時に、自分の中にある2つの考えが正面衝突を起こしてしまった。

 

【その①】大好きな子に嘘をつきたくない

→そもそもの話として、『「かわいい」という言葉を何の考えも無しにリズムで使うようになったら終わり』というのが面倒な僕の自論の一つとしてあった。

 

おそらく現代で最も便利で、言えば全てを丸く収めてくれる魔法の言葉こと「かわいい」。

 

そんな「かわいい」を日常的に連発するドルヲタだからこそ『思考停止して単なるリズムだけで「かわいい」を言うようにはなりたくない』というある種の怖さのようなものを常々感じていたし、人の意見やその場の雰囲気に流されてではなく、ちゃんと自分の感性で判断した上で一回一回の「かわいい」を発信していきたいと思っていた。

 

今回のことでいうならば「年頃の美少女が意を決して長い髪を切ってボブにした」というシチュエーションだけで、端から見て既に「かわいい」と言ってしまいそうなものであるがゆえに、逆に僕はそこで条件反射的にリズムだけの「かわいい」を言うことに抵抗を覚えた。

 

他の子ならともかく、大好きな推しメン相手だからこそ、その場しのぎで軽く「かわいいよ」とか「似合ってるよ」なんて口が裂けても言いたくなかったのだ。

 

もし仮に麗愛ちゃん相手にそういった雑な褒め言葉を通してしまったら、今後の人生で自分が発する全ての「かわいいよ」と「似合ってる」が軽くなり、もう二度と自分で自分の言葉を信じることができなくなる気がして怖かった。

 

【その②】大好きな子を傷つけたくない

→ちょうど前日に上がったブログで本人も言っていたとおり、髪を切った推しメンに対して「かわいい」「似合ってる」以外の言葉を返す自分の姿が想像できなかった。

 

きっと問いかけた本人からすれば「即答で肯定する」以外の反応は全てNOと受け取るだろう。

 

勇気を出して髪を切って、ドキドキしながら自分のヲタクに感想を聞いたあげく、その反応が良くなかった時の推しメンの心情を想像すると、とても苦しくていたたまれなかった。

 

そんな風に推しメンを傷つけるようなヲタクは推しメンの前に一生現れないで欲しいし、そんな推しメンを傷つけるヲタクにこれから自分がなりかねないという事実がツラかった。

ameblo.jp

 

仮にどこかで素直に受け入れられない自分がいたとしても、笑顔で「かわいいよ」「似合ってるね」と嘘をつけるのが人並みの大人なのだろうな、ということは薄々自分でも分かっていた。

 

しかしそうしたセオリー通りの返答をする自分を頭でシュミレーションすればするほど、脳内にいる僕は推しメンの前で目を反らしたまま無言で硬直する以外の反応を取れずにいた。

 

麗愛ちゃんのことを大事に思っているように見せつつも、結局僕は小難しい理屈を振りかざしてただ自分を守りたいだけの子供でしかなかった。

 

◆ありふれた言葉

 

そんな事を考えながら、この夜僕はある曲を延々とループ再生して聞いていた。

 

 

 

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ありふれた嘘でもいい

その優しさに涙が出そう

すべては手に入れられないけど

進んで、進んでいこう

 

同じイントロとアウトロを何度も通り過ぎながら「本当の優しさって何なんだろうな」みたいな事を考えていたら、いつのまにか眠りにつき、何の変哲もない朝が訪れた。

 

 

◆3/18(日)

翌日、髪を切った麗愛ちゃんをライブ会場で直接見た時、僕は反射的に泣きそうになった。

動揺を見抜かれたくなくて、ライブ中は近くに来ても目を反らしたし、特典会中は遠巻きに見ていたし、麗愛ちゃんがチラシ配りで歩き回っていた時などは意図的に避けるように距離を取った。

 

改めて我ながら最悪だったと思う。 

 

 

結局この日は特典会にも参加しなかった。

ただ、髪を切った麗愛ちゃんを直接見たことで、これまでに感じていた寂しさや悲しさの正体がぼんやりと分かった気がした。

 

◆寂しさの正体

 

思えば自分が知ってからの麗愛ちゃんは、ずっと髪が長かった。

 

跳ねて喜んでいる時も、下唇を噛んで悔しがっている時も、泣いて悲しんでいる時も、その表情はずっと長い髪の下にあった。

 

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きっとそれを無意識に当たり前に思っていたからこそ、初めて髪を切った麗愛ちゃんを見た時、僕はそれまでの麗愛ちゃんとの時間が全部嘘だったんじゃないかと、不思議な悲しさを感じた。

 

当然、それまで行ったライブの感想ツイートや、各イベントで撮ったチェキも残っているので、それらの時間が確かにあったことについては今更疑いようがない。

 

それでもその所在が一瞬でも揺らいだように感じたのは、それらの時間が僕の中で、かけがえのない財産になっているからに違いなかった。

 

思えば麗愛ちゃんには色んな所に連れていって貰った。

元々インドア派なので、もし麗愛ちゃんに出会っていなければ行くことのなかったであろう街やライブハウス、降りることのなかったであろう駅がたくさんある。

 

広いステージや狭いステージ、混んでる日や空いてる日。

荒れたフロアや、逆に静か過ぎたフロア。

色んな会場でライブを見て、特典会に参加してきた。

 

「暑いね」

「寒いね」

「ブログ読んだよ」

「新衣装いいね」

 

色んな場所で数えきれないほどの話をしたけれど、不思議とその一つ一つが今でも鮮明に思い出せる。

 

会話が噛み合った日があれば、噛み合わなかった日もあったし、励ました日もあれば、逆に励まされた日もあった。

 

ただ一つ言えるのは、理由はどうあれ「今日麗愛ちゃんに会いに行ってよかったな」と思わなかった日は一日もなかったという事。

 

◆「変わっていく」ということ

 

そうした大切な思い出をたくさんくれた大好きな推しメンだからこそ、過去の思い出に浸ってこれからの変化を見ようとしないのはファンとして失礼だなと改めて感じたし、言い方を変えるなら、「そう感じることができた」のが嬉しかった。

 

思えば「人生において変わらないものなんてない」という事は、むしろドルヲタになってから強く意識するようになった。

 

好きだった人やグループが次々と表舞台を去り、自分の通う現場に新たに来てくれた人もいれば離れていった人もいたし、かく言う自分が離れる側になる事も数えきれない程あった。

 

時間が流れる限り、人は変わる。

 

そうして変わるのに伴って人の興味や好奇心も移っていくし、環境の変化で止む無く離れていってしまう気持ちもある。

 

だからこそ、今この瞬間に持続できている「好き」がどれだけ奇跡的なのかと改めて思う。

  

世の中に変わらないものなんてない。

むしろ、自分と推しメンの変化が同時に止まってしまった瞬間こそが、気持ちの離れるタイミングだとさえ思う。

 

変わっていく麗愛ちゃんを受け入れて、喜んであげられなかったのは、変われずにいる自分がその変化に取り残されつつあったからだとなんとなくわかった気がした。

 

本当に、何度鏡を見てもパッとしない平坦顔だったりとか、いつも開演時間ギリギリに着く無計画なとことか、大事なこと言うべき場面ほど照れ隠しでふざけたりとか…いつまで経っても変わらない自分のダサさにうんざりすることは多々あるけれど、変わっていく麗愛ちゃんの新しい良さを今後もたくさん見つけていけるように、ヲタクとして、僕もいい意味で少しずつでも変わっていきたいと改めて思うことができた。

 

(胸焼けする一人語りが続いたのでお口直しにベボベさん貼っときます)

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「変わり続ける君を、変わらず見ていたいよ」

 

◆3/20(火)なんてったってハロプロライブvol.21

 

こうして感情の散らかり具合が酷かった土日を経て、翌々日の火曜日はAIS初のなんハロライブがあった。

 

 

色々情けなさ過ぎた一昨日の自分に若干のトラウマもありつつも、AISとしては珍しい平日現場ということで、仕事を終えて急ぎ足で秋葉原に駆け付けた。

 

色々思考が整理できたからか、この日は登場からリラックスしながら麗愛ちゃんを見続けることができた。

 

そして特典会。

ぼんやりしてたら券枯れちゃってたけど、ヲタ友さんのご厚意で一枚譲って頂き、なんとかお見送り会に行けることに。

 

 

そうして蓋を開けたら、一昨日が嘘だったかのようにいつも通り麗愛ちゃんと喋ることができた。

 

 「あ、この前の特典会なんで来なかったんですか!?」

『えーいやなんか初めて生でショートカットの麗愛ちゃん見たら可愛すぎて照れちゃってさーw』

「そんな適当な事言って!」

 『いや、ほんとほんとw』

 

みたいな会話をしたと思う(おぼろげな記憶)

 

ただ、この日言った「かわいい」が適当に言ったものじゃなかったことだけは、今でもはっきり覚えています。

 

ちなみに麗愛ちゃんの数人前にいた島崎友莉亜ちゃん(※)とは、

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「あ、麗愛のショートかわいいですよ?w」

『いやその話題はねwちょっと真面目になっちゃうからさw』

「ふふっ!(嘲笑)」

『はははw(あん?)』

 

という煽られ事案が発生しました(友莉亜ヲタク責任取ってください)

 

ともあれ、こうして時間を置いて改めて振り返ってみて思ったのは「ヲタク、マジで限界だなぁ」ということでしたw

 

まぁでも、よくも悪くも全く感情が揺らがなくなったらそれはそれでヲタクとして終わりだなーとも思うので、今後も適度なライトさで柳の葉のようにヲタ活できたらと思います(当時色々心配してくださった皆さん、ご迷惑おかけしました)

 

「都合がイイね」ボタン1000回押したい

 

今後も変わり続ける尊い推しメンに負けないよう、自身の変化や素直な興味関心の移ろいに正直に生きつつ、時には推し増しも辞さない覚悟でラフかつ決死かつユルくやっていきたいと思います。

 

ここまでヲタクの地獄ポエム(夏)に付き合ってくださった心優しい暇人の皆さん、マジさんきゅな。

 

それではまた拗らせた時に会いましょう。

お粗末!

 

 

 

 

ホンマそれな

 

2018年アイドル横丁の思い出【中編】

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とってつけたような夏画像

 

 

【前回までのあらすじ】

 

全世界の夏モチベを司る「夏の推しメン(虹)」こと、虹コンの隈本さん(※画像)に日々ゾッコン胸キュンドキムネでオネツな限界ヲタク一年生ことゲバラ(死語デジャネイロ)

 

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虹のコンキスタドール・隈本さん(隈本茉莉奈さん)

 

しかし2日目のカレー並にしつこく「たのむ今年もグラドル横丁出てくれ…」とネットの海に叫び続けるも、特典会で本人から「今年は私グラドル横丁でないからw」と直接言われる始末。

 

あまりの悲しみに枕を濡らす切ない夜を超えること約数週間。

夏のドルヲタの開幕試合ことアイドル横丁夏祭りが今年もついにやってきた。

 

輝く日差しと青い海。

買い増すCD、溶かす券。

 

全ての答えは夏に聞け。

ヲタクと推しの明日はどっちだ。

 

 

 

 

 

 【やる気が出ない】

 

とは言ったもののやる気が出ない。

 

水着の推しメンと2チェキを撮る為だけにこの一年を生きてきた下世話なヲタクは、かの発言を受け一気に命の輝きを失っていた。

 

ここまで散々周囲のヲタ友に「グラドル横丁行かなきゃ夏が始まらないっすよ!(意訳)」みたいなこと言ってたくせに、ここにきてモチベの地底に叩き落とされた悲しき鳥アイコン。

 

もはや完全に横丁に対するモチベを失っていた。

 

 

 

 

とはいえせっかくなので形だけは整えようと推しメン(AIS)を意識した赤ランシューを買ってきてネットに上げちゃうカワイイところのあるツイ廃。

 

 

年に数回、フェスイベの時だけ全力のスポーティールックを固めるインドアヲタク。

「計画性ゼロのKSDDタイテを回すにはもう脚力しかない」と悟った数年前の夏が懐かしい。

 

 

これから一緒に夏を駆け抜ける相棒なので、ここはしっかり名前も付ける。

由来については分かる人だけ分かって欲しい。

 

 

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 【7/6(Fri) 23:41】

 

特にやる気はなかったが、豪雨の中、イベ前日の終電で横浜へ出発。

 

当日の始発で行くかギリギリまで迷った結果、割とトラウマになっている去年の悪夢が脳裏にちらつき、気付くとガラガラの終電に乗り込んでいた。

 

 【7/7(Sat) 1:15】

 

そうしてアイドル横丁の会場である赤レンガ倉庫最寄りの関内駅に着いたのが、日付変わって7/7の深夜1時頃。

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この日の主食となった氷砂糖と一緒にパチリ!(旅行雑誌風)

 

 

 

会場までの道の確認がてら、夜の横浜を氷砂糖と練り歩く。

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ギリギリまで設営してたスタッフの皆さんホントにお疲れさまです。 

 

会場までのだいたいの所要時間が分かったので、関内駅に戻って最寄りの漫画喫茶にチェックイン。

窮屈に仕切られた空間に秒でヲタクの不夜城を築く。

 

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その後マイタイテを少し見直してから、翌日に備えて早めの就寝(4時)。

我ながら色々と「大概にせーよ」という感じである。

 

【7/7(Sat) 9:45】

 

深い谷間と浅い睡眠。

寝る前に某水着MVをエンリピで見過ぎた結果、案の定のショートスリープと相成ったゲバラ

 

漫画喫茶を出た後は、数時間前に歩いた経路をたどり会場の赤レンガ倉庫まで移動。

現地で知り合いと合流し話しているとリストバンド交換の時間になり、スタッフさんの誘導に従い所定のスペースまで歩いた。

 

(去年は完全な無策で来てこのリスバン交換に散々泣かされたからな…今年は始発どころか終電で来たし、多少あっちの動きがモタついても全然”あのライブ”には間に合うぜ…フフフ…)と内心ニヤついてたものの、どうやら今年の横丁は去年の反省をしっかり生かしたらしく終始スムーズにリスバン交換が行われ、朝イチのライブが始まるかなり前にすんなり会場に入る事ができた(さすがだぜ横丁!)

 

でもそれだと俺がわざわざ終電で来た意味って…

 

 

【アイドル横丁2018開幕】

無事通し券を2日分の入場用リストバンドに交換できたゲバラ

睡眠時間など支払った代償はそれなりに大きかったが、さすがにそこは織り込み済み。

 

なぜならこの日一発目のライブを見れば、失ったすべての体力が全回復する確信があったからである。

 

(※以降は僕が見たライブをハイライト形式でどうぞ)

 

 

【3番地・水着コラボ】

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さすがにこれを見なければ夏が始まらない。

 

何を隠そう、この水着コラボを確実に見るためだけに終電に乗って貫禄の半前日入りを敢行したといっても過言ではないゲバラ

 

在宅の動画視聴では決して味わえない今年一番の「ライブ感」を、青空の下で全力で噛み締める。

 

水着コラボステージにご出演された皆さん、同じ時代に生まれてくれて、あの日僕に(水着で)出会ってくれて本当にありがとう。

 

【2番地・虹のコンキスタドール

当ブログで冒頭から散々話題に出していた虹コン。

 

しかしその虹コンをいきなりタイテ被りした水着コラボと天秤にかけ、挙句水着を取って最初の5分を干すという暴挙に出たゲバラ

 

しかし、そんな突飛な行動に出たのにも実は理由があった。

というのもこの日の朝のライブには、推しメンの隈本さんが不参加であることが事前に発表されていたのだ。

 

断じて推しメン以外に興味がないわけではないが、やはり夏の野外という最高のロケーションだからこそ、この完璧な風景に推しメンだけが欠けているという寂しさは想像以上だった。

 

水着コラボを見終えてすぐに移動して見たライブは当然楽しかったものの、やはりそこには言い表せぬ切なさが付きまとった。 

 

ライブが終わると、昨夜からの流れに少し疲れを感じた僕は、一度ライブペースを出て会場裏手の木陰に座り、休息を取った。

 

ライブの喧噪から少し離れると、脳裏に浮かぶのは隈本さんのことばかり。

一度心から好きなものを見つけると他が視界に入らなくなるのは僕の昔からの悪癖だった。

 

「せっかくの横丁なのに、このままだとあんまり楽しめないなぁ」

 

ぼんやりそう思いつつも、そんな自分の面倒な性格が、この日は不思議と嫌じゃなかった。

 

【2番地・CYNHN】

数分後、偶然ライブを見たCYNHN(スウィニー)の崎乃奏音(さきのそと)ちゃんで壮大に始まる。

声に出して読ませたい数行前。

メンコとヲタクの手のひらは返すためにある。

てかこの鼻筋、国宝か?

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青森在住のおばあちゃんっ子で演歌が好きな関係でソロパートに得意のこぶし歌唱が組み込まれている上に色白キレイなお姉さんルックながらあざといシチュエーション系ツイートもイケるクチでしかも自他共に認める微ポンコツって最高過ぎんか?(プロモーションツイート)

 

端的に言って可愛すぎてムリである。

この夏は奏音(そと)ちゃんと内内な関係になりたい。

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まぁゆうていくら始まったからって、「推しメン不在で寂しい」とか散々言いながら直後に他メンとチェキ撮るヲタクなんておらんやろな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ…///

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ちなみに内心(若干レギュきついな…)と思って事務所調べてみたら腑に落ちすぎて笑いました。

 

俺たちは、ディ〇ステージを卒業できない。

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【4番地・AIS】

その後は4番地へ移動してAISのライブへ。

セトリはこちら。

 

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この日初披露だった新曲はAeLL.さんの「Endless Summer」でした。

 

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地獄の根暗なのでタオル曲を聞くとアウェイな飲み会に来ちゃったみたいな気持ちになりますね。

ライブはとても楽しかったです(湘〇乃風を全曲聞いて出直してきます)

 

 

【1番地・ラストアイドルファミリー】

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完全なミーハー根性でLaLuceだけ見に行って「うわぁ~テレビで見る人達やぁ~」と口半開きで見ながらバンドワゴンを1サビ終わりぐらいまで聞いてました。

 

ちなみに僕は過去スーパーでアルバイトをしていた時、食品用のワゴン台車を使って先輩と瞬獄殺ごっこをしているところを店長に見つかってブチギレられたことがあります。

 

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【3番地・GANG PARADE

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僕自身WACKには全然詳しくなくて、各グループのメンバーの脱加入とかトレードについても全く把握できてない上に、そういう動きの持つ意味とか熱さについても全く理解できていないのですが、以前見た動画で、現状一人勝ち(に見える)のBiSHにライバル意識を剥き出しにしているギャンパレの姿を見て、単純に「今一番ドラマを持っているグループなのかな」と密かに気になっていました。

 

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冒頭1分半のMCで会場全体に火を点ける流れに鳥肌が立ちました。

 

MCの強さは独自性に比例すると思うので、「世界中でそのグループにしか言えない事をいかに自分の言葉で発信するか」が良し悪しの一つの基準になると感じます。

 

加えて、そういう独自性あるMCを作る事がそのまま自分たちの個性や強みや立ち位置を俯瞰で見る事に直結するので、その視点を持つこと自体が、会場の雰囲気づくりだけでなくライブにも生かされていくのかなと思います。

 

実際ギャンパレのライブは余裕や自信に満ちていてカッコよかったし、単純に楽しかったです。

 

あと「文系にも優しい正義のヤンキー」って感じがして好感持ちました(体育祭とかでクラスの団結感めっちゃ大事にする感じの)

機会あればまた見に行きたいと思います。

 

【1番地・東京パフォーマンスドール

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メンバー減員後のTPDをライブで見るのは初めてでした。

そして個人的に思う「好きなダンス三傑」の一人、橘二葉ちゃんが相変わらず可愛くてキレッキレで最高でした。

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TPDはメンバーの成長に伴って大きな路線変更をした印象だったのですが、この日一番盛り上がった(ように見えた)のがデビュー曲の「BRAND NEW STORY」だったので、今まで通り初期TPD曲や旧パフォーマンスドールの楽曲資産を歌い継ぐのも良いですが、それ以上に今のTPDを象徴する新しい代表曲が必要な時期なのかな、と門外漢ながら思いました。

 

【2番地・寺島由芙】

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アイドル界の1人サウンド・オブ・ミュージック、ゆっふぃー。

「サークルモッシュがダメなら音頭を踊ればいいじゃない」の精神で赤レンガ倉庫に巻き起こった、スローリーなファンの行進が印象的でした。

 

ここまで平和な雰囲気を作れるのは本人の人柄とファンとの信頼関係ありきだと感じたし、とても平和でいい景色を見せてもらいました。ありがたき。

 

【2番地・つりビット】

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2番地の動画なかったので1番地貼っときます。

 

ドの付く王道に見せて掘れば掘るほど玄人向けなイキフンを感じるつりビット。

Chuしたいのフリコピは世界一ヲタクに優しいな」とか思いながらライブみてました。

 

推し曲は釣り銭ムーチョとカツオの私服です。

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【AIS特典会】

つりビットを見終わって時計見たらちょうどAISの特典会が終わりそうなタイミングだったので「やっべぇ特典券が紙キレになっちまう」と全力のヲタクダッシュをキメて特典会場へ。

 

スタッフさんの「それではここでAISの特典会終わりにしま…」「ちょっと待ったー!!!」のタイミングでねるとんばりのカットインを見せるゲバラ

 

締め挨拶待ちのヲタさんからの大ブーイング(ネタ)を受けながら推しメン(※橋本麗愛ちゃんのことです)と青空チェキ。

 

普通に知り合いが写り込んできて2ショが集合チェキになる辺りがお祭り感あってよかった。

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【3番地・CY8ER

ここで身体に限界を感じ、このままだとガラスの肘が爆発する可能性があったので再度ガッツリ休憩をとってからCY8ERへ。

ヲタク、タイテ組む時に疲労と空腹の概念を失念しがち。

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あいかわらずりなはむ社長が近未来のSF巫女っぽくて神々しかった。

やみぃさんお美しいしはくちゅーむは鉄板で湧けるし信頼しかない。

 

【特典会・AISつりぼり横丁】

次いでAISのつりぼり横丁へ。

時間内なら自主的に剥がれるまで実質1Kで好きなメンと話し放題という異次元のレギュに沸き立つヲタ友さん方の姿が微笑ましかったです。

 

 

そしていつも特典会の時に「今日は事故った」と言う知り合いに『今日どうでしたか?』と聞いたらやっぱり「今日は事故った」と言っていたので『あ、これ会話時間の問題とかじゃねぇんだな』と思いました(日記)

 

そしてやっぱり推しメンは可愛かったです(全てを丸く収めるフレーズ)

 

【3番地・あゆみくりかまき

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あゆくまさんは東京の現場が少ないので、こういうフェスイベとかでしか見る機会に恵まれませんがライブ熱いしヲタさん達の雰囲気いいし何より本人たちが楽しそうに歌ってくれるので大好きなグループの一つです。

 

ちょっとバンドに近いノリでいい意味で敷居低くて、古参も新規も分け隔てなく楽しめる器の大きいライブを魅せてくれる印象です。鮭鮭鮭!

 

【2番地・マジカルパンチライン

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また2番地のライブなかったので1番地の動画貼っときます

 

この時の2番地のセトリが、

01.私が私を燃やす理由

02.手のひらがえし

03.Never Ending Punchiline

 だったと思うんですが、正直言って「コレ運営正気か?」と思いました。

 

有料スペース内の中心にあって最も通りすがりの一見さんに訴求できる2番地でなんでこんな応用編みたいなセトリ組んでるんだろうと純粋に疑問に感じました。

 

このセトリ群の曲聞かせるのはもっと名刺代わりの曲聞いて貰って基本的なカラーを知ってもらってから「実はこんな一面もあるんです」的に後乗せしていけばいいんじゃないかと思いました。

 

賛否分かれる意見でしょうが、新体制になって「脱・魔法」化したというか、もともとビジュアルレベルの高いメンバー陣の今まで見られなかったいい意味で人間臭い部分が見えてきたいい時期にあると思うので、そんなグループのモチベーションをもっと的確に生かせるセトリがあったんじゃないかなぁ…と、またも門外漢ながらひっかかってしまいました。 

 

楽曲は粒揃いだしこんな所で終わるグループではないと思ってるのでTIFとかでも時間合えば積極的に見にいきたいです。

 

【2番地・AIS】

この日最後のAISのライブ。

 

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つい先日初披露した今夏の新・必殺技「サマーライオン」。

 

同アイドルからの複数回目となるカバー曲は、それだけグループへの解釈が深まっている分、曲の強みを理解して自身に落とし込むまでのスピードが速いなと感じた。

 

そこからAIS初期にカバーしたBerryz工房 マジグッドチャンスサマー、中期にカバーした乙女新党のお受験ロッケンロールという流れは、決して平坦じゃなかったこれまでの蓄積を感じて見ていて心強かった。

 

【3番地・uijin】

 

個人的なこの日の優勝ライブでした。

 

1曲目のten-ageから本当に楽しかったし、セツナメモリアル001と更にギア上げてからfutureで締める流れが尺の短さ感じさせないくらい全部乗せで豪華過ぎたし、ブチ上がりからのエモっていう野外フェスに求めるものが全て凝縮されているように思えて完璧でした。

 

uijinは両日参加ながら7、8日ともに1ステージだけの出演だったので、そういう意味でも「この一発で決める」という覚悟が違っていたのかなとも思います。

 

あとありぃくんのMCは本当に惹き込まれるし心臓から直で言葉吐き出してるような感じが大好き。

 

まぁ散々細かい理屈グチャグチャ並べたけど、一番伝えたいのはホントに楽しかったってことです。uijinありがとう!

 

【1番地・フィロソフィーのダンス

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1番地に対する気負いが全く見えなかったフィロのス。

 

個人的にフィロのスのライブの一番凄い所は「仲間はずれを作らない」事だと思っているんですが、この横丁一番地の大舞台でもその強みは健在で、老若男女誰でも楽しめる音楽を地蔵でもフリコピでも聞く人個々人のスタイルで皆が思い思いに楽しめる理想の空間を、誰より自分達が楽しみながら作り上げちゃう辺りが反則級に無敵だなと思いました。

 

 

どんなに時代が複雑化して趣味や音楽のジャンルが細分化されても、「楽しい」だけは永遠の共通言語で在り続けると確信させてくれる何かを感じました。

 

【3番地・虹のコンキスタドール

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この日2回目の虹コン。

待ちに待った推しメン・隈本さんの合流にヲタクは登場SEの段階で正直少し泣いてました。

 

 

 

普段は斜に構えて滅多にコールとかしないサイレント地蔵ヲタクの僕なんですが、この時は自然と口から波動砲出るんじゃねぇの?ってくらい声出たので、いま振り返ってみても推しメンの合流がめちゃくちゃ嬉しかったんだと思います。

 

ただ隈本さんとでんぱ兼任の根本凪ちゃんを含めたフルメンバーでの新曲「ずっとサマーで恋してる」を見られなかったことだけがこの日の心残りだったので、その分は期待を込めて翌8日に持ち越しということになりました。

 

こうしてライブが終わる頃には無事限界の極みに達したゲバラ

 

知り合いのAISヲタクに「なんで隈本さんってあんなに可愛いんですかね?」と謎のマジ相談を持ち掛け「知らねえよw」で一蹴される始末。

 

再度会場を出て裏手の木陰に座り休みながら、

 

「今日は本当に楽しかったし、最後にちゃんと隈本さんを見られて本当によかった。もう今日のライブはこれでいいや…というか、変にこれ以上他のグループのライブを見て記憶を更新せず、あの最高の隈本さんの笑顔を胸に刻んだまま横丁一日目を終えよう」

 

そうぼんやり考えながら、ゆっくり沈んでいく夕焼けを遠巻きに見送った。

 

 

【3番地・純情のアフィリア

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数分後、ニーハイ・エゴイストのイントロが聞こえた瞬間に気付くと僕は走り出していた。

メンコとヲタクの手のひらは以下略。

 

千代丸ちゃん作詞の非ハローつんく曲こと「ニーハイ・エゴイスト」は当時の僕がアフィリアにハマるキッカケになった曲なので初めて生で聞けて感慨深かった。

 

あと月曜日の大人たちを元気にする魔法を使えるマホさんが個人的に大好きです。

 

このアフィリアのライブを見てゲバラの一日目アイドル横丁は本当に終了となりました。

 

 

はぁ…ロゼ様元気かなぁ…。

 

 

【後編につづく】

 

「どうせ勢いで前編書いて全然つづき書かねぇいつものパターンだろ?」と思っていた皆さん、意外と早めにつづき書いて偉くないですか?褒めてください。褒めてほめて褒めちぎってください(承認欲求)

 

といううわけで、僕の横丁1日目はこんな感じでした。

このブログキッカケで新たに興味出たグループとか見つけてもらえたら「書いた甲斐あったなー」と嬉しくなるので皆さんよければ色々と調べてみてください。

 

さぁ残すは横丁2日目の後編のみ。

推しグループAISの要注目メン、関澤朋花ちゃんも自作動画の週3定期投稿を宣言したということで、ヲタクも負けじと頑張ってブログ書けたらなーと思います。

 

 

 

あとここまで勢いだけで書いてきたので、もし誤字と誤情報とかあったらそっとこちら(@Aruiteru_4329)まで教えてくださるとありがたいです(他力本願)

 

それでは、ここまで駄文長文にお付き合いくださりありがとうございました。

後編につづく!!!(書ければね!!!)

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2018年アイドル横丁の思い出【前編】

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とってつけたような夏画像

 

【ここまでのあらすじ】

 

感情が高まりすぎて非科学的に爆発した2017年アイドル横丁の夏。

 

その思い出をふとした気まぐれと直近のリリイベ接触での推しメンとの話題づくりの為だけに突如ブログの形で書き上げてTLにドロップした健気すぎて泣けてくるヲタクことゲバラ

 

筆者の低い人望の割に地味に伸びるブログのビュー数。

イカやそうめんよりやっぱりアクセス数が美味しいネト廃の夏。

 

そうして青天井に昇っていく夏へのモチベ…と思いきや、浮かれるゲバラに降りかかったまさかの事態。

 

 

 

ゲバラの夏モチベの97%を占める虹の推しメンこと隈本さんから直接言い渡された絶望の現実。

しかしヲタクの心とクルトガはそう簡単には折れない。

粘ってなんとか『ホントは出るよ』の一言を引き出そうと試みるも、

 

 

これである。

端的に言って明日が見えない。

 

以前のブログ(※)であそこまで大風呂敷広げておいて、そもそも今年は推しメンが約束のグラビア横丁に出ることすらないという事実が、ただでさえ陰鬱なヲタクの猫背を更に丸くさせた。

 

sesshokujiko.hatenablog.com

 

止まらない絶望。

終わらない月光(エンリピ)。

織り交ぜる防人。

トリは女尾崎。

 

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こうやって無駄に動画ベタベタ貼るから長文に相まって更に接続重くなって読む人の不快指数上げるんだろね、分かってるならそんな無駄なことせずもっとスタイリッシュにネタブログ書けよって感じだよね、分かってる…よく分かってる…でもできなぁぁあいっっっ!!!!(←これ言いたかっただけ)

 

 

そんなこんなでSASUKE2ndステージ終盤の謎のハイハイ歩きぐらい落ち着きのないゲバラの感情が更に落ち着く間もなく訪れた別箱の推しメンの生誕イベント。

 

生誕なのにヲタクを泣かせる要素が一切なかった辺りに流石のネットコンテンツ系アイドルぶりを感じて信頼しかなかった。

 

しかも年に一度の生誕イベなのに、他メンが次々と笑いのゾーンに入って神ボケを連発し続け、主役の輝きをゴリゴリ喰われる流れになるも、「一歩引いて全体を見られる不動のリーダー」感をそこに見てヲタクは誇らしかったぞ推しメン(ムリに美談でまとめんな)。

 

あと歌よかったぞ!(とってつけたような感想)

 

ともあれ、誕生日おめでとう推しメン!

今後もポジティブ陰キャ同士、末永くネット経由で仲良くしてくれよな。

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ちなみにこの生誕イベのあとはヲタク仲間で飲みに行ったのですが、乾杯の音頭で『今年の夏はAISで色んなグループを喰ってやりましょう!!(覇気)』みたいなことを言った数時間後に上がったこのMVで見事に自分が喰われてしまいました()。

落ち着く前にオチが付いてしまったね(上手くねぇぞ)

 

 

 

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地震・雷・火事・水着。

推しグループの水着MVと5枚揃ったエ〇ソディアは出た瞬間に勝利が決まる無敵のカード。

 

かくして数時間前の生誕の余韻を秒で吹き飛ばし、『推しメン(虹)ちゅきぃ…///』以外の言葉を発せなくなる惨いまでの無語彙ぶりを露呈した限界ヲタク(初夏)。

 

去年は予科生だった関係で見切れ出演しかなかった推しメンが、正規メンになった今年はAメロ1番から堂々とソロカットで出ている上に「ケツどアップ→指クルクル→水パッシャ~ン♪(0:36~)」のめくり3段が見事にキまり秒でピヨる鳥アイコン。

心はすっかりいいケツ・夢気分である。

 

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そして仮にもタイトルに「2018年アイドル横丁の思い出~」と謳っておきながら、これだけ文量書いてきて話がまだアイドル横丁に及んでいないの冷静に考えてヤバくないですか?

 

まぁ乗りかけた船だと思って引き続き可能な限りお付き合いいただきたいのですが、ここで話を本題に戻します。

 

確かに↑の水着MVの到着によりモチベはEX昇竜拳レベルで上がったものの、肝心のグラドル横丁(※なんぞそれ?って人はググるこのブログを読んでね)にはやはり推しメンが出ないようである。

 

しかも公式の案内見るとシレっと値上げ(1K→2K)までされている始末。

 

こうして相次いで届く悲報の嵐を前に、前前前世からグラドルグラドル言っていた筆者の悲しみがいかほどであったかはだいたいのバイブスで伝わることであろう(伝われ)。

 

 

かくして複雑に入り混じった感情を胸についに迎えたアイドル横丁当日。

 

果たしてゲバラは夏に爪痕を残せたのか。

新たな出会いはあったのか。

推しメンとのエモ事案は起きたのか。

そして、あれだけ言ってたグラドル横丁には結局行ったのか。

 

すべての答えは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後編につづくッ!!!!(書けたらね!!!!)

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【AISヲタクインタビュー④】「関澤朋花」編・みつなりさん

まえがき

も~っと!アイドルの魅力はヲタクに聞け!

 

ピーリカピリララこんばんは、ゲバラです。

ってなわけで始まりましたAISヲタクインタビュー企画第4回!

 

遅筆で飽き性の筆者が見切り発車で始めた当シリーズも、ついに折り返しとなる第4回に漕ぎつけました。

 

不定期すぎる更新ながらここまで続けてこれたのも、毎回長い長いと言いつつちゃんと読んでくださり、感想など暖かいお言葉をかけてくださる皆さんのおかげです。

今後も長い長いと言いながら引き続きお付き合いいただけましたら幸いです。

 

ちなみに第3回となった前回は、Bigな愛とWackな癖でお馴染みのまっくさん(@DFMACF)にお話を伺った「朝熊萌ちゃん編」をお届けしました。

 

インタビュー中に感極まってヲタク2人でスタバで泣くという珍事にも見舞われつつなんとか完成の日の目を見た萌ちゃん編なのですが、手前味噌ながらエモさとヤバさの二重奏な良いブログが仕上がったのでないでしょうか。

 

そしてなにより、インタビューを受けてくださったまっくさんとこれを機に仲良くなれた事が個人的にとても嬉しかったです。

 

ただ僕が一度その気になれば、スタバで推しメンの話をしながら涙するまっくさんのインタビュー音源を指先一つでどこでもすぐ爆音で流せるので、僕たちが既に生物的なヒエラルキーとして全く別のステージにいるということだけはしっかり理解した上で今後の僕への対応や言葉遣いをよくよく考えて欲しいなと思うばかりです。

 

さて、これ以上この小ネタを引っ張ると夜道の背後が怖いので真面目な話に移りますが、どちらかというと「点」ではなく「線」として、長い期間をかけて徐々に好意を固めていかれたまっくさんのお話は、その時々の萌ちゃんとご本人の変化を並行して追えるとても興味深いものでした。

 

改めて良いお話をたくさん聞かせてくださりありがとうございました。

でもスタバで泣いた件は一生イジります(真顔)

 

それでは、相変わらず前置き長くなりましたが、早速今回の内容紹介といきましょう。

 

本日の主役は毒舌おっとりカントリー・関澤朋花ちゃん。

インタビューを受けてくださったのは「みつなりさん(@nkl_rune)」です。

 

山形県在住の遠征ヲタクであるみつなりさん。

同じ東北出身者として、福島県出身の朋花ちゃんにどう惹かれていったのか、またどういう時に推している事への幸せを感じるか等々お話を伺いました。

 

それでは恒例となりました簡単な紹介文から始まります。

お時間許す限りごゆるりとお付き合いください。

 

 

AIS・関澤朋花ちゃんの紹介

AIS・関澤朋花ちゃん(16)

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 福島県出身で自称「田舎っ子」の朋花ちゃん。

あだ名は「もかちゃん」「とんちゃん」「ともちゃん」等々。

 

性格はマイペースのおっとり系で、絵を描いたり動画の編集をしたりと、クリエイティブな才覚を発揮してグループの魅力を発信するAISの宣伝隊長。

 

元々引っ込み思案で内向的だったため、AISの前身に当たる「アイドルネッサンス候補生」時代は誰よりも口数が少なかったようだが、最近ではメンバーに対しちらほら毒舌的な一面も見せるなど、少し不器用でちょっぴり独特な愛情表現が見られるようになってきた。

 

そして時折見せる演技力にも通ずる情感あふれるパフォーマンスは、まるで絵画に陰影を付けるように、AISのライブに目に見えない感性を添える。

 

グループ結成から約2年が経った今も「歌・ダンス・表現力・トーク力…etc」と、全てにおいて今後の伸び方が全く読めない、どこまても未知数な魅力の持ち主である。

 

 

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インタビュー本編

 

  2018年4月某日。

都内某所のマク某ナルドにてみつなりさんと待ち合わせた。

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とりあえず所持品を全て出させる取調べスタイルのインタビュアー(※個々のアイテムについては後述)

 

  それでは、今日はよろしくお願いします。

 

みつなりさん「はい、よろしくお願いします!」

 

ドルヲタになったキッカケ

  ではまず最初に、みつなりさんがドルヲタになったキッカケについて教えてください。

 

「自分は元々アイドルとかは全く知らなかったんですけど、ちょっと仕事で悩んでる時期になんとなくネットで動画を見てて、偶然エビ中が出た回のダウンタウンDXの動画を見たんです。そしたらエビ中が本当に面白くて。まぁMC2人の回し方が上手いってのもあったと思うんですけど、とにかくそれで『こいつら何だ?w』と思って、そこから少しずつエビ中のMVとかを見るようになって、徐々にアイドルに興味を持ち始めていったのが最初ですね」

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  それでは、初めて行ったアイドル現場はどこのグループでしたか?

 

「これは『いぎなり東北産』ですね。たしか2016年の2月14日で、場所は仙台の桜井薬局センターホール(※現在は「仙台セントラルホール」に改称)ですね。仙台は学生時代に少し住んでたりもしたので、特に抵抗なくフラっと行けました。」

 

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他に通ってる現場

 

  ちなみに、今ってAIS以外だとどんな現場に通ってますか?

 

「AIS以外だと、まずエビ中は今だに推しの生誕には行ってますね。あとはさっき言った『いぎなり東北産』と、他には『parfait』とか『notall』とか、それに『PassCode』とかも行きますね。」

 

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  なるほど。AISとはまた毛色が違う所が多いですね。激しいノリのライブとかもあまり抵抗はないんですか?

 

「そうですね。モッシュ・ダイブ・リフトとかある現場も普通に行きますし、特に抵抗とかはないですね。自分が元々バンドのライブとかもちょくちょく行ってたからっていうのもあると思います。」

 

  なるほど。ちなみにバンドだとどういうグループのライブに行ってたんですか?

 

 

「バンドだと『N'夙川BOYS』とか

東京カランコロン』とか、

あとは『RIP SLYME』とかも行ってましたね」

 

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AISを知ったキッカケ

  それでは次なんですが、お話を聞く限り割とスタダ一色だったところから、どういうキッカケでAISを知ったんでしょうか?

 

「これはまず『いぎなり東北産』ヲタの友達がアイドルネッサンスにハマったんですよ。それで、その友達に「いっしょに見ようぜ」って誘われたのがキッカケで、2016年に初めてルネを見たんです。その時にルネが『二人のアカボシ』をやったんですよ。アカボシは元々大好きな曲だったので初めて聞いた時に「マジか…!」と思ってwそこからまずルネにハマったんですよね」

 

  「二人のアカボシ」はホントにいいですよね。あとキンモクセイだと「車線変更25時」もいいですよねぇ。遠巻きに見る工場の風景を歌うっていうw

 

「そうそうw」

 

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  すいません、話を戻します笑。それでまずアイドルネッサンスを知ってから、AISにはどのようにたどり着いたんでしょうか?

 

「しばらくしてお台場でやったルネのワンマンの『迸るネッサンス‼』を見に行ったんですけど、その日にオープニングアクトとしてAISが出ていて、そこで初めてAISをちゃんと見て認識したって感じですね。で、その次にアイドルネッサンスとAISの全員が出た、クリスマスの『スマイルネッサンス』を見に行ったんです。そこでなんとなく1人1人の個性とかが掴めてきて、年明けにはAISの定期公演に通うようになったんです。まぁ最初のキッカケは『AISはルネのやってないチェキ会もやってるのか。じゃあ茉凜ちゃんもいるし、なんとなく撮りに行ってみようかな』ぐらいの軽い気持ちだったと思います。そこから朋花ちゃんを推すようになって、あの子を好きになるのと平行してグループ自体もどんどん好きになっていった感じですね。」

 

朋花ちゃんを好きになるまで

 

気になり始めたキッカケ

 

  それでは次なんですが、朋花ちゃんを推そうと決めるまでにはどういった経緯があったのでしょうか?

 

「えっと、AISを初めてちゃんと見た『迸る~』では、オープニングアクトの出演だけだったんで、ライブは見れても個人のキャラクターとかは全然分からなかったんですよ。で、さっきも言ったとおり、その次にクリスマスの『スマイルネッサンス』を見た時に、朋花ちゃんが福島県出身ってことを初めて知ったんです。自分も出身が山形なので、東北っていう括りで見れば一応同郷ってことで、そこから少しずつ気になって、(応援したいな)と思うようになっていきましたね。」

 

  なるほど。ちなみに同じAISの橋本麗愛ちゃんも福島県出身ですが、それでも朋花ちゃんだけにピンポイントでビビっときたのには何か理由があると思いますか?

 

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AISリーダー・橋本麗愛(はしもとれな)ちゃん。

朋花ちゃんと同じく福島県出身。

 

「う~ん…なんでしょうね、単純にタイプだったんですかね笑(無邪気)」

 

  なるほど、それ言われたら何も言い返せないですね(引笑)

(※注)インタビュアーは麗愛ちゃん推しです

 

  まぁ橋本麗愛ちゃんに関しては、デビュー前から大規模なコスプレイベント等にも行っていたそうなので、どちらかというとより都会慣れしていない雰囲気のあった朋花ちゃんに同郷感を感じたのかもしれませんね(必死のフォロー)

 

「あぁ、そうかもしれないですね(無邪気)」

 

(※注)みつなりさんはやや天然です 

 

明確に好きになるまで

 

  では次なんですが、こうして「同郷」というキッカケから少しずつ気になっていった朋花ちゃんが、みつなりさんの中で明確な『推し』になるまでにはどういった経緯があったんですか?

 

「たしか当時、自分がまだあまりライブとかも見てない時期に、CDでAIS版の『キャプテンは君だ』を聞いたんですよ。で、途中であるパートを聞いた時に『うわ、すごい良い歌を歌う子がいるな』って思ったんです。もちろん当時は声の判別とかもついてなかったし、歌割りも覚えていないので本当に歌声だけで惹かれたんです。で、気になってあとでYoutube動画を見て照らし合わせてみたら、その声の主が前から気になってた朋花ちゃんだったんです。そこから本格的に好きになっていった感じですね」

 

  歌声から推しが定まるパターンって珍しいですね。ちなみに気になったパートというのはどこでしょうか?

 

「1番Aメロの『天気予報ぜったいじゃない 誰も悪くない』の所ですね。特に『わぁーるくな~"(ぁ)"い~』って感じで、合間にちっちゃい『”ぁ”』が入る感じが好きなんですよ。音源だとはっきり聞こえると思うんですけど。で、あとはこの曲だけじゃないんですが、母音が『あ』の音で伸ばす時の歌声がホントにキレイだと思うんですよね。」 

 

  そうですね。朋花ちゃんは本当に聞いてて心地いいキレイな声してますし、歌声も飛行機雲みたく伸びやかで聞き入っちゃいますよね。

 

「そうなんですよ。とにかく伸びやかで、聞いてて気持ちいいんですよね。」

 

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上記パートは(00:42~) 

 

朋花ちゃんのここを見てくれ!

 

  さっきの質問と若干重複するんですが、みつなりさんから見た『朋花ちゃんのここを見てくれ!』ってポイントってどこですか?

 

「そうですね、さっきも言った通り『あ』の音で伸ばす歌声が凄い良いなと思うのと、単純に声がいいなと思いますね。あと、これは今まで上手く出せなかった部分がやっと開花してきたと思うんですけど、朋花ちゃんってMCというか、喋りが良いんですよ。っていうのも、前にあの子が編集した舞台裏動画で『AISの基地を紹介します』っていうやつがあったんです。まぁ内容はただ休憩中のメンバーの様子を面白おかしく紹介するだけなんですが、その中で朋花ちゃんの他の子に対する扱いが雑というか、結構ズケズケ言うんですよw個人的にアイドルグループって、メンバー同士が多少無遠慮に物を言える関係でいて欲しいというか、それくらい仲良くいて欲しいんですよね。たとえばももクロとかだと『ブス』とか普通に言いますしw当然グループによってコンセプトとかカラーもあるので、そこまでいかないにしても、たまにお互いに冗談で悪口を言い合えるくらいには仲良くいて欲しいんです。なので、そういう雰囲気を作り出せる今の朋花ちゃんの喋りはかなり好きですね。」

 

 

   それはありますね。逆にグループのメンバー同士がいつも褒め合ってるのは少しわざとらしいというか、見ててちょっと不自然ですもんね。多少は信頼感ありきのイジりイジられがあった方が端から見てて安心できますよね。

 

「そうなんですよね。しかも朋花ちゃんに関しては最初からそういう事を言うタイプじゃなかったというか、初期はむしろグループの中で一番口数が少なかったらしいので、そういう子が今あれだけ他のメンバーに好き勝手言えるようになったと思うと『ちゃんと信頼関係できたんだな』と、見てて嬉しくなりますね。」

 

  そうですね。どんなに推しメンが好きでも、グループの雰囲気が悪いと安心して応援できないですもんね。ちなみに他には何かありますか?

 

「さっきも言いましたが、動画の編集はどんどん上手くなっていて凄いなと思いますね。企画力も編集力も日に日に上がって、いよいよユーチューバーみたいになっててwあとこれは単に技術に限った話じゃないんですが、そうやって自分なりに考えて、人に届く伝え方を工夫できる所が良いなと思いますね。それと、これはあくまで推測なんですが、朋花ちゃんって”自分が中心になり過ぎない”ように考えているように見えるんですよね。メンバーがカメラを回す舞台裏動画とかでも、いつも進んで撮る側に回って、楽しそうに茶々入れながらも他の子の魅力をすごく引き出してるんです。本人がどこまで考えてやってるのかは分かりませんけどwアイドルネッサンスの解散ライブ当日に上がった動画でもそういう様子が映ってるんですが、僕のルネッサンスでの推しメンのゆめか(※野本ゆめか)を、『しょうがないから撮ってあげるよ』って言いながら、最後に素晴らしい表情で映してくれたのが他でもない朋花ちゃんだったので、それが本当に嬉しかったというか、やっぱり日も日だったので、すごく感動しちゃったんですよね。」

 

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上記シーンは(0:50~) 

 

 

  自分が目立つだけじゃなく、一歩引いて人の魅力を引き出すことは決して誰でも出来る事じゃないですよね。

 

「そうですね。そうやってちゃんと周りが見えてて奥ゆかしい所がいいなと思うんですよね。あと、そういう『人の魅力を引き出せる』って意味では、あの子の生誕イベントが特に象徴的だった気がします。」

 

生誕イベントについて

  生誕イベントですか。具体的にどんなところが象徴的だったのでしょうか?

 

「イベントではまず最初に『メンバー間の意識調査』ってことで、主役の子が他の6人の事をどう思っているかを紙に書いて、1人ずつ発表していくトークコーナーがあったんです。で、この企画ってこれまで他の子の生誕でも恒例としてやってきたものだったので、事前にだいたいどんな雰囲気になるかは知ってたんです。でも、朋花ちゃん生誕の時だけ他の子の時と大きく違っていたのが、発表を通して主役の自分が目立つんじゃなく、逆に他の6人を目立たせて、魅力をどんどん掘り下げてたんですよ。それもよくある分かりやすい褒め口調じゃなくて、イジり的な笑える毒舌で1人1人の意外な一面を暴露していったんです。そうやって終始ほぼ一人で喋って爆笑を取りながらも、話の内容的にはひたすら周りを立ててたんですよね。もしかしたらあの子自身が輪の中心にいるのが苦手なだけなのかもしれないですけど、トーク中は朋花ちゃん推しじゃないヲタクの人とかもすごく楽しそうで。あの日の朋花ちゃんはフリートークも滑り知らずだったし、ホント無敵でしたねw」

 

  同じ企画でも主役の子のカラーで雰囲気って変わりますもんね。それに、そういう笑える毒舌を言える人って、相手のイジれる箇所をよく見てますよね。そういう深い観察って興味や好意のある相手にしかできないと思うので、一見ただの憎まれ口に見えても、メンバーへの愛の裏返しだと思うとすごく可愛らしいですよね。

 

「そうなんですよね。まぁ冷静に考えると性格いいのか悪いのか分からないですけどw」

 

  まぁまぁwちなみに、他に生誕イベント関連で印象に残っていることはありますか?

 

「そうですね。これは単純に自分が嬉しかった話なんですけど、トークコーナーの後に、事前に朋花ちゃんのご家族にお話を聞いた、あの子に関するアンケートの内容を当てるクイズ企画があったんです。で、その中で『お母さんが、朋花ちゃんがAISに入って成長したなと思った事はなんでしょう?』っていう問題があったんです。それを聞いた会場はメンバー・お客さん含め結構ザワザワしていて『え、何?』『歌かな?』『ダンスでしょ』『いやMCじゃない?』とか色々言ってたんですが、僕はその問題を聞いた瞬間に一発で答えが分かったんですよ。で、舞台上を見てたら朋花ちゃん自身もすぐ分かったみたいで、迷わず手元のホワイトボードに答えを書いてたんです。」

 

  なるほど。おそらく会場で2人だけが、そのクイズの答えを一発で分かった訳ですね。ちなみに正解は何だったんですか?

 

「『東京の電車の乗り継ぎに詳しくなった』です。」

 

  あぁ、なるほど。

 

「たぶん『AISになってから成長したことは?』って問題を聞いた時に、関東の人とかだと『グループ活動を通して成長した事だろう』と無意識に考えちゃうんでしょうけど、地方から出てくる遠征民としては、グループ活動以前に『現地までの移動』っていうハードルが1つ多いんですよね。実際自分も初めて東京に出てきた時は色々分からなくて不安だったんですが、そこから徐々に慣れてきて、今日も乗り換えアプリを使わずに合流の駅に着けたんです。そう考えると自分と同じく朋花ちゃんも、右も左も分からず不安だった所から、少しずつ乗り換えを覚えていったんだろうなと思ったし、そういう地方出身者ならではの視点を共有できていたのがかなり嬉しかったんですよね。」

 

  それは嬉しいですね。やっぱり推しメンと自分に共通点がある喜びって、好意を支える柱になる気がしますよね。

 

「そうなんですよね。ちなみにあの問題は同じ福島出身の麗愛ちゃんも外してましたからねw(無邪気)」

 

  あはは、そうでしたね(真顔)

(※注)インタビュアーは麗愛ちゃん推しです

(※注)みつなりさんはやや天然です

 

 

 「推しててよかった!」と思った瞬間 

  次なんですが、「朋花ちゃんを推しててよかった!」と思った事や、応援していく中で嬉しかったエピソードがあれば教えてください。 

 

「嬉しかったことですか。まぁ最近でいうとやっぱり『パンピナッ!』ですかね。」

 

 

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3/24に初披露された「パンピナッ!(Prizmmy☆)」は、朋花ちゃんがアイドルになったキッカケの曲。

小さい頃から大好きだった憧れの曲をAISとして歌えることになり、初披露の際は歌いながら嬉し涙を流した。

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  そうですよね。普段あまり喜怒哀楽を表に出さない朋花ちゃんが、客前であそこまで感情を爆発させたのってとても珍しいことだと思うんですが、こういった「パンピナッ!」にまつわる一連の出来事についてどう思いますか?

 

「そうですね。まぁまず単純なファン目線でいうなら『やっとご褒美きたのかな』って思いましたね。っていうのも、朋花ちゃんってこれまでハモりやダンスとかで全体的にグループを支える役を多く任されてきた割には、あまり個人で目立てる箇所が多くなかったように思うんです。『こいしょ!』のラップとかを除くと意外と見せ場少ないなって。それでも歌やダンスだけじゃなく、他の子メインでメンバー動画を編集して上げたり、縁の下からひたむきにグループを支えてきた姿を見てきたので、ここでようやく本人のストーリー込みのメイン曲を貰えたのが最高のご褒美というか、これまでの事が報われた気がして、ファンとして純粋に嬉しかったです。」

 

  そうですね。決して担当パートが少ない訳じゃないんですが、すごくいい歌を聞かせてくれる割には、これまで個人として強く目立てる箇所はあまり多くなかった印象ですよね。

 

「はい。一番目立てる「こいしょ!」以外だと、「それだけなんだけど」は割と良い歌割りを貰っている気がするんですが、パートがシンプルなリレー方式なので結局『みんなの歌』みたいになっちゃったり…。でも、朋花ちゃん個人としてはいつだって本当に良い歌を歌ってると思うんですよ。「faraway」の2番のAメロとかもすごく安定してるんですよね。」

 

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上記シーンは(2:05~)

  

  ちなみに、他に嬉しかったエピソードってありますか?

 

「エピソードって訳じゃないんですけど、最近特典会で朋花ちゃんとチェキを撮る人が増えたんですよ。自分が通い始めた頃は、いつも自分入れて2~3人とかだったんですけど、最近あの子人気になっちゃってw」

 

  なるほど、やっぱりそれは嬉しいんですか?

 

「いや~もうめっちゃ嬉しいですよ!!この話は前に本人にも伝えたんですけど、その時は『そうですね、一回も呼ばれない日とかもあったので』と言われてしまって。朋花ちゃん自身あまり顔には出さないまでも、そういう個別での人気に悩んでた時期もあったのかなって。まぁその時期はまだ自分もAISに来ていなかったので何ともいえませんが。とにかくそういう過去を経ての今があるので、少しずつ朋花ちゃんの魅力がたくさんの人に伝わってるのが分かって、本当に嬉しいです!」

 

メンバーカラーについて

 

  朋花ちゃんのメンバーカラーについてどう思いますか?

 

「そうですね。ピンク…ですもんねwまぁ自分がよく見てきたスタダとかだと、ピンクって本当に『ザ・アイドル』みたいな子がなるんですよ。あーりん、ゆずぽん、みれいちゃんに…さくちゃんとか、とにかく一番『女の子女の子してる子』がなるんですよね」

 

  そういう見方で見ると朋花ちゃんは…(笑)

 

「まぁ全然そういう感じではないですねw少なくともそういうぶりっ子な感じではないと思いますwどっちかというとサバサバ系ですし、今までにないピンクだとは思いますね。」

 

今後の朋花ちゃんに求めること

 

続けて欲しい

 

  次なんですが、ファンとして今後の朋花ちゃんに求めることってありますか?

 

「これはまず単純に『アイドルを続けてほしい』ってことですね。」

 

  ファンとして、それが最小で最大の願いですよね。

 

「そうですね。これに関しては、前に宮本茉凜ちゃんとの”二者面談”みたいな動画が上がった時に、会話の中で『高校に上がったら(アイドルと勉強の)両立が厳しいかもしれないから~』みたいな話をしていたのが印象的で。当然あの子の人生はあの子のものですし、いつまでもアイドルでいるのは無理だと分かってるんですが、とりあえず今は、アイドルを続けていて欲しいですね。」

 

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  ファン目線からはついつい忘れがちですが、きっと売れることや有名になることと同じくらい『アイドルを続ける事』自体が大変な事ですもんね。

 

「ですね。きっと本人の意思だけじゃなく家族とか学校とか、そういう周りのサポートもあってのことだと思うので、そう考えるとあの子が今日もアイドルを続けていてくれることが本当にありがたく感じますね。」 

 

  ファンとして、そういう気持ちは常に忘れずいたいですよね。

 

一歩前に出てほしい

 

  それでは、他にはなにかありますか?たとえばさっきもお話しましたが、MCについてとか。

 

「あぁ、MCかぁ…そうですね。まぁこれに関しては本当に”強いて言えば”なんですが、さっきも言いましたがやっぱり朋花ちゃんって、実はフリーだとすごい喋れるんで、そういう良い部分をもっと出して欲しいって意味では、ライブ中のMCでもっと前に出て欲しいですね。っていうのも、正直AISってMCが弱点だと思うんです。前にハコムス(※ハコイリムスメ)とやったツーマンの時とか、全体MCで完全に喰われてたんで。現状だと安定して喋れるのが舞優ちゃんと星来ちゃんだと思うんですが、その他の子がちょっと大人しすぎる気がするんです。まぁ陽日ちゃんは今のままでいいと思いますけどw」

 

  ハコムスはポニョちゃん(※我妻桃実ちゃん)が本当に凄かったですからね。『陽日ちゃんはそのままでイイ説』には完全同意ですw

 

「ですよねwで、やっぱり朋花ちゃんって、さっきも言った『イジり』みたいなやや失礼な事を、『言っていい相手かどうか』のチェックがすごい慎重だと思うんです。あの子も当然無差別に毒を吐いているわけじゃなくて、メンバーはもちろんファンに対しても、『この人には何をどこまで言っていいのかな?』ってちゃんと前もって考えてると思うんです。だけど、逆にそのチェックが慎重になりすぎた結果、初対面のアイドルさんとなかなか仲良くなれなかったりとか、それこそAIS以外のアイドルが舞台にいる時のMCで前に出れなかったりすると思うんです。もちろんその気持ちはすごいよく分かるんですが、それでもやっぱり朋花ちゃんは面白いので、まぁ自分みたいな一ヲタクが何言ってんだって感じなんですが、勇気をもって一歩前に出てくれたら嬉しいですね。」

 

  そうですね。MCは定型がない上に無音の中でグループをアピールできるので、上手く喋れればかなりのチャンスになりますもんね。

 

「いや~にしても我ながら謎に上から目線な事言っちゃって、今になって恥ずかしくなってきましたねw」

 

  いいものを持っていると思うからこそですもんね。決して上からではない応援感情として、その温度感はよく分かりますよ。そのうちももクロみたいにメンバーに『ブス』くらい言ってくれますよw

 

「いやwAISのカラー的に『ブス』はダメじゃないっすかねw」

 

宝物チェキ

 

1.5ショット&ガチ恋チェキ

  それでは次に、宝物にしている朋花ちゃんとのチェキがあれば見せてください。

 

「チェキだと、個人的に気に入ってるのはここらへんですね。」

 

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  なんていうか、ご自身の見切れ方が上手いですねw1ショットでも2ショットでもない、『1.5ショットチェキ』みたいな。

 

「これは特にこの写り方にこだわりがある訳じゃなくて、単純に自分が朋花ちゃんと見つめ合いたいと思ったところから自然とこの構図になったんですよね。隣同士だと見つめ合えないじゃないですか。」

 

  なるほど。みつなりさんってなんというかこう…サラっと攻めますよねw

 

「えw何がですか?w」

 

  いや、僕の知り合いにも冗談っぽくわざと恋人っぽい構図でアイドルと2ショットを撮りたがる人とかいるんですよwで、その人達の何が一番面白いって、自分からそういう『ガチ恋チェキ』を仕掛けにいって、なんなら『メンバーを照れさせてやろうw』みたいな悪だくみ顔で特典会行く人に限って、結局いざ撮る際に至近距離の推しメンにガチ照れして返り討ちに遭うんですよw自分から不意打ちしかけて逆に瞬殺みたいなwでもみつなりさんのこのチェキはそういう『仕掛けてやろう感』もなければ、返り討ちに遭って自滅ガチ照れしてる感じもないので、なんかこう…さりげなくめっちゃ攻めてますよねw

 

「まぁ確かにAIS現場はそういう『返り討ちヲタク』が多い気がしますねw話聞きながら思い当たる顔が何個もありましたw」

 

  いや~、にしてもホントさりげなく攻めてますよねwしかも他のヲタクみたいに返り討ちにあって照れたり病んだりしてる気配もないし。さっきも言った通り、チェキのスタイルがボクシングでいう大振りパンチなヲタクは結構よく見るんですが、みつなりさんは一発の重さはそのままに、モーション小さくてタイミング読みづらい感じがあります。

 

「いや、これチェキの話ですよね?w」

 

ゲヘヘっ♪

 

  ごめんなさい、つい熱く語ってしまいましたwそれでは気を取り直して宝物チェキをお願いします。

 

「あんまり順位とかは付けられないですけど、強いて言うならこれですかね。」

 

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  これもお二人とも良い表情ですね。ちなみに、あえてこのチェキを選んだ理由ってなんだったんですか?

 

「このチェキは4月の定期公演の時に撮ったんですけど、この時僕は卒業シーズンに絡めて『第二ボタンをねだってる風』の構図をお願いしたんです。そしたらこのチェキが撮れたんですが、個人的にこの朋花ちゃんの表情が大好きなんです。なんかこう…『ゲヘヘっ♪』って聞こえてきませんか?w」

 

  たしかにw言われてみるとそうとしか見えなくなりますねw

 

「この『ゲヘヘっ♪』っていうちょっと生意気な笑顔がすごく好きなんですよね!『欲しいでゲス~♪』みたいなw個人的にちょうどこの頃から打ち解けてきたってのもあって、写りの良さももちろんですが、思い出込みですごく大切なチェキになりましたね」

 

朋花ちゃんと打ち解けるまで

 

  ちなみに、朋花ちゃんと打ち解けるまでって、やっぱり大変でしたか?

 

「正直大変でしたねwなかなか生意気になってくれなくてwまぁ決して話してて失礼に感じることはないんですけど、とにかく懐に入れないというか、当初はそういうガードの堅さみたいなものを強く感じてました。最初はお見送り会もなかなか会話が噛み合わずに苦労しましたね。」

 

  なるほど。しかしそこで『じゃあ最初から仲良く喋れる他の子を推そう』という気にはならなかったんですか?だいたいのヲタクは第一印象でガードの堅さとか、相性としての『喋りづらさ』みたいなものを感じるとどこかで線を引くというか、『この子とはほどほどの距離感でいいかな』と考える気がするんですけど、当時のみつなりさんは朋花ちゃんに対してそこで全く挫けなかったんですか?

 

「そうですね。たぶん基本的に推し変とかそういうのが頭の中に無いってのが大きいと思いますね。後からより好きな物が出てきても、『推し増し』しかしたことないので。だから朋花ちゃんに関しても、一度気になってからは『なんとか仲良くなりたい』とずっと思ってました。その分ようやく特典会で会話が弾むようになった時とか、あっちから話を振ってくれるようになった時は本当に嬉しかったですね。このチェキはちょうどそういう時期に撮ったもので、もしかしたらこの『ゲヘヘ顔』も、仲良くなる前だったら撮れてなかったのかなと思うので、そういう仲良くなり始めた頃の幸せな気持ちを思い出せるっていう意味でも、このチェキは本当に宝物ですね。」

 

  チェキは一瞬一瞬のその時を切り取るものなので、推しメンと仲良くなるまでの過程を見直せるのが良いですし、こういうターニングポイントになった時の思い出はずっと大事にとっておきたいですよね。改めて素敵なお話をありがとうございます。

 

自作アイテム見せてください

 

  次なんですが、みつなりさんが自作されたAISの非公式グッズがあるということで、そちらを見せてもらえますか?

 

「はい。といっても最近はあまり作ってないですし、今日は二個しか持ってきてないんですよね。まぁ、まずこれがフィギュアプレートです。」

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「次にこれが缶バッジです」

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  カワイイですねw

 

「この缶バッジなんですが、どうしても欲しくて自分で作ったんですけど、ちょうどこれが完成した直後に公式が缶バッジ作ったんですよwしかも期間限定でやっていた特典会の『あっちむいてホイ会』の、負けた時に貰える景品だったんですwこっちはそれが欲しくて必死に作ったのに参加賞かよ!みたいなw」

 

  それはタイミング悪かったですね(笑)でも僕もたまに作るので分かるんですが、自作アイテムって見た目が不格好でも愛着湧くからいいですよね。また何か作られた際はぜひ見せてください!

 

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AISで一番好きな曲

 

  次に、AISで一番好きな曲ってなんですか?

 

「前に楽曲ソートもやったんですが、やっぱり一番好きなのは『キャプテンは君だ』でしたね。さっきも言ったとおり、朋花ちゃんを推すキッカケになった曲なので、そういう思い出補正込みで大好きな曲です。」

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「ちなみに2位が『お受験ロックンロール』で、3位が『ナビが壊れた王子様(LOVE CHANCE)』ですね。ただやっぱり自分の中ではキャプテン~が圧倒的ですね」

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今後AISにカバーして欲しい曲

 

  次なんですが、みつなりさんがAISにカバーして欲しい曲ってなんですか?

 

「これは一時期CMソングで流行った『キグルミ』っていうグループで2曲あるんですが、まず一つが『くるっと・まわって・いっかいてん』っていう曲ですね。」

 

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  いいとこ突きますねぇw

 

「やっぱり朋花ちゃんの愛称が『くるくる少女』なので、そこに引っかけてやってもらえたら嬉しいですね。曲も今までAISのレパートリーにはないトリッキーな感じで幅が広がると思うので。あとは同じくキグルミが歌っている洋楽の日本語カバーで『ダンシングシスター』を聞きたいですね」

 

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  上手くハーモニーが合わさると聞いていて心地よさそうな曲ですね。他にはありますか?

 

「あとは、『カバーできるのは既に解散しているグループの楽曲』というルール的に実現の可能性は0なんですが、『こういう路線の曲が聞きたい』って例で挙げるなら、こぶしファクトリーの『チョット愚直に!猪突猛進』ですね。」

 

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AISの魅力とは

 

  最後の質問です。ズバリ『AISの魅力』って何だと思いますか?

 

「まず、パっと見がスッキリしてるのがいいなと思いますね。コンセプトカラーが白で統一されてるし、衣装も猫耳とかフリルとかでゴテゴテしてなくて、見た感じの第一印象がスタイリッシュでいいなと思いますね。メンバー個々人も変なキャラ付けみたいなゴテゴテ感がなく自然体なのが好きですね。あとは、ちゃんと正面から取り組んでる上で、歌が良いところが好きですね。」

 

  たしかに歌に関しては、技術不足を目立たせない為にセリフやコールを多用するような、細かいギミックで誤魔化してるグループとかもありますからね。そういう意味では、決して近道をせず真摯に歌に取り組んでる印象を受けるのが良いですよね。

 

「そうですね。前に音響トラブルで途中からアカペラになった時のライブなんて、逆に綺麗なコーラスが目立って凄い良かったのが印象的でしたね。」

 

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ルネなき後のAISについて

  ちなみに先日解散した先輩グループ『アイドルネッサンス』なき後のAISについてはどう思いますか?

 

「率直に言って、本人達からしたら相当キツイと思いますね。仮にAISが無名事務所に所属している数あるアイドルグループのうちの一つとかなら、別に背負う物なんてほとんど無いと思うんですよ。ただ実際はSMA(※ソニー・ミュージックアーティスツ)っていうデカイ看板を背負っていて、しかもあの『アイドルネッサンス』の唯一の妹分な訳じゃないですか。なのでルネが解散した今、『あのアイドルネッサンスの妹分』っていうキャッチコピーが使えなくなったと同時に、高いハードルだけが残った気がするんですよね。それに、もし同系列内にたくさんのグループを抱えている大所帯事務所うちの一つであれば、こう言ってしまうのもアレですが、仮にどこかのグループが解散したとしても、まだカラーの近い他グループでフォローに入るような事は出来ると思うんです。でもSMAの場合、ルネが解散した今、AISが唯一の所属グループになる訳じゃないですか。そういう現状を考えると、無駄に大きいバックボーンを背負った割に、今の状況に目新しいメリットがほとんどないというか、追い風が無さ過ぎてホントに今の本人たちがキツイと思うんですよね。」

 

  そうですね。いなくなって初めてその大きさを知ったというか、改めてすごい先輩グループだったんだなと思いますね。

 

「そうですね。あと僕は基本的に、ルネは全員がキン肉マンでいう超人で、対するAISはジェロニモ集団だと思うんですよ。」

 

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ジェロニモ…「キン肉マン」シリーズに登場するキャラクター。元は超人に憧れるだけの人間の青年だったが、超人にも負けない不屈の精神力とたゆまぬ努力により己を鍛え続け、最終的に本当の超人となる。

作者のゆでたまごいわく、「僕も超人になりたい」という読者の声に応えるべく、「努力すれば人間でも超人に勝てる」という物語を描きたかったため登場させたキャラクターとのこと。

 

「AISは良くも悪くも最初からブッ飛んでる子っていなくて、どちらかというとこれまでの蓄積で闘っていると思うんです。だからといって決してルネが努力してこなかったという訳ではないんですが、元から持っていた物の差を埋めようとしたら、AISはルネの2倍や3倍は努力しないと追いつかないのかなとは思いますね。」

 

  そうですね。また結成後の進み方を見てもルネに対してAISは泥臭いですもんね。まぁアイドル業界全体の景気というか、その時々の時代感といってはそれまでですが。

 

「そうですね。ただ、元がジェロニモ集団な分、『成長を見せられる』っていう部分に関してはルネよりAISに分がありますし、そうやって成長していく中で出てくる個々人の個性や色を尊重してくれるグループだと思うんですよね。朋花ちゃんで言うなら動画編集や漫画とか、そういうメンバーそれぞれが好きな物とか、それを通して培っていく感性を否定しない土壌があることはAISの強みだと思いますね。イメージカラーも白ですし、そういう無限の可能性というか、ありのままの変化を楽しませてくれるのがAISの良い所だと思います。」

 

 最後に一言

 

 

   それでは、最後に一言あればご自由にどうぞ。

 

「とりあえず早く福島でライブをして欲しいですね。朋花ちゃんの凱旋ライブを是非お願いします!その時は関東住みの人達にオレの普段の交通費分はチェキ積んで欲しいですね()」

 

  なるほどw「関東民やる気出せ」とw

 

「そうですねwちなみに今回に関しては往復の新幹線代と宿代合わせてだいたい3万とかなので、関東のヲタクには3Kのサインチェキを僕より10枚多く撮ってほしいですね()」

 

  みつなりさん目が笑ってないんですがw一見ほんわか系に見せといて実は言うこと言う隠れ毒舌なのは推しメンと一緒ですね。やっぱり「推しはヲタクの鏡」っていうくらいですから、どこかしら自分に似てる子を推すのかもしれませんねw

 

「それはあるかもしれませんねwただ真面目な話をすると、自分はこれから家業の農家が忙しくなる関係で、上半期で現場に来れるのは今日(※インタビュー日:4/14)がラストなんですよね。次回はおそらく秋口頃まで現場に来れないので。やっぱり夏フェスとか、そういう勝負の時期とか大事なライブをリアルタイムで共有できないっていうのは本当に悔しいし、一人だけ置いて行かれたような疎外感があるんですけど、その分約半年後に大きく成長した朋花ちゃんに再会できるのを楽しみに、この時期を耐え抜きたいと思います。なので今AISの現場に行ってる人達には、自分の分までAISを応援してあげて欲しいし、自分の分までライブを楽しんで欲しいです。ついでに言うなら、(オレの毎回の交通費分くらいは多めに)積んで欲しいっていう、若干の皮肉を込めつつ言いたいのが『関東民やる気出せ(笑)』ってことですねw」

 

  肝に銘じて留守を預からせていただきますw本日はありがとうございました。

 

「ありがとうございました!」

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